気温も湿度もぐんぐん上昇、夏を感じる日が多い4月の香港。中華圏を代表する有名な映画祭など、イベントも盛りだくさんです。
湿度が高くなる4月の香港
こんにちは、香港ナビです。旧正月が終わった後も寒い日が続いた2013年の冬。3月に入っても寒さが何度もぶり返す、すっきりとしない天気でしたが、4月に入れば本格的な春、そして夏の始まりです。いつもなら、中国の伝統行事が目白押しの4月ですが、今年は旧暦上すべて5月にずれこみます。そのため、3月から続く香港エンターテイメントエキスポが唯一のイベントになりそうです。
4月の祝祭日・暦
イースターにはチョコレートがいっぱい
イースターホリデーの最後の祝日と清明節の祝日が第一週にあります。そのほかの旧暦にしたがって催される伝統行事は5月にずれ込み、静かな1ヶ月です。
4月1日(祝日)復活の日 (Easter Monday)イギリス統治の名残でイースターは祝日となっていますが、お店やレストランは通常通り営業しています。
4月4日(祝日)清明節(Ching Ming Festival)お墓参りの日。公共交通機関など、お墓参りへ行く人々で込み合います。墓地では紙製のお供え物を燃やす習慣があり、山火事がよく起こります。この時期のハイキングはお気をつけて。
4月の気候
清明節の墓参り。湿気に包まれどんより
4月の香港は暖かくなり、平均最低気温20度、平均最高気温25度と過ごしやすい気候になります。日によっては半袖で過ごせるほど汗ばむ日もありますが、季節の変わり目で天気が変わり易くもあるので、長袖の上着は必要です。また、一年のうちで湿度がもっとも高い季節になるため、街全体がどんよりと深い霧に包まれる日が増えます。夜景を見に行く日は事前にお天気チェックをお忘れなく。天気の良い日がないからと言って、夜景鑑賞を諦める必要はありません。湿度の高い、霧に包まれた香港を見るのもおもしろいものです。亜熱帯気候ならではの香港を楽しめる時期とも言えるでしょう。
4月のフェスティバル&イベント
第37回香港国際映画祭
第37回香港国際映画祭
The 37th Hong Kong International Film Festival
日程:2013年3月17日~4月2日
場所:香港各地の映画館
2011年に金像奨を受賞した、許鞍華監督作品「桃姐( A Simple Life)」や、1988年、王家衛監督作品「今すぐ抱きしめたい」など、香港を初め、世界各国の優秀映画作品を集めた映画祭です。懐かしい香港映画を、香港の映画館で見ることのできる貴重な映画祭です。ぜひこの機会をお見逃しなく。
第32回香港電影金像奨
第32回香港電影金像奨
期間:4月13日
場所:香港文化中心香港映画ファン必見、中華圏で最も有名な、映画賞の一つです。今年の最多部門ノミネートはニコラス・ツェー(謝霆鋒)とラウ・チンワン(劉青雲)のダブル主演の「消失的子弾(The Bullet Vanishes)」とアーロン・クォック(郭富城)、レオン・カーフェイ(梁家輝) の「寒戦(Cold War)」の12部門。
4月のお出かけ
晴れると気持ちいい4月の香港
暑すぎず、寒すぎず、また適度に湿気もあるので、街歩きにはぴったりの季節です。天気の良い日にはスタンレーやレパルスベイなど、海沿いの街に足を延ばすのもおすすめ。また、香港全体が映画祭で盛り上がっている4月。せっかくだから、香港映画の舞台となった町や店を訪れてみるのもいいかも。
いかがでしたか?香港のアカデミー賞「金像賞」や3月から続く映画祭。そして、一般の映画館でもイースターホリデー映画が目白押し、エンターテイメントが盛りだくさんの4月の香港です。今月はどっぷりと香港映画にはまってみては?以上、香港ナビがお伝えいたしました。
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記事登録日:2013-03-28