お土産特集は、今まで紹介していないモノを中心に集めました。また、お土産をもらう側のホンネも少しだけ教えちゃいます。
MTRショップ、香港歴史博物館、大型書店などで販売しているカードケース。
ネイホウ!香港ナビです。
毎年、香港ナビではお土産特集をしていますが、「最新」といいながら、どれもこれもありきたりで目新しくない・・・なんて思っていませんか?実際、香港には「これ!」といったお土産が少ないのも事実で、今回も今までと同じようなラインナップになってしまうのではと思っていました。が、いろいろ探し回ってみた結果、今まで紹介していない商品やグッズをたくさん見つけることができました♪すべてが最新というわけではありませんが、大部分の商品は香港ナビでは新登場!(のはず)。ぜひとも香港土産の参考にしてくださいね。
なお、「超」定番のお土産については、過去の香港ナビの特集記事をご覧ください。
それでは早速、「2016年版香港土産」をご紹介することにしましょう。
●ジェニークッキーに続け!香港土産の定番になりそう・・・なスイーツ2選
香港の人気スイーツといえば「ジェニークッキー」。あまりにも評判のため購入には行列必至!最近では代行販売業者(正規ではないですが)のほか、ニセモノや類似品が登場しているほど。まだまだブームは衰えそうもありません。しかし列に並びたくない人やリピーターの中には、そろそろ次に続く商品の登場を待ち望んでいる人も。そんな期待に応えるべく、将来的に香港を代表する新しいスイーツになりそうな予感のするお店を独断と偏見で選んでみました。果たして新ブームは到来するでしょうか?!
■□■スウィート・ブティック■□■
香港人パティシエが生み出したユニークなスイーツたち
香港の伝統のお菓子のひとつに「エッグロール」があります。これは文字どおりタマゴと小麦粉から作られた葉巻型の甘~い素朴なクッキーのようなものですが、これを現代風にアレンジしたのがスウィート・ブティックのエッグロール。この店ではオリジナルをはじめ、ラズベリー、緑茶、マンゴー、アールグレーなど種類も豊富(状況により提供できないフレーバーもあり)。このほか、バラの花をかたどったクッキー、色とりどりのメレンゲ、8種類の味のチョコレートボンボンなど、どれもこれも厳選した原料から作られ、着色料や保存料も使っていないので安心。何より見た目が美しいのでもらう側も喜ぶこと間違いなし。
「喜」という字がふたつ並んだおめでたい図案
■□■スティッキー■□■
お値段お手頃、味もグッド。香港ならではの図案もあり本来はオーストラリア発祥のキャンディーショップですが、敢えて香港土産に入れました。その理由は写真を見れば一目瞭然、「いかにも香港!」といったデザインがあるがおわかりですか?クリスマスやお正月などには、その時期限定のデザインも登場します。おまけに1つ1つが小さめなので、キャンディーにありがちな、もらっても最後まで食べきれない・・・ってこともありません。またこのお店のキャンディーの特長は、ほとんどのパッケージに「誕生日おめでとう」「ありがとう」などのメッセージが書かれていること。ですからシチュエーションに合わせて選ぶこともできちゃうんです。サイズも手頃で味の種類も豊富なので、ちょっとしたプレゼントには最適ですよ。
●ミュージアムショップはお土産の宝庫!
香港にはいくつも博物館がありますが、そのほとんどに博物館のテーマに関連したミュージアムショップがあります。「え~単にもうけたいだけじゃん」なんて思ってはいませんか?そういう場合もあるかもしれませんが(笑)、実はこのミュージアムショップこそがお土産品の宝庫だったりするんです。おまけに、ここでしか手に入らない限定品も。ですから博物館を訪れた際は、とりあえずショップを覗いてみてくださいね。
■□■ 香港歴史博物館 ■□■
売り場面積も広く、品揃えがいちばん充実立地条件がいいので、尖沙咀に行った際にはぜひとも立ち寄って欲しいショップ。お堅い書籍・商品から、子供向けのおもちゃまで幅広いラインアップが自慢です。見れば見るほど面白い品物が見つかるので、たっぷり時間に余裕を持って訪れることをお勧めします。
■エコバッグ
思わず人に見せびらかしたくなるようなかわいさ近年、環境問題から買い物袋の有料化が進んでいますが、香港もそのひとつ。そんなわけで、香港ではエコバッグを持ち歩くことがほぼ常識になっています。本来は実用性重視なので、いくらデザインがよくても目に触れない場所にしまい込むことがほとんど。でもこんなデザインならカバンにぶら下げても違和感がありませんね。というよりむしろ、見える場所につけたいくらいです♪いくら見せびらかしたいからといって、くれぐれも買いすぎにはご注意をwww。
■紙コップ、紙皿
使うのがもったいない!とっておきのパーティー用グッズお土産というにはちょっと「???」ですが、なぜか異常に気になるこのデザイン。紙コップは3色セットの景徳鎮柄と、標識柄(無地とカラー)、そして「喜」がふたつ並んだダブルハピネスの3パターン、紙皿はフェリー、トラム、時計樓のデザインがワンセットになっています。このパーティーグッズを使って、香港から買ってきた調味料や食材でホームパーティーを開いてみてはいかが?気分が盛り上がることうけあい!なお、いずれも手持ちのついた箱に入っているので、そのままプレゼントとして渡すこともできますよ。
■オリジナルラベルのワイン
持ち帰るのは大変だけど、家に飾りたい♪上で紹介したパーティーグッズを使ったホームパーティーで、さらにお客さんを喜ばせたい人はこのワインも合わせてどうぞ。1本または2本入りがあり、ワインをそのまま飾れる持ち運びに便利な木製の専用ケースに入っています。重いし、かさばるので気軽なお土産とはいきませんが、頑張って持ち帰るだけの価値はきっとありますよ。
プラスチック製なので結構軽いです。
■タンブラー
オフィス用のカップはこれで決まり!レトロな中国ポットや景徳鎮をデザインしたタンブラーや、スポーツやレジャーに最適なトラム柄のタンブラーを自分用のお土産にしてはどうですか?いずれもフタが閉まるので、オフィス用のマイカップとして使用するのもいいかもしれません。やはりこの中に入れるのは、コーヒーよりも中国茶?
■カード
香港マニアなら涙を流して喜ぶユニークなカードたち
メールやスマホの普及で手紙を出す機会が少なくなってきた今日この頃。でもやっぱり手書きのメッセージをもらうとうれしいですよね。例えば親しい人への誕生日お祝いや感謝の気持ちを、こんなカードにしたためてみてはいかがですか?この香港をテーマにしたカードはとてもユニーク。カードを入れる封筒は、香港でよく見かける藍・白・紅をデザインしたもので、また食べ物をモチーフにしたカードは内袋として油紙を使うなどの手の込みよう。香港好きの人なら必ずや感動することでしょう。
■ほかにこんなグッズも
誰にでも受け入れられる実用的なモノがお土産の基本
お土産選びは本当に大変。相手の好みに合わないものだと喜ばれません。そんなときは実用的なものをプレゼントしましょう。特にプライベートや仕事で使えるものなら、間違いなく受け入れてくれるはずです。そんなわけで、デザイン的に優れた文房具をいくつかピックアップしてみました。
■□■ 茶具文物館 ■□■
茶器をデザインしたグッズはシックで高級感あり
さすがに茶具文物館だけあって、ミュージアムグッズで売っているのはお茶や茶器が多いのですが、そのテイストを組み込んだグッズも見つけることができます。中でも展示品の茶壺をデザインしたエコバッグ、マグネットそしてマウスパッドは特にお勧め。マウスパッドは実用性があり、かさばらず、そして何よりお値段がお安いので、手軽なお土産としてイチオシです。
※改修に伴い、茶具文物館のミュージアムショップは2016年8月までクローズしています。この期間中は香港歴史博物館内のミュージアムショップで購入可能です。
●MTRや郵便局だって負けてはいません!
グッズに力を入れているのは何も博物館だけではありません。香港に来たら必ず一度は乗るMTR(地下鉄)のほか、なんと郵便局でもさまざまな商品を販売しているんです。特にこれらの商品は香港のみ、おまけにそれぞれの場所でなくては手に入らないレアなものばかりなので、ほかの人とかぶらないお土産を探すにはまさにぴったり。
■□■ MTR ■□■
子供向けと思ったら大間違い!大人でも違和感なく使えるノベルティグッズ
電車ファンというとオタクっぽいイメージがありますが、そんな固定観念を払拭し、デザイン性に優れ、大人でも違和感なく使える商品を数多くそろえているのが特長。特に下でも紹介しているクリアファイルのほか、駅のタイルをモチーフにしたメモ帳、キーホルダー、ボールペンなどの文房具をはじめ、車両をかたどったパワーバンク、バッグなど実用的なものがメインです。
■□■ 香港ポスト(郵便局)■□■
チョコレートレインとのコラボグッズが買えるのはここだけ!
香港ポストでもさまざまなノベルティグッズがあります。ただポストや郵便収集車をのミニチュアとか、あげる人を選ぶような万人受けしないデザインのグッズがほとんど。その中で「唯一」とも言える(?)お土産にぴったりなノベルティがあります。それは香港生まれのキャラクター「チョコレートレイン」とのコラボグッズです。いずれも香港ポストだけでしか購入できないオリジナルデザインなので、レア度高し!
商品は中環郵便局本局にあるポストショップで購入可能ですが、一部商品は以下の郵便局でも取り扱っています(局により品揃えは異なる)。
●"あの"有名ショップの香港限定デザインを狙え!
日本をはじめとして海外でも展開しているショップでも、香港だけにしかないオリジナルデザインを販売しているお店もたくさんあります。厳密に言うと「香港土産」と言えるかどうかは疑問ですが、それでもここでしか買えないという意味で、敢えて今回の特集に取り入れてみました。
■□■ スターバックス ■□■
常に新しいデザインを発表しているので目が離せません
世界中のマグカップを集めている人もいるほど定番中の定番ともいえるスターバックスのカップ類ですが、常に同じデザインとは限りません。もちろん見慣れたデザインもありますが、季節やイベントごと、またふと気づくと新しいカップが発売されていることもあります。香港を訪れるたびに、とりあえずお店をチェックしてみましょう。
■□■ LeSportsac(レスポートサック)■□■
ぱっと見はわからなくても、香港のエッセンスがぎっしり詰まったデザイン
色とりどりのデザイン、バリエーションの多さなど、軽くて実用的でお洒落なハンドバッグが揃うアメリカのブランド。定番のクラシックコレクションに加え、有名人や有名デザイナー、キャラクターなどのコラボデザインも数多く発表しています。そして香港のオリジナルとして、香港そのものをモチーフにしたデザインがあるのをご存知でしたか?このバッグを持っていれば、必ずや「それ、どこで買ったの?」と聞かれることでしょう。
デザインもさることながら、丈夫で使いやすいと評判。
■□■ 廣富號 ■□■
台湾の帆布バッグ専門店が発表した香港限定品根強いファンを持つ台南にある帆布バッグ店。カラフルな色使いとユニークなデザインで幅広い層の人たちから支持され続けています。同じく台湾の大型書店である誠品書店の香港進出と共に出店し、それに合わせて香港だけのオリジナルデザインのトートバッグを発表しました。さりげなく散りばめられたパイナップルパン、腸粉、レモンティーなどのモチーフがいかにも香港らしさを表現しています。
●香港でいちばん有名なネコちゃんグッズもいいかもね♪
■□■ クリームあにきグッズ ■□■
日本デビューも果たした香港でいちばん有名なネコ
このネコがどんなネコかって?ネットで「クリームあにき」と検索してみてください。驚くほどずらりと検索結果が出てくるはずです。一見すると何の変哲もない小太りのネコですが、香港では知らない人がいないくらい有名。某大型ドラッグストアのイメージキャラクターも務めているんですよ。もしネコ好きの友達がいるようであれば、迷わずクリームあにきグッズを買いましょう!
【番外】 開けてガッカリ、もらって迷惑・・・もらう側のホンネ
頭を悩ませ、考え抜いた末にようやく決めたお土産なのに、もらった側は実はこんなホンネを持っていたりします。ここでは、実際にもらった立場から「こんなお土産はちょっと・・・」というコメントをご紹介します。もちろん、これはごく一部の人の意見なので、全員が全員同じ感想を持つとは限りません。ただこんな風に感じる人もいるんだなぁ・・・ということで、お土産選びの参考にしてください。
【食べ物編】
・買うまでに何十分も並ばないといけない、という某クッキー。自分には「普通」かなぁ・・・
・人気の「熊缶」クッキーは、なんだかラードっぽい味がして苦手。
・XO醤をもらったけど、あんなサイズ使いきれない!
・ちょっと珍しい調味料。おいしそうだけど、英語も中国語も苦手なので作り方がさっぱり。
・量だけを重視したお菓子は、はっきり言って迷惑。まずい!
・確かに高級な中国茶かもしれないけど、淹れ方もわからないし、そもそも日本茶しか飲まない。
・中国製の食べ物はちょっと・・・
・そもそも、においからしてダメ。
【漢方薬・クスリ・化粧品編】
・そこそこ高い(らしい)ロイヤルゼリー。やっぱりイマイチ信用できずに捨てた。
・受け狙いで変なクスリをくれるくらいなら、何もくれない方がまし。
・体に入れるものや塗るものはうれしくないです。
・何の成分を使っているのかイマイチわからないのは不安。
・においが強すぎて、自分には合いません。
【雑貨編】
・チープなチャイナ柄のポーチは使い道なし。
・「I Love HK」なんてキーホルダーは、恥ずかしくて持てません。
・一応「かわいい」とは言いましたが、自分のセンスに合わないアクセサリーはいりません。
・ずっと残るものよりは、消耗品や消えモノの方がうれしい。
・・・などなど。やっぱりお土産選びは難しいですね。
このバッグは誠品生活尖沙咀店で購入できます。
いかがでしたか?
例えどんなにいい品物や高級な食材でも、相手の好みに合わなかったり、生活スタイルとあまりにもかけ離れているものはあまり喜ばれないのかもしれません。とはいえ、やはり旅行に出かけるからにはお土産は買わなくてはならないもの。親しい関係であれば直接リクエストを聞くことができますし、今は旅行先でもスマホを使う人も多いので購入前にその商品の写真を撮影し、相手の意見を聞くのもひとつの方法。そうでない場合は、実用的なモノや、消耗品などが無難なのかもしれませんね。いずれにしても、お土産選びだけで、貴重な旅の時間を無駄にしないように気をつけましょうね。
なお、今回のセレクトから漏れた商品や、紹介できなかったグッズもたくさんありますが、少しはお土産選びの参考になればうれしく思います。
以上、香港ナビがお伝えしました。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2016-03-10