1月に上映する映画ポスターご紹介!

今月はドッと公開になるハリウッドメイキングの作品を中心にご紹介します。

こんにちは! 香港ナビです。第64回ゴールデングローブ賞の発表、アカデミー賞ノミネート発表と今月はアメリカ発の話題が盛りだくさん。香港で上映される作品もハリウッドメイキングが目立つのはそんな理由もあってでしょうか。あなたは、賞レースの結果を知ってから観る派? それとも先に観てレースを予想する派??

Babel/バベル
出演者は3大陸4言語に渡ってキャスティングされ、日本から役所広司も参加して話題となっているブラッド・ピット主演作。旧約聖書創世記11章に出てくる人間のおろかさの象徴「バベルの塔」をモチーフに、世界で偶発する事件が複雑に絡み合いながら未来へ突き進んでいく様を描いたヒューマンドラマ。もうひとりの日本人出演者、菊地凛子がゴールデングローブ賞にノミネートされ、結果発表に日本メディアの注目が集まっている。出演は他に、ケイト・ブランシェット、ガエル・ガルシア・ベル。

NANA2
香港でも大ブームとなった『NANA』の続編が登場。コミックスの5巻以降からのエピソードを映画化。完結編となっている。大崎ナナは大手音楽プロダクションから声がかかりバンドのデビューに光が見え、小松奈々は「彼氏が欲しい」との願いが叶い、憧れのバンドTRAPNESTのタクミと付き合うことに。願いが叶い幸せな二人だったが、自分の思惑とは別のところで自体は複雑に動き始めていた。ナナ役は前回と同じく中島美嘉、奈々役は宮崎あおいから市川由衣に変わっている。

The Holiday/オリディ
条件の合うもの同士で生活環境を交換し合う「ホームエクスチェンジ」。密かに流行するそれを試みたキャリア組のふたりの女性が出会ったのは、魅力的過ぎる男性。ホリディ中の刺激的な恋とナチュラルな恋が、おもわず納得の名セリフとユーモアに包まれながらロサンゼルスとロンドンを舞台に同時進行で描かれる。出演は、ジュード・ロウ、キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット、ジャック・ブラック、他。


Happy Birthday
毎年心待ちにしている誕生日に届くメール。今年は42時間も送れて届いた…。大学時代、同級生に一番早く結婚するといつもはやし立てられていた小米と小南だったが、お互いを思っているにもかかわらず素直に心を通わせることができずにいた。小南が海外への進学を決め、自然と分かれてしまったふたりだったが、やはり心は離れることができず、苦しい日々を送る小米の元に、彼が結婚するという知らせが入る。
出演は、古天樂(ルイス・クー)、劉若英(レネ・リウ)、他。

Marie Antoinette
あまりにも有名なフランス王妃、マリー・アントワネット。14歳でフランスに嫁ぎ、18歳で王妃に。フランス革命で断罪されるまでを、今まで誰も描こうとしなかった王妃として、女性として、母としての彼女の心の動きを元に綴っている。マリーアントワネット生誕250周年の年、フランス政府全面協力の下、ベルサイユ宮殿での大掛かりなロケを行い荘厳さをリアルに美しい映像で切り取った。主演はキルスティン・ダンスト、監督は『ロスト・イン・トランスレーション』でアカデミー脚本賞を受賞したソフィア・コッポラ。

Rocky Balboa
「ロッキー5」から16年。1作目から数えると30年の時を経て、ついにシリーズファイナルとなる作品が公開となる。妻を失い、息子とも離れて喪失感の中で生きていたロッキーは、内なる情熱からボクサーライセンスを再取得。現役チャンピオンとの対戦の話がもちあがりラスベガスへとむかうのだった。伝説のヒーローを演じてきたシルベスター・スタローンの60歳とは思えないファイトと、盛り込まれた過去5作の名エピソードはファンにたまらないものだろう。

Flags of our Fathers
第二次世界大戦時の硫黄島。世界的に有名な写真「摺鉢山に星条旗を掲げる兵士たち」をベースとした物語。戦闘勝利の象徴として有名となった被写体の兵士たちの、激闘に身を投じた複雑な心情を綴り、真の英雄とは何かと問いかけてくる。硫黄島の戦いを日米双方視点から描く「硫黄島プロジェクト」のアメリカ視点版。監督はクリント・イーストウッド、製作はスティーブン・スピルバーグ。

長らく改装中だった金鐘(Admiralty)の太古廣場(Pacific Place)の劇場がAMC Pacific Place としてリニューアルオープンしました。スクリーン数は6つ。39席のミニシアターから142席のシアターまで、最新の音響やスクリーンシステム、ゆったりとした座席と居心地のいい設備を備えています。
香港でもテレビ中継されるゴールデングローブ賞発表。昨年、台湾のアン・リー監督の名前が読み上げられたときはアジア人として、とても興奮したものでした。今年は最優秀助演女優賞受賞にはならなかったものの「菊池凛子」が名をつらなっているノミネートを聞くだけでわくわくしました。香港の映画祭で、そんな日本人的わくわくを体感できる日はいつになるのかな…? 以上、香港ナビがお伝えしました。

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記事登録日:2007-01-17

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