香港故宮博物館

Hong Kong Palace Museum香港故宮博物館

閉店・移転、情報の修正などの報告

香港の芸術部のハブである西九文化区(WKCD)。そこにある博物館の1つで、国宝級の文物が多数展示されている

みなさんこんにちは、香港ナビです。香港は今、世界のアートのハブの1つになろうと頑張っています。2022年7月に完成した「香港故宮文化博物館(Hong Kong Palace Museum HKPM)」は、それを具現化し、かつ中国の国宝級のコレクションを見ることができる新しい博物館です。

故宮文化博物館への行き方

行き方ですが、地下鉄(MTR)の九龍駅に到着したらC出口と掲げられている看板を探してください。その横にショッピングモールの圓方(Elements)へのエスカーターがあるので、それに乗り、上がっていきます。その後、モールの左奥の方に進みます。ずっと進んでいくと右手にThree Sixtyというスーパーがみえるのでそちらに向かいます。それを通り過ぎていくと、右手にガラス張りのミニバスの入口が見えます。エスカレーターを下りたら左に74、74Sと書かれたミニバスバス停があるのでそこでバスが来るのを待ちます。どちらのバスでもいいので、来たら乗車してください。料金は4ドルです。そして「西九文化区」で下車して下さい。すると正面に文化博物館の建物が見えます。左手に入口に向かうエスカレーターがあるので上ります。あがり切れば、そこは博物館前の広場になっているので、あとは博物館に向かってください。
地下鉄(MTR)の九龍駅に到着したらC出口と掲げられている看板を探す。

地下鉄(MTR)の九龍駅に到着したらC出口と掲げられている看板を探す。

その横にショッピングモールの圓方(Elements)へのエスカーターがあるので、それに乗り、上がっていきます。

その横にショッピングモールの圓方(Elements)へのエスカーターがあるので、それに乗り、上がっていきます。

上がりきったら、モールの左奥の方に進みます。

上がりきったら、モールの左奥の方に進みます。

ずっと進んでいくと右手にThree Sixtyというスーパーがみえるのでそちらに向かいます。

ずっと進んでいくと右手にThree Sixtyというスーパーがみえるのでそちらに向かいます。

それを通り過ぎていくと、右手にガラス張りのミニバスの入口が見えます。

それを通り過ぎていくと、右手にガラス張りのミニバスの入口が見えます。

エスカレーターを下ります

エスカレーターを下ります

下りたら左に74、74Sと書かれたミニバスバス停があるのでそこでバスが来るのを待ちます。どちらのバスでもいいので、来たら乗車してください。

下りたら左に74、74Sと書かれたミニバスバス停があるのでそこでバスが来るのを待ちます。どちらのバスでもいいので、来たら乗車してください。

「西九文化区」で下車して下さい。

「西九文化区」で下車して下さい。

正面に文化博物館の建物が見えます。左手に入口に向かいます。

正面に文化博物館の建物が見えます。左手に入口に向かいます。

エスカレーターがあるので上ります。

エスカレーターがあるので上ります。

エスカレーターを上がり切ると、そこは博物館前の広場になっています。

エスカレーターを上がり切ると、そこは博物館前の広場になっています。

あとは博物館入口に向かってください。

あとは博物館入口に向かってください。

中国の国宝級の作品を香港で

アートのハブになろうとするとりくみは20年ほどあるのですが、その象徴的な施設が西九龍(West Kowloon)に建設を進めている西九文化区(West Kowloon Cultural District / WKCD)です。ここに博物館、美術館、コンサートやオペラ用の劇場などを多数、建設する計画で、故宮文化博物館はその目玉施設の1つです。建物は7フロア、敷地面積は1万3000平方メートル、延べ床面積は3万平方メートルで、うち展示エリアは7800平方メートルを占めます。博物館内は大きな吹き抜けがあり開放的ですし、ソファは藝術的な造形をしていますし、ワークショップも行なわれるなど、芸術を市民の人に気軽に楽しんでもらいたいというのが感じられます。

「故宮」と名がつくように、ここは北京にある故宮博物院の香港支店のような存在です。北京の故宮には約190万点の芸術品がありますが、貴重な作品を1000点ほどローテーションするような形で展示されていきます。その中には子国宝級の貴重なものもあり、展示期間は1カ月から1年とさまざまです。つまり、北京の故宮に行かなくても、厳選された作品が香港の故宮で鑑賞する事ができるのです。
広々とした吹き抜け空間

広々とした吹き抜け空間

巨大な休憩場所

巨大な休憩場所

座るベンチも芸術的

座るベンチも芸術的

1~9の各ギャラリーの紹介

大清受命之寶(Seal of the emperor with coiling dragon and box)

大清受命之寶(Seal of the emperor with coiling dragon and box)

故宮文化博物館は、大きく分けて9つのギャラリーで構成されています。1から9までのギャラリーをそれぞれ見てみましょう。
ギャラリー1は、紫禁城の建築物や文化がテーマだです。ナビが取材した時は「大清受命之寶(Seal of the emperor with coiling dragon and box)」という皇帝のみが使用する印鑑が展示されていました。印鑑は日本の企業もそうですが権力の象徴で、これは翡翠で作られています。

ギャラリー2は、皇帝が着用した衣装や靴、茶器、戯曲など清朝時代の「宮廷生活」がテーマとなっています。また、世界中ある民族衣装をまとめた巻物なども展示されています。前述の皇帝が着衣していた衣装は、まさに私たちが映画で見るような衣装そのもので、目の前にあると「これがあの衣装!」という感じで、思わず見入ってしまいます。

ギャラリー3は、「貴重な陶磁器」を展示しています。茶器、皿、花瓶などが展示されていて、とくに1600年代に使用されていた湯呑や茶碗のようなものまで展示されています。一部が壊れているのですが、見た目の大きさや曲がり具合は今の食器類と同じようにに見えます。
昔の書物

昔の書物

皇帝のみが着た衣装

皇帝のみが着た衣装

世界の民族衣装が描かれた巻物

世界の民族衣装が描かれた巻物

陶磁器でできた作品

陶磁器でできた作品

1600年代の時に使われた食器

1600年代の時に使われた食器

広々としているギャラリー3のようす

広々としているギャラリー3のようす

孝欽顯皇后朝服像書稿(The Xiaoqin Xian Empress in Court Attire)

孝欽顯皇后朝服像書稿(The Xiaoqin Xian Empress in Court Attire)

ギャラリー4のお題は「皇后の肖像」です。清朝の皇后の肖像画が多数展示されているのですが、特に「孝欽顯皇后朝服像書稿(The Xiaoqin Xian Empress in Court Attire)」は、あの「西大后」のこ肖像画です。ユニークなのは、下書きを終え、これから本格的に色付けしていこうとする点です。完成品ではなく、おへそのあたりにあるペンダントのようなところなどに、わずかに色付けされている作品を見られるというのはなかなかありません。

「コンテンポラリーな作品と伝統工芸品を対比」するような感じで展示しているのがギャラリー5です。時系列順に展示するのではなく、同じテーマとして昔と今はどう違うのかなどということに重点が置かれています。

一方、ギャラリー6は「香港のコレクション」です。香港は貿易港として栄えたため中国の芸術品が集まる場所として知る人と知る存在で、香港の裕福層などから寄贈された貴重な作品などがたくさんあります。つまり、ギャラリー6だけは作品が北京に帰る事がない作品が中心なので、香港ものの常設展と言えるでしょう。巨大な家具、机などは圧巻です。

ギャラリー7は「故宮文化の再解釈」的なのがテーマで香港の芸術家が新しい発想で故宮について表現するちょっと不思議なゾーンです。ここも基本的に香港のアーティストが作品を展示する場所なので、面白い企画展が今後もされていきそうなギャラリーです。
家系図を見ると時代がよくわかります

家系図を見ると時代がよくわかります

色使いと模様は今の理髪店に通じるものがあります

色使いと模様は今の理髪店に通じるものがあります

鮮やかな色使いです

鮮やかな色使いです

香港のコレクションを集めたギャラリー6

香港のコレクションを集めたギャラリー6

こんな大きな家具がありました

こんな大きな家具がありました

こちらは香港の裕福層から寄贈された陶磁器

こちらは香港の裕福層から寄贈された陶磁器

コンテンポラリーな作品が展示されているギャラリー7

コンテンポラリーな作品が展示されているギャラリー7

若手香港人アーティスト

若手香港人アーティスト

不思議な空間もあります

不思議な空間もあります

ギャラリー8と9は「特別展示」ということでここに入るには追加料金が必要です。「晉・唐・宋・元時代の書物や画を展示」しているのがギャラリー8です。岩場を表現した水墨画は圧巻です。展示物によっては1カ月しか展示されないほど貴重なものです。さすがに、照明を落とし目にして展示されています。

ギャラリー9は「馬の文化芸術」です。馬は昔から人の移動手段であり、輸送師団であり、かつ戦争に勝つための欠かせない動物であるなど、人間と馬は深い関わりがあります。人間と馬の関係性を芸術から深く切り込んでいます。また、海外の博物館から貸し出された貴重な作品もギャラリー9で展示されます。
歴史ある国宝級の巻物

歴史ある国宝級の巻物

四角の窓がいくつも続いています

四角の窓がいくつも続いています

獅子玉(Jade Lion)と呼ばれる1743年の作品

獅子玉(Jade Lion)と呼ばれる1743年の作品

ギャラリー9も大きなエリアです

ギャラリー9も大きなエリアです

皇帝が使ったといわれる馬具

皇帝が使ったといわれる馬具

ルイ14世の像

ルイ14世の像


いかがでしたか? 故宮文化博物館は貴重な作品を見ることができます。また、故宮文化博物館の周辺はWKCDとして「M+」というコンテンポラリーの博物館があるほか、香港島を一望できる公園、圓方でブランド品の買い物もできるので、故宮博物館を鑑賞する前後もいろいろと楽しめると思います。以上、香港ナビがお伝えしました。











記事登録日:2022-08-14

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スポット登録日:2022-08-14

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