櫻井景子先生の香港レシピ教室 茶葉蛋の巻

香港ではメジャーな食べ物、茶葉蛋(ちゃーいっぷだーん)で夏バテを乗り切りましょう。

こんにちは!毎日暑いですねー。半年は続く香港のこの長い夏は慣れていない人には結構つらいものです。
みなさん、夏バテしてませんか~?今日は疲れた身体に栄養を与え、美味しく食べれる蛋白質の食べ物をご紹介しましょう。そう完全栄養食品といわれているたまご。香港の街を歩いているとこの茶色いひび割れたたまごを目にしたことはありませんか?私は香港に住み始めたころ、このたまごにハマってしまい、見かけるとつい買って食べてしまうので、1日に2個も3個も食べたりしていました。(無類のゆで卵好きなのです)なんとなく漢方のような香りがして、でもしっかり味がついていて、殻を剥くときれいな?!ひび割れ模様がすてきで、ちょっと小腹がすいた時など、これとお茶で空腹が落ち着いたものです。
あの液体は一体何なのだろう??”茶葉蛋”という名前だから、当然お茶の葉がはいっているのだろうけど、ではあの香りは?あの味は?私の頭には??マークでいっぱい。こういう香港でもレシピ本になど載っていないだろうレシピを探すのが好きで、試行錯誤の末、ようやくたどり着いたレシピ。ご紹介します!

では、まず前回同様使う食材の説明をいたします!

(香港度を高めるため香港の食材をご紹介しますが、 入手出来るもので作られてくださいね)

たまご
香港のスーパーでたまごを購入した時驚きませんでしたか?あまりにも長い賞味期限に。
半年先の日付けがついていたりします。香港ではそうそう生卵を食べる習慣がないのと
たまごの殻に保存用の薬が塗られているため、長く持つようになっているのです。
でも、買ってきたたまごを洗ってしまったら、薬が取れてしまうので、早めに使ってくださいね。

八角
八つの角を持つ独特の香りの香辛料。

桂皮(シナモン)
中国産のシナモンは木の皮という感じの大ぶりなものです。
西洋のシナモンとはやや香りが違うような・・・・・・

片糖
さとうきびの砂糖。精製前のものでミネラルが豊富。香しい独特な香りと風味ある甘さ。
黒砂糖にやや似ているが、香りがそれよりかは控えめ。

鉄観音茶葉
飲むわけではないのでいい茶葉である必要はないけれど、香りがよいお茶葉の方が美味しく作れます。
また茶葉の種類を替えて作るのもまたそれぞれ違った香りが楽しめておすすめ。

生抽・老抽
こいくち醤油とくろ醤油
香港で使われるしょうゆはこの2種類。生抽は日本でいうこいくち醤油に当たる。
老抽はたまり醤油よりももっと濃厚でとろみがあり、塩分控えめで甘み、強い。
香港では味つけ風味つけには生抽。色つけには老抽と使い分けられており、
老抽は日本での代用品が見つからない。
おすすめはYuansブランド。天然醸造で作られているので、美味しい!

作り方

1. まずはゆでたまごを作ります。しっかりと固いゆで卵を作ってください。

1. まずはゆでたまごを作ります。しっかりと固いゆで卵を作ってください。

2. 茹であがったたまごを触れるくらいに冷まして、スープンの腹で軽く叩いてヒビをつけます

2. 茹であがったたまごを触れるくらいに冷まして、スープンの腹で軽く叩いてヒビをつけます

3. 鍋に分量の材料を入れ加熱します。 3. 鍋に分量の材料を入れ加熱します。

3. 鍋に分量の材料を入れ加熱します。

4. 片糖がとけて、茶葉が開いてきたら、たまごを入れます

4. 片糖がとけて、茶葉が開いてきたら、たまごを入れます

5. 20分ほど中火で加熱してから30分弱火で加熱します

5. 20分ほど中火で加熱してから30分弱火で加熱します

6. 火を止め、1晩そのままでおきます。
7. 翌日、食べる前にもう一度火を入れて、暖めてから食べます
8. 殻を剥くと、ほら!こんなにきれいなヒビ模様 8. 殻を剥くと、ほら!こんなにきれいなヒビ模様

8. 殻を剥くと、ほら!こんなにきれいなヒビ模様

そのまま食べてよし、切って前菜にしてよし、ラーメンに入れてよし、 結構いろいろ使えます。是非、一度お試しください。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-06-23

ページTOPへ▲

その他の記事を見る