2007~2008年 イルミネーション特集

超高層ビルもただのビルでは終わらないのが、香港の冬。ド派手なデザイン、これでもかと言わんばかりに輝くイルミネーションをご紹介。

こんにちは、香港ナビです。クリスマス、大晦日はもうすぐそこ。日本の皆さんも冬休みの予定を立てるのに忙しい頃ではないでしょうか?

冬の香港名物、超高層ビルのイルミネーション。ナビでも2005年版を以前お伝えいたしましたが、2年も経てば街も変わります。おなじみのビルから新しいビルまで、今回は最新の『ナビおススメのイルミネーションスポット』をレポートします!

点灯期間は長いけど、ちゃんとデザインも変わります
香港のイルミネーションは、11月の中旬から始まります。点灯が一番早いエリアはやはり尖沙咀東のビル群。日本のように四季がはっきりとしない香港では、あの辺りが華やかになってくると、ああ今年もそろそろ終わりなんだなと、年の暮れが近いことに気づくのです。11~12月のデザインは、もっぱらサンタクロース、トナカイそしてクリスマスツリーがメイン。クリスマスが終わるころになると、デザインは一新され、爆竹や旧正月を連想させるデザインや中国の縁起のよい言葉『恭喜發財』などに変わり、2月の旧正月まで輝き続けます。ちなみに来年の干支や、『Season’s Greeting』という言葉のネオンは、クリスマスでも旧正月でも違和感はないので、オールマイティに12月~旧正月まで使うことができます。

ナビオススメのイルミネーション観光スポット!

第一位
ビクトリア・ハーバー両岸
華やかさ  ☆☆☆☆☆
人の多さ  ☆☆☆☆☆
行きやすさ ☆☆☆☆☆
満足度   ☆☆☆☆☆

尖沙咀東が尖沙咀ショッピングの中心だった一昔前は、尖沙咀東のイルミネーションが一番派手で規模も大きかったのですが、最近ではこちらのプロムナード周辺がイルミネーション鑑賞スポットとして定番化しています。もともと美しいビクトリア・ハーバーの夜景にピッカピッカ光る中国人的センス全開の華やかさが加わって、よりスケールの大きな夜景へと変身しています。

銅鑼湾~告士打道(Gloucester Rd)
銅鑼湾から灣仔方面のハーバーサイドには高層ビルが林立しています。このあたりのビル群には毎年多くのイルミネーションが輝き、対岸の尖沙咀の観光客を惹きつけています。今年一番目立っているのは、この『北京香港 奥運同心(北京と香港はオリンピックで心が一つに)』と書かれたビル。北京オリンピックのマスコット『福娃フーワー』が馬に乗っているデザインです。なぜ馬なのかって?なぜなら香港は来年のオリンピックで、馬術競技の開催都市になるからです。ちなみに舞台は、先日香港インターナショナルレースが行われた沙田競馬場。
ビクトリア・ハーバー沿岸のイルミネーションを見るなら、尖沙咀スターフェリー乗り場脇から伸びるプロムナード~アベニュー・オブ・スターズ周辺。今年はウィンターフェスタのイベントがセントラルからここ尖沙咀に移動し、周囲一帯がお祭り状態です。

◆プロムナード/
アベニュー・オブ・スターズへの行き方◆
地下鉄尖東(Tsim Sha Tsui East、旧KCR尖東駅)駅
J2出口を出て、海側へ徒歩1分。

ビクトリア・ハーバー満喫のためのオススメコース
≫カオルーンシャングリラ~尖沙咀プロムナード散策
地下鉄P1出口(カオルーンシャングリラホテル前)から地上に上がり、海濱公園(プロムナード)の西端へ出ます。そこからゆっくりと尖沙咀スターフェリーピア方向へ歩くと、銅鑼湾~中環までの広大な夜景をベストポジションで見ることができます。そして香港文化中心、クロック・ワター(鐘樓)などの観光名所でパチリと写真を撮って、そのままスターフェリーの乗り場まで行きます。

≫ハーバーシティで記念撮影
乗り場の前まで来ると否応なく前方のキラキラ輝く何かが目に入るはず!ここが尖沙咀を代表する大型ショッピングモールハーバーシティ。今年はなんと1,200万香港ドル(約1億8000万円)かけて飾り付けられたクリスマスデコレーションで例年以上に気合が入っています!

≫スターフェリーで海の上から
ハーバーシティの豪華なクリスマスを満喫した後は、スターフェリーに乗りましょう。尖沙咀から中環を約8分で結ぶこのスターフェリー。さっきは遠目に見えていた香港島のイルミネーションがどんどん近付いてきます。ifc モール、Bank of China(中国銀行)、HSBC(香港上海銀行)、もうすぐ閉業するリッツカールトンの他にも金鐘の名物ビルリッポーセンターのイルミネーションがすぐそこです。
≫中環(セントラル)で高層ビルを間近に見る
さあ、対岸の中環に到着しました。シティホール付近まで行くと、ド派手な金融系のビルがさらに近くに見えます。
来年の北京オリンピック開催を記念して、オリンピックをテーマにしたデザインが多いのも今年の特徴です。
皇后像広場前(Statue Square)前に高さ20メートルのクリスマスツリー。今年は近未来的なデザインで、去年までのオーソドックなツリーとはかなり印象が違います。公園内の木々は、美しくライトアップされ、幻想的な冬の世界を作り出しています。
≫ついでにショッピングセンターやホテルも
もしも時間があれば、周辺のホテルやショッピングセンターのデコレーションものぞいてみては?写真は、灣仔のルネッサンスハーバービューホテル周辺。MTR沿線主要ショッピングセンターのクリスマスデコレーション

第2位
尖沙咀東エリア
華やかさ  ☆☆☆☆☆
人の多さ  ☆☆☆
行きやすさ ☆☆☆☆
満足度   ☆☆☆☆☆
イルミネーション老舗的存在の尖沙咀東エリアがナビでおススメするイルミネーション鑑賞スポットの第二位です。第一位のプロムナード周辺と比べると、観光客は多くありません。尖沙咀東エリアといっても結構広範囲に広がっているため、夕食後にゆっくりと歩きながらパチパチ写真を撮るには絶好のエリアです。
地下鉄紅磡(ホンハム、旧KCR紅磡駅)駅から連絡橋を通って、また尖沙咀から動く歩道を併設した地下道を通って、簡単に行くことができる尖沙咀東の噴水公園(市政局百周年記念公園)。ここでは2008年の北京オリンピックにまつわるイルミネーションが注目を集めています。サンタが馬に乗って、2007年から2008年に向けて力強く走ります。ニューマンダリンプラザの上は、サンタの衣装を着た三匹のネズミ。2008年の干支を使用した定番のデザインはここだけでなく、あちらこちらで見ることができます。
橋の上からシャングリラ方面を見てみましょう。エンパイヤーセンターには定番のクリスマスツリー。『We Love TST East』という言葉が書かれていて、見ているこちらがちょっとはずかしくなりますね。通りの両側にも素敵なイルミネーションがいっぱいです。香港の夜の街って、本当に華やかでキレイだなーって思えるはず。道を挟んだ向かい側のリーガルカオルーンホテルはクリスマスになくてはならないポインセチアが赤と緑のリボンで飾られています。
◆尖沙咀東への行き方◆
尖沙咀駅/ホンハム駅からの尖沙咀東への行き方は、

第3位
ペニンシュラ・ホテル
華やかさ  ☆☆☆☆
人の多さ  ☆☆
行きやすさ ☆☆☆☆☆
満足度   ☆☆☆☆
第三位は尖沙咀の老舗高級ホテル、ペニンシュラのイルミネーションです。星型の飾りがコの字型をした建物の中央部分にたっぷりと飾られています。その姿はまるで、満天の星空のよう。高層ビルのギラギラしたド派手なイルミネーションとは違う、老舗の貫禄を見せつけるような、落ち着いた華やかさ。毎年多くの観光客を魅了しています。今年はサンタとトナカイが加わり、華やかさもUP。ペニンシュラに泊まる機会はなくとも、ホテル前からの記念撮影は絶対に外せません!
◆ペニンシュラ・ホテルへの行き方◆
MTR尖沙咀駅J6出口を出てすぐ。
尖沙咀スターフェリーピアから歩いて5分。

第4位
新世界中心ニューワールドセンター
華やかさ  ☆☆☆☆
人の多さ  ☆☆☆
行きやすさ ☆☆☆☆
満足度   ☆☆☆
◆ニューワールド・ショッピングへの行き方◆
地下鉄尖東(Tsim Sha Tsui East、旧KCR尖東駅)駅
J2出口を出て、海側へ徒歩1分。

第5位
マカオ
華やかさ  ☆☆☆☆
人の多さ  ☆☆☆
行きやすさ ☆
満足度   ☆☆☆☆

香港ではないのですが、今年の冬休みはマカオに行くという方も多いのではないでしょうか?そんな方のために、2007年イルミネーション特集にふさわしく、マカオ情報も加えてみました。
ポルトガル植民地時代の面影、南欧風の街並みが色濃く残るセナド広場や、世界遺産のひとつ大三巴前に巨大なクリスマスツリーが出現。真っ白な民政総署が紫色の美しいイルミネーションに彩られ、香港とはまったく違う美しい光の夜が体験できます。とってもフォトジェニックな冬のマカオ、ぜひ訪れてみませんか?
(写真提供:マカオ観光局)
いかがでしたか?ショッピングセンターやホテルだけではなく、オフィスビルの中も外もすべて飾り立てるのが香港式冬のイルミネーション。香港に行きたいけどクリスマスには間に合わない?大丈夫、2008年の旧正月までずっと続いていますから、今すぐ飛行機とホテルの手配を!!以上、香港ナビがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-12-19

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