【2010年】9＆10月の香港

こんにちは、香港ナビです。2010年の香港の夏は、早い時期から高い気温の毎日が続き、いつにも増した猛暑に悲鳴をあげている人が多かったのではないでしょうか？9月を迎えてもまだまだ30度以上の気温。残暑の厳しい日々が続きそうです。でも、長かった夏休みも終わり、学生は新学期、働く人たちにとっても何かと忙しい時期が始まりました。香港では9月から新しいことが始まり、なんとなく気分も心機一転といった感じです。また、芸術の秋に相応しいアート関係のフェスティバルや世界で著名なアーティストの公演が多く、月末に向けては楽しいハロウィン関連のイベントもたくさんあります。香港人にとっても祝祭日があって行楽気分が一気に高まりそうです。

重陽節 10月16日

旧暦の9月9日。“九”という数字は中国語で“久”と同じ発音なので縁起がいいと言われており、唐の時代から祭日としていたそうです。長い歴史の中で、気候も穏やかで登山をしたり、菊を観賞したりして過ごしたりしていたようですが、現在ではお墓参りに行く人が多いようです。また長寿を祈るという意味もあって日本の敬老の日のような意味合いもあります。

9＆10月の気候

2010年の夏は猛暑で、その影響か9月はまだまだ残暑が厳しく、日中は30度を超える日がほとんど。服装は夏の装いとほとんど同じで十分大丈夫です。暑さ対策が必要なくらいです。10月は日本の初秋のような気候で、天気のよい日が多くなります。温度は27度前後から、暖かいと30度くらいになる時もありますが、湿度が下がるため、とても過ごしやすくなります。まだ夏服でも大丈夫ですが、朝夕が涼しくなりますので薄い長そでやジャケットがよさそうですね。また急に温度が下がることもあります。重ねて着用できるものがあれば便利です。室内の冷房対策もお忘れなく。

新視野藝術節（New Vision Festival）
期間：10月15日～11月21日
場所：香港文化中心、香港大会堂ほか

毎年春に行なわれる「香港芸術節（Hong Kong Art Festival）」と並んで、秋の文化イベントとして定着している「新視野藝術節（New Vision Arts Festival )」。2010年で5回目を迎えました。今世界で最も新しく、ホットなアーティストや作品、またこれから将来を期待されるアーティストや作品をいち早く集めたフェスティバルです。香港やアジアのアーティストのコラボレーションや、違うジャンルのアーティストの垣根を越えた共作など、会を重ねるごとに世界的にも注目されるようになりました。今回の目玉は、日本の国宝と紹介されている歌舞伎の女形、坂東玉三郎さん演出、主演による「牡丹亭」です。江蘇省蘇州崑劇院との共演作品で、既に日本、北京、蘇州、上海で上演され、いずれもチケットは完売の盛況ぶり。その衰えない美しさは絶賛されました。

いかがでしたか？毎年欠かせない季節行事や日本ではあまり盛り上がらないハロウィンなど、この時期の香港でしか楽しめないイベントがいっぱいです。ぜひ、旅のプランの参考にしてくださいね。以上、香港ナビがお伝えいたしました。