『粤東磁廠』で香港製造のシノワ食器に出会う

有名ホテルやレストランへの卸売りからオーダーメードまで何でもこなす老舗の陶磁器工房。山積みの商品からお気に入りの品を見つけるのはまさに宝探し!

こんにちは、香港ナビです!今日はシノワ陶磁器を見つけるならここ!という『粤東磁廠』 をご紹介します。 『粤東磁廠』は1928年に創業し、熟練職人を抱える工房と卸売りを兼ねた老舗の陶磁器工房です。
有名ホテルやレストラン・ショップとも数多くの契約があり、商品を卸す際の検品で残った商品からオーダーメイドの品・そして数多くの新旧の質の良い手書きの陶磁器を入手する事ができます。
お店の奥は工房になっていて、50年以上のベテランの絵付師の作業を見ることができます。倉庫スペースはとても広く、山積みになった商品の間をはらはらしながら歩き・好きな柄や色を見つける・・・こういった体験はめったにできません。そのような意味で、『粤東磁廠』は昔から現地在住者の間で語り継がれる、知る人ぞ知るのお店でした。今では多くのガイドブックなどでも紹介されるようになりました。それでもちょっと市内から遠い場所にありますので、今回はナビが行きかたなどを詳しくご紹介します!ぜひ、香港製造の老舗の逸品に出会いに行ってください!

『粤東磁廠』への行きかた

MTR九龍湾駅から徒歩10分ほどの、工業ビルに『粤東磁廠』はあります。この辺りで働く人以外は滅多に行くことがない場所ですから、ここへ行くだけでも特別な感じがしますよね。MTRの駅から『粤東磁廠』のあるビルまで、駅に繋がっているビルを通り抜けながら、地上に降りずに行くことができます。さあ、ナビと一緒にあるいてみましょう。
1.MTR九龍湾(カオルーンベイ)駅の出口Aを目指します。

1.MTR九龍湾(カオルーンベイ)駅の出口Aを目指します。

2.出口Aから出たら、右手にエスカレーターと階段がありますので、エスカレーターを上がりましょう。

2.出口Aから出たら、右手にエスカレーターと階段がありますので、エスカレーターを上がりましょう。

3.エスカレーターを上がると、そこは『徳福広場』というショッピングモールです。このモールを真っ直ぐ歩いて通りぬけます。

3.エスカレーターを上がると、そこは『徳福広場』というショッピングモールです。このモールを真っ直ぐ歩いて通りぬけます。

4.徳福広場を真っ直ぐ進みながら、徳福花園を目指します。

4.徳福広場を真っ直ぐ進みながら、徳福花園を目指します。

5.アウトドアの広場を通りぬけます。まだまだ真っ直ぐ歩きます。

5.アウトドアの広場を通りぬけます。まだまだ真っ直ぐ歩きます。

6.階段がありますので、降りてください。

6.階段がありますので、降りてください。

7.階段を降りると通路がありますので、その通路を通り抜けると次のビルの徳福大厦が見えてきます。

7.階段を降りると通路がありますので、その通路を通り抜けると次のビルの徳福大厦が見えてきます。

8.徳福大厦ビルが見えたら、中に入ってください。

8.徳福大厦ビルが見えたら、中に入ってください。

9.徳福大厦に入ると、直ぐにコンビ二があり、その横にエスカレーターがあります。

9.徳福大厦に入ると、直ぐにコンビ二があり、その横にエスカレーターがあります。

10.エスカレーターを下ります。

10.エスカレーターを下ります。

11.地上階で外に出ると、道路の目の前にあるビルがゴールです。

11.地上階で外に出ると、道路の目の前にあるビルがゴールです。

お店までの簡単な地図です。駅~徳福広場~徳福花園~徳福大厦が繋がっていて、最後の徳福大厦の道路の前がお店のある『九龍湾工業中心』ビルです。

お店までの簡単な地図です。駅~徳福広場~徳福花園~徳福大厦が繋がっていて、最後の徳福大厦の道路の前がお店のある『九龍湾工業中心』ビルです。

さあ、ビルに入りましょう。

お店があるのは、『九龍湾工業中心』ビルの3階です。
道路を渡ったらビルに入り口がありますので、エレベーターで3階へ行ってください。工業ビルですので荷物を運ぶエレベーターに乗るようになりますが、驚かないでくださいね。
ビルを入ると、奥にエレベーターがあります。

ビルを入ると、奥にエレベーターがあります。

エレベーターで3階へいくと、右と左に部屋番号が書いてあります。お店は1-3室。番号のほうへ進みましょう。

エレベーターで3階へいくと、右と左に部屋番号が書いてあります。お店は1-3室。番号のほうへ進みましょう。

お店は廊下の突き当たりです。

お店は廊下の突き当たりです。

さっそく店内を探検!

