前回の挙式編に続く「披露宴」編です。さて、挙式が終わって、そして...?
こんにちは、香港ナビです。以前に、すでにご紹介した、香港結婚式事情 −其の壱 挙式篇−ご覧いただけましたか?お国が変われば、文化の違いで伝統的なしきたりも随分と異なります。さて、今回は、"TO BE CONTINUED"ということで、挙式後の披露宴に、突入してみたいと思います。ご一緒に参加してください。話によると今年2006年は100年に一度ほどしかこない、結婚にはとーってもおめでたい年とのこと。どおりで今年はホテルやレストランで披露宴をよく目にするわけです。
さて、またまた、たくさんの写真でつづる、実況中継、よーい、アクション!!
これがナビ受け取った披露宴の招待状です。カードはもちろんおめでたい赤。華やかです。
1. 会場のホテルは…
披露宴は、"酒席(ジャウジッ)"と呼ばれ、夜行なわれます。大体、夕方5時過ぎから、ぼちぼちと集まり始め、マージャンをしながら待つのが通常。その後、7時あたりから人が集まったところで、新郎新婦との写真撮影をします。正式に始まるのは、夜8時過ぎ!でも、時間は、いつも段取りどおりには行かないものです。押せ押せムードでやっぱり、始まりは夜9時近く……ちなみに、今回は非常にお家柄のよろしいお二人の結婚でありまして、高級ホテルでの披露宴となりましたが、一般的には"酒家(ジャウガァ)"と呼ばれる大きめの中華レストランで行なわれることが多いようです。
ホテルに入ると、ごらんの通り。なんとホテルロビーから会場までハートでいっぱいにデコレーションされています。まるでホテル全体が2人を祝福しているよう。夢いっぱいでロマンチック~!
こちらが会場の受付です。参列者はここで署名をして入場します。ご祝儀もここで渡します。ご自分の名前を祝儀袋に書くのをお忘れなく。でも、ご祝儀をここではなく、新郎新婦に直接渡す人もいます。
各自の席のテーブルは、外に張り出してあります。ひとテーブルは12人で、"男家"(新郎側)"女家"(新婦側)と分かれているのは、日本と同じですね。ただし、日本の披露宴が、両家の家族が一番下座の、新郎新婦から離れたところに座るのに対して、こちらはその逆で、家族が一番近い席で、友人が一番遠い席になります。新郎新婦は、新郎の家族と同じテーブルです。
会場前には、こんな氷のデコレーションが。氷の彫刻は会場のきらびやかさを引き立てますので、最近の披露宴ではよく使われるようです。
各テーブルに置かれた記念品。
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今日のお料理のメニューです。
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3. まだまだ、披露宴はエンドレス……
始まりの時間も、あるようでない…..ならば、やっぱり終わりの時間も…….時間にあまり、はっきりした観念のないのが香港式の特徴でしょうか??
食事の合間にも、いろんなプログラムが展開されています。
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舞台に上がって、乾杯の音頭を!!「飲杯(ヤム・ブイ)!」
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日本ではキャンドルサービスで各テーブルを回ることが多いと思いますが、こちらはお酒とグラスで乾杯!しながら、回っていきます。回りきったころには……新郎もただの酔っ払いか??両家のご両親も、"兄弟""姉妹"も、皆揃って民族の大移動!?
各テーブルを巻き込んだゲーム。この巨大な哺乳瓶のなかに、"金沙(ガムサ)"=金色のチョコレートがいくつあるか予想します。単純なゲームですが、楽しい祝いの場だとなんでも盛り上がる!
気がつくと、だんだんと、ひとり減り、二人減り……いなくなる招待客……とりあえず、自分の都合優先ってことで。時間は決まっていないみたいですね。
ただいま、時刻は夜11時45分過ぎ….ナビも帰らせていただきます。しかし、まだ写真撮影は続く…….
披露宴も大勢の招待客でごった返しておりましたが、おめでたいことは一生に一回だけですから(って、昨今はそうでないケースの方が多かったりして)ぱーっとイキマショウ!!ちなみに日本と違って、平日の夜に披露宴というケースも多く、会社帰りにそのまま参加するような形で、カジュアルに集まるパターンが主流です。また、新郎が招く日、新婦が招く日.と二日間にわたって、披露宴をするってこともあるようです。それにしてもお金も体力もいる挙式&披露宴。新郎新婦ならびにご親族の皆様!お疲れ様でした!そして、おめでとうございます!
以上、香港ナビがお伝えいたしました。
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記事登録日:2006-08-02