香港に住み始めたばかりの頃は日々驚きの連続でした。今でも、なじめない日本とは全くちがった習慣。今では慣れてしまったけど、当時は本当にビックリした事、はじめての香港生活で日本人が驚く10のことを紹介します。
こんにちは、香港ナビです。香港に旅行で来ていた時にも色んな驚きはありましたが、実際に生活を始めると更なる驚きと、合わせてこれだけは許せない!っという習慣があります。
今回はそんな「はじめての香港生活で日本人が驚く10のこと」を紹介します。
①クーラーの効き過ぎ
これは、旅行者も充分に感じていると思いますが、クーラー事情です。とにかく、年中室内のクーラーはがんがんに効いています。旅行の時は、ショッピングセンターや、移動の地下鉄などで、充分体感できるこの問題。生活を始めるとそれは職場にもおよびます。真夏なのに、膝掛けをして、カーデガンを着るなんて当たり前です。ひどければ、マイヒーターを足元に置いていないといけないくらい。原因は、この後紹介する②に繋がります。
②湿度100%
①で紹介したいクーラー事情の原因がこれです。ヒドい時は、湿度が100%というこの環境。とにかく霧のような、雨のような状態の中で生活しているようなものです。旅行の時は、霧に包まれた香港がエキゾチックに見えるかもしれませんが、この景色がやってくると、とにかく不快きわまりないです。その対策として、室内ではクーラーをつねに冷蔵庫並みにかけることで、湿度を感じなくしているのです。ただ自宅で24時間クーラーと言うわけにも行かず、日本人家庭では除湿器をフル稼働という話しを聞きます。私は、出来るだけ風通しを良くして対策をしていますが、どうしても、カビが発生してしまいます。
男性の上半身裸率
①②に関連するのとも言われる、この問題。夏場は、男性の上半身裸率がぐっと上がります。亜熱帯で、高湿度、、、屋外で仕事をする運送会社、路面店の八百屋や、お肉屋さん、果物屋さんのおじさんは、上半身裸のもの。長く住んでいるとこれは、見慣れましたが、日本には、よっぽど田舎の縁側に行かない限り目にする光景ではありませんね。
④トイレ事情
旅行者にも頭の痛い、香港のトイレ事情。とにかく日本と比べると清潔度が落ちます。日本が逆に清潔すぎると言う事もあると思いますが、この驚きと、習慣には慣れないです。男性用のトイレは、私が女性ですから事情は分かりませんが、多分そう違いのない悪い環境でしょう。排水がスムーズで問題がありトイレットペーパーをそのまま流さず、トイレ内のゴミ箱に捨てる傾向があるために、とにかくゴミで溢れているトイレが多い。そして、便座が汚れている事から、便座の上に和式スタイルで利用する人がいることから、悪循環が悪循環を呼び、まともに座って利用できる状態でない事が多い。綺麗なトイレに出会えたらほっとする日常です。勿論ホテルのトイレなどは常に掃除担当がいますので安心ですが。
⑤シャワー&トイレ
④でトイレ事情をお伝えしましたので、関連です。これも、驚き。香港では日本のように湯船につかって入浴を楽しむという習慣はありません。その為に、基本的にどの家庭にもシャワールームがあります。脱衣所というのもないですし、なかなか最初は、入浴もままなならないかもしれません。そしてここに紹介するのは、そのシャワールームとトイレが一体化しているタイプがある事です。居住空間の狭い香港は、試行錯誤の末にこの状態に辿り着き、トイレの上にシャワーを付けちゃいました。勿論シャワーを利用した後は、びしゃびしゃです。旅行で数日体験するならまだしも、これが日々の生活になるかと思うと、日本のお風呂、温泉が恋しくなります。
⑥テーブルマナー
香港ナビでも飲茶を含む色んな、香港式のテーブルマナーをお伝えしていますが、この習慣は、最初すごくビックリしました。しかし、今や体に染み付いてしまい、日本に帰った時に同じ事をやってしまい、周りの人を驚かせてしまいます。食事中に出た、肉や魚の骨は、お皿の上ではなく、テーブルの上=テーブルクロスの上に直接置いてもかまわないというマナーです。食事をしている本人は全く気になりませんが、周りからみるとその食べ残し、ゴミはあまり見ていて気分のいい物ではありませんが、それが、こちらの良しも悪しもマナーです。日本では、気をつけましょう。
⑦後片付け
日本人には習慣化になっていてとても良い事だと思いますが、ここ香港では、ファーストフード店や、フードコートなどの後片付けは、基本的にしなくていい事になっています。と言うのも、後片付けをする人がちゃんとお店には雇われているのです。日本流に片付けてしまうことで、その人達の仕事を取ってしまう事になります。雇用形態は、日本と大きく違います。細かく別れた仕事分担がありますので、郷に入れば郷にしたがって、お任せしましょう。
⑧ポイ捨て
ゴミの話しが続きます。ポイ捨ては、どこの国でもあるとおもいますが、ここ香港は、どこもかしこも高層マンション・アパートが多い事もあり、部屋の窓からのポイ捨てがすごい。テッシュや、お菓子の袋くらいなら可愛いもの。テレビや、植木鉢までも空からポイ捨てされることもあります。汚物や生理用品が降って来たという話しも聞いた事が。こんな事を書くと、まともに街を歩けなくなる?現実です。生きる為に歩かねば!
⑨爪切り
これは、本当に慣れないし、見たくない習慣です。バスや地下鉄に乗っているとよく爪を切ったり、研いでいる人に遭遇します。キーホルダー型の爪切りが家の鍵と一緒にじゃらんじゃらん。そして、公共の場所にも関わらず”チョキ・チョキ” 切っちゃいます。切った爪=ゴミはいったいどこへいったのか?それを考えただけでもおぞましい。
⑩日曜日のセントラル
最後に紹介するのは、日曜日のセントラルです。この光景があるから、香港の経済がないたっているのかもしれませんが、いつも驚かされます。家賃の高騰や物価高で夫婦共働きの多い香港。そして12才以下の子どもをひとりで留守番させたり、
外出させたりすると保護者義務違反という法律があり、フィリピン人や、マレーシア人などのお手伝いさんを雇う事が多い。そのお手伝いさんが唯一の休日である日曜日にセントラルに大集合するのがこの光景。とにかくすごい人数なので、日曜日にセントラルへ行く事は避けた方がいい。
お伝えした10の驚きは、どれも衛生面と密接な物が多いかもしれません。しかし、フレンドリーで、エキサイティングな香港は、こういった驚き以上に、楽しい驚きや発見を与えてくれます。香港に住んでみようかなっとお考えの方は、海外だからこんな事もあるさと覚悟を決めてお越し下さい。住めば都になるはずです。以上香港ナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2015-06-18