お店は卸し商品の倉庫と工房兼ですので、路面店やショースペースのような陳列はされていません。歴史ある老舗の卸し店の歴史が所狭しと山積みになっています。


ここで、ナビから気持ち良くお買い物をするためのアドバイスです。


1) 店内の通路はとても狭く、貴重な商品が山積みになっています。歩きやすいスニーカー・動き易い服装でいきましょう。
2) お店に入る前に、リュックや鞄などの大きな荷物や上着は入り口に置くのが懸命です。荷物や上着が商品に引っかかって倒してしまったら大変です!荷物を置く場所は、お店の人に一声かけて教えて貰いましょう。
ただし、貴重品の管理はご自身で責任を持って行いましょう。貴重品だけを持ち歩けるようなポシェットなどがあると便利かもしれませんよ。
3) 商品は、サイズごと・または古さなどの価値があるもの等で値段がきまっています。商品に値段が書いてある事もありますが、記載されていない場合はお店の人に聞けば快く教えてくれます。
4) 全て手書きですので、プリントのようなぴったりと同じ柄を探すことはできません。すこしずつ柄の出かたが変わったり色の具合も違います。また、出荷の際に残った商品などもありあすので、ゆっくり吟味をしてから購入してください。
5) 支払いは現金となります。卸し店ですが、1品から購入可能です。
6) 工業ビルの倉庫スペースの為、冬は寒く夏は暑い場所です。また、商品は埃などをかぶっている事もありますので、飲み水やウェット・ティッシュなどがあると快適にショッピングができると思います。
7) お店の奥は工房になっていて絵付師の作業をみることはできますが、邪魔にならないようにエチケットを守りましょう。

それでは、たから探しのような店内を写真でご覧ください!

左右の棚と足元は商品だらけ!何千点あるのか・・・ナビには想像つきません。

左右の棚と足元は商品だらけ!何千点あるのか・・・ナビには想像つきません。

焦らずに、まずはグルっと一周 お店を回ってみましょう。

焦らずに、まずはグルっと一周 お店を回ってみましょう。

余りの数の多さにビックリしてしまう人も多いようですが、ゆっくり一度全体を見てから、欲しいものを少しずつ探していきましょう。

余りの数の多さにビックリしてしまう人も多いようですが、ゆっくり一度全体を見てから、欲しいものを少しずつ探していきましょう。

こんな風にダンボール箱にも積みあがっています。

こんな風にダンボール箱にも積みあがっています。

ナビはこの小皿が欲しかったんですが、年代ものなので少しお高め。

ナビはこの小皿が欲しかったんですが、年代ものなので少しお高め。

シノワ感たっぷりの砂らしい絵皿。

シノワ感たっぷりの砂らしい絵皿。

レンゲも山ほどありますよ。

レンゲも山ほどありますよ。

白地にブルーが素敵ですね。色々な柄の中からお気に入りを見つけてください。

白地にブルーが素敵ですね。色々な柄の中からお気に入りを見つけてください。

このティーサーバーも素敵~。

このティーサーバーも素敵~。

こちらのレンゲは年代ものでちょっとお高め。でも、コレクターにはたまらない!

こちらのレンゲは年代ものでちょっとお高め。でも、コレクターにはたまらない!

お店の奥へ行くと、工房になっているので、絵付師の作業を覗くことができます。皆さん熟練のかた方ばかり!
陶磁器に埋もれて作業をする皆さん。そっと覗かせてもらいましょう。 陶磁器に埋もれて作業をする皆さん。そっと覗かせてもらいましょう。

陶磁器に埋もれて作業をする皆さん。そっと覗かせてもらいましょう。

お店の奥には釜もあります。中国の工場から持ってきた陶磁器の上に絵付けをし、再度ここで焼くとのこと。

お店の奥には釜もあります。中国の工場から持ってきた陶磁器の上に絵付けをし、再度ここで焼くとのこと。

店内は陶磁器の山。何時間でもいられます。

店内は陶磁器の山。何時間でもいられます。


商品を一つずつ説明をするのは不可能に近いので、ぜひ一度訪ねてお好きなものをご自身で探してみてください。中華皿だけではなく、西洋風の食器まで揃っています。また、現代風のものから子供用、そして古い中国のものまで何でもあるはずです。
陶磁器がお好きな方・絵付師による質の良いものをお探しの方・香港らしいシノワ雑貨ををお探しの方・自分や大切な人への香港土産をお探しの方・何度めかの香港で普段は旅行者が出入りしない場所へ行ってみたい方・・・等など。
ぜひ、一度 香港の地で良いものを作りつづけている『粤東磁廠』を覗いてくださいね。

『粤東磁廠』
住所: 香港九龍湾宏開道15號 九龍湾工業中心3樓1-3室
電話: 852-2796-1125. 852-2796-1127
休日: 日曜、香港の祝際日
営業時間: 09:00-17:00
支払: Cash 現金のみ

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2017-12-30

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