本名 麥耀堂William Mark(ウィリアム・マーク)。70歳。中国広東省の順徳出身。
中国飯店協会に初めて「中国美食家」として選ばれた美食家である。70年代から新聞でフードコラム二ストとして活躍。彼が書いた作品はとても流暢で、物事を見る視点も新鮮で評価は客観的。古典文学にも深い感心がある。
現在は香港飲食業東主業界主席や香港飲食業聯合総会副会長などの仕事の傍ら、香港に10軒以上レストランを持つグループで経営する「潮州城酒家」のディレクターやマンダリンホテルのフードコンサルタントとして活躍、香港料理界に最も影響力がある一人である。
そのほか、珠三角デルタ地区やFOODYの故郷である順徳への美食ツアーにも携わっている。唯靈というペンネームで、『香港名厨真伝食譜』(1985年)、『唯靈食経』(1986年)、『唯饕者靈』(2005年)、『唯靈食趣』(2005年)、『唯靈私房菜』(2005年)等、中国料理や飲食についての本を出版している。