今月の頭には香港のゴールデンウィーク"イースターホリデー"があります。今年は清明節が加わってなんと5連休!
ネイホウ!香港ナビです。
日本ではゴールデンウイークという大型連休があるように、香港にも「香港のゴールデンウイーク」と呼べるような連休がいくつかあります。そのひとつがイースター。今年は清明節が重なることもあって、いつもより1日多い5連休です!この休暇を利用して海外に出かける香港人も多く、今年の人気は日本だとか。既に日本行きのツアーは満員との話もあります。とはいっても、出かける人の多くは普通の会社員。お店やレストランは通常営業しているので、今月に香港旅行を計画している人は安心してくださいね。
●祝祭日
4月3日(金) キリスト受難日
4月4日(土) キリスト受難日翌日
4月7日(火) 復活節
イギリス植民地時代からの祝祭日のひとつで、、十字架にかけられて死んだイエス・キリストが3日目に復活したことを記念・記憶する、キリスト教において最も重要なお祭です。多くの教会で特別な礼拝が行なわれますが、香港では娯楽的要素が色濃く、イースターにちなんだ子供向けイベントが多数開催されます。
4月6日(月) 清明節翌日
日本のお盆にあたる年中行事で、祖先を敬う重要な日です。国土の広い中国では各地方の気候風土によって異なる習慣や風俗が存在しますが、香港では多くの人がお墓参りに出かけて祖先の墓の掃除、墓地の草むしり、墓石の碑文の塗りなおしなどをしたり、お香をたいたりします。
なお、
今年はイースターの間に清明節が入っており、また当日は日曜日であるため翌日の6日が休みになります。したがって多くの会社や企業は4月3日から7日まで5連休になるところが多いのでご注意ください。
●伝統行事
■水燈及天燈節(洪聖爺誕)
期日:4月1日(水)
場所:新界上水河上鄉村、鴨脷洲洪聖廟洪聖大王は本来は洪熙という名前で、唐の時代(618‐907年)に広東省番禺区の長官をしていた実在の人物です。天文学や地理に精通し、天候を予想して多くの漁民や商人を助けたために、やがて洪聖大王として崇め奉られるようになりました。
香港におけるこの行事は、洪聖大王に恩義を感じている漁民を中心に催され、特に新界地区の河上鄉村の天燈節は800年の歴史を誇り、盛大に行なわれます。
■清明節
期日:4月5日(日)
詳しくは「祝祭日」をご覧ください。
●お天気、服装
はっきりしない天気が続く1ヵ月です。晴れの日があったかと思うと、霧雨のような雨が降ったり止んだりする日も。またこの時期困るのが服装で、半袖だと何となく肌寒く、上着を着ると蒸し暑い・・・。こんな天気ですから、体がだるく、体調も崩しやすくなります。
また、この湿気を取るために建物や乗り物の冷房も強くなってきます。気温が高いからといって薄着だけだと寒く感じることもあるので、冷房が苦手な人は何かしら羽織るものを持ち歩くのがいいでしょう。そしてこれから先、本格的な夏がやってくるまでは雨も多くなってきますので、傘の準備も忘れずに。
■4月の月間平均気温と平均雨量、平均湿度
最低 20.8℃最高 25℃雨量 174.7 mm
湿度 83%
<参考: 東京の4月の月間平均気温と平均雨量、平均湿度>
最低 9.4℃
最高 19℃
雨量 124.5mm
湿度 56%
●イベント
■第39回香港国際映画祭
期日:開催中~4月6日(月)
場所:香港主要映画館など約2週間にわたり行なわれるアジアを代表する国際映画祭のひとつです。参加は世界50ヵ国以上、応募作品も280作品以上にも及び、業界関係者5000人を含む約60万人が参加するまさに香港を代表する一大イベントです。また映画祭と並行して、映像マーケットの「香港国際影視展」も開催され、期間中は映画ファンだけでなく映画関係者であふれかえります。果たして今年は一体どんな話題作が登場するでしょうか?
■CAVALIA
期日:開催中~4月26日(日)
時間:開催日により異なる
場所:中環フェリー乗り場埋立地
料金:$395-1,995CAVALIAは世界各国を巡業しているカナダ・モントリオールが発祥のエンターテイメント集団で、シルク・ド・ソレイユの創設者の一人が立ち上げた人間と馬とのがアクロバットショーです。その優雅なショーは「馬上のバレエ」とも称されるほどで、人間と馬との一体感が観客を魅了します。またダンサーたちによる、エネルギッシュなダンスや空中アクロバットなども見逃せません。
■セサミ・ストリート音楽劇 "Elmo Makes Music"
期日:4月3日(金)~6日(月)
時間:14:30/17:30(金、土)、11:00(日、月)
場所:九龍湾国際貿易中心
料金:$150-690
大人も子供も大好き!エルモをはじめ、ビッグバードなどセサミ・ストリートたちの仲間による楽しい音楽劇です。番組中でおなじみの曲に加えて新しい曲も登場。フライパンや鍋、さらにはゴミ箱までを楽器に仕立てて、やんのやんのの大騒ぎ!おまけにキャラクター達が客席にまで下りてきて、お客さんと一体になって楽しめます。
いかがでしたか?
先月はアートやスポーツのイベントが多かっただけに、4月は何となくさびしい感じがするかもしれません。とは言っても、前半はホテルやショッピングモールなどでイースターに関係したイベントもありますし、今回ご紹介できなかったいイベントもたくさんあります。
これから雨期にかけて天気も崩れやすく、屋外イベントや観光にはあまり適した季節とは言いがたいですが、それでも香港は相変わらず元気です!きっとみなさんに元気とパワーを与えてくれることでしょう。
以上、香港ナビがお伝えしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2015-03-31