おはようございます、香港ナビです。
香港は、眠らない街。夜中でもギラギラとネオンが休むことなく点き続けている大都会です。しかし、朝は必ず訪れます。何かと夜をフューチャーされる香港ですが、今回は、『朝の香港はこう歩く』と題して王道のメニューから変わり種、観光ツアーではあまりお目