乾物屋通り

海味街(ホイ・メイ・ガイ)

閉店・移転、情報の修正などの報告

投稿者:鯨丸通信社

口コミ掲示板[乾物屋通り]残部の魚体は「海洋」に投棄されます?

2006-08-23
 現在「世界有数」の「フカヒレ」生産地の「気仙沼」港では、近
海の「マグロ延縄漁」で、マグロ漁の餌に食らい付いて「混獲」さ
れたサメが一端「水揚げ」され、「競り」にかけられます。   
                              
 現地や、最近では労賃の安い「中国本土」で「一時加工」され、
仲買人を経て「世界市場」(香港や、シンガポールなど)に流通、
この際「ヒレ」部位以外の魚肉も、「すり身」の原料はもとより、
最近では「学校給食」にも活用されてきていると伝え聞いておりま
す。

 アジアの各海で「サメ延縄漁業」、「サメ刺し網漁業」で専業に
漁獲されたものは「華人商人」の手を経て「ヒレ」部位は「世界市
場」に、魚肉は「塩干物」に加工され大陸内部に供給されます。
 一方、遠洋の「マグロ延縄漁」で「混獲」された「サメ」は、た
ちまち「ヒレ」を切り取られ、残部の魚体は「海洋」に投棄されま
す。この「遺棄」される「サメ魚肉」の総量の正確な統計はありま
せんが、わが国の「マグロの漁獲高」の「2割」は越すものと見られ
ているそうです。

 以前、なんかの「本」で、「不漁」続きの「マグロ船」で、時に
「サメ」が上がると、ヒレ部位を切り取った後、魚体それ自体は
「撲殺」するという記述が・・・・長期にわたる「マグロ船」の
「乗組員」の心の置き所、「サメ」の運命の過酷さに胸ふさがる思
いがしたことを、今思い出しました。
 様々な過程を経て「上環」の「海味街(ホイ・メイ・ガイ)」に
集められたフカヒレは、全世界に「再輸出」されていくそうです。
                              
                              
                              
                              
                              
                              
                              
                             

  
訪問日:2006/08/23