ロビーやカフェが香港の歴史博物館に!?写真撮影も楽しめる、ユニークなコンセプトが注目の新しいホテルです。
こんにちは、香港ナビです。九龍の佐敦といえば、『男人街』と呼ばれるナイトマーケットが有名な廟街を始め、安くおいしいと地元で評判のレストランが集まる通りが続く下町感覚が溢れるエリアです。ですから、そこにあるホテルもどちらかというとデザインやコンセプトよりも、リーズナブルで庶民的なホテルがほとんどです。そんな中、今回ご紹介する新しいホテル『マデラ・ホンコン(木的地酒店/Madera Hong Kong)』は、ちょっと違ったコンセプトのブティック・ホテルです。『温故知新』の精神を忘れず、古さと新しさをコラボさせたユニークなホテルアンデス。百聞は一見にしかず。早速、ご覧いただきましょう。
ユニークなコンセプトのホテル
ホテルは、中心の繁華街『ネイザンロード』から少し入ったところにあり、ロケーションの便利さからみると、とても静かです。隣接したビルは、サービスアパートになっていて、カフェ部分でつながっていて共有している形になります。2012年3月26日にオープンしたこのホテルのポイントは、中国語名を見るとわかります?『木的地酒店』つまり、木をふんだんに使った室内のインテリアデザインが特徴なのです。スペインの有名デザイナーが、このホテルのためにデザインしたロビーや共有の設備フロアやスタジオルームは、ユニークでモダンな発想と自然のナチュラル感がミックス&マッチの妙をかもし出す、まさにブティックホテルといったところ。また、周辺の雰囲気を大切にした昔懐かしい風景の写真をロビーの壁一面に使用したり、50,60年代の町並みや家の光景を再現する博物館があったりと、ただ宿泊するだけにとどまらず、思わず見学にいってしまいたくなるホテルなのです。
自然をイメージしたロビー
|
|
天井が高くて、ゆったり
|
カラフルなブタのオブジェは、募金箱
|
|
昔懐かしい佐敦周辺の様子
|
ロビーに、博物館!?
ロビーの奥には、香港のオールディズを体験できる博物館のようなエリアがあります。この部分は、宿泊していない方でも見学が可能でので、ぜひ見学に来てください。写真撮影ももちろんOKですよ。50,60年代の香港の下町、佐敦界隈の雰囲気を堪能することができます。
タイムスリップして50,60年代へ
|
|
当時使用されていたものばかり
|
壁一面に張られた、LPレコードのジャケット
|
|
自動車や、町並みも再現
|
客室情報
客室の総数は、88室で、スーペリアルーム(ダブル&ツイン)、マデラ・スタジオルーム、ペントハウスルームなどに分かれています。客室階は、5階から29階で、客室は1フロアに大体4,5室あります。マデラ・スタジオルーム以上は、スペイン人デザイナーによるインテリアデザインで、フロアや客室内にもふんだんに木が使用されています。スーペリアルームは、香港人デザイナーによってデザインされていて、それぞれに異なるカラーをポイントにしたおしゃれな演出が特徴です。
スーペリアルーム(ツイン&ダブル)
一番多いスーペリアタイプは、73室あり、ツインベッド、ダブルベッドのどちらのタイプもあります。香港人デザイナーによる都会的なインテリアデザインで、緑、オレンジ、青、紫、赤の5つのカラーを各部屋のポイントカラーにしているところが特徴です。クッションや室内の絵画などにそれぞれのテーマカラーが使用されていて、その統一感がシンプルな落ち着きとファッショナブルなテイストの両方をうまくかもし出しています。ポイントカラーが違うだけで、ずいぶん印象が違うものなんですね。
ツインベッドタイプの部屋は、エキストラベッドを使用することはできませんので、ご了承ください。
バスルームには、バスタブがあります。シャワーも兼用で、ほかにシャワーブースはありません。でも、お風呂に入る習慣の日本人には、バスタブがあるという方がありがたいですよね。全体的にも広々としていて、使いやすいバスルームです。
部屋からの眺めは、周りのビルを見るシティービューになっています。
インターネット情報
ケーブル、ワイヤレス、WIFI接続とも可能で、無料となっています。ケーブルはありませんので、自分で持参してください。
マデラ・スタジオルーム拝見
フロアの壁も木の照明で演出
スペイン人デザイナーによって、インテリアデザインされたお部屋を見せていただきました。このホテル全体のコンセプトである木をいたるところに使った客室は、都会の中心にいながらにしてリゾート地にやってきたようなリラックス感を与えてくれます。タイから取り寄せたわらの靴や、木製のしゃもじ等を壁に貼ってインテリアにしたユニークな発想と、クローゼットのドアや床もすべて木製で、まさしく木に囲まれた大自然の中のゆったり感を満喫できます。また、単に自然を強調しただけでなく、ビビッドなカラーをポイントにすることで、おしゃれなテイストもプラス!自宅でもまねしたいデザインのお手本みたいなお部屋です。
その他の設備
ジムルーム 3F 6:00-23:00
ここにも、スペイン人デザイナーのコンセプトがいっぱい溢れています。普段はマシーンに囲まれた、なんとなく無機質なイメージが強いジムルームですが、木に囲まれ、壁に施されたユニークなスナップに思わず笑ってしまいます。この部屋なら、ちょっとぐらいきつい運動でも続けられそう。宿泊客は、無料で使用できます。
視聴覚室
3F 6:00-23:00
なんと、3Dも対応できるプライベートな視聴覚室があります。完全防音ですから、カラオケDVDで盛り上がってもOK!DVDの貸し出しはありませんが、お土産に買ったDVDを見るなんていいじゃないですか?1回2時間までがの貸切が規定です。ロビーで予約してください。
Cafe 1997
3F 6:30-20:30
隣接するサービスアパートメントとつながっている3階のドアを追ったんでると、目の前にオープンテラスがあります。その奥にスタバ風のセルフサービスのカフェがあります。「えっ、これだけ?」と思うなかれ!実は、このカフェの特徴は、さらに店内の奥に進まなければ分からないんです!
なぜ『Cafe1997』という名前なのかという謎まで解けてしまう店内。実は、1997年に返還される前のイギリス植民地時代のイギリス風雰囲気をテーマにしているんです。家具や絵画、じゅうたん等すべて英国調で、植民地時代の写真や記録が伺われる展示もあります。さらに奥の部屋には、大きなテーブルがあって、会議やちょっとしたパーティーにもぴったり。なんと、ここを借り切って結婚式を挙げたカップルもいるそうですよ!このカフェは、宿泊客じゃなくても利用できるので、ぜひ足を運んでみてください。
いかがでしたか?お部屋もコージーでおしゃれな上に、ホテル内に香港の歴史を感じさせるたくさんの展示もあって、写真撮影も楽しめちゃいますよね。ぜひ、次回の香港旅行で利用してみてください。以上香港ナビがお伝えいたしました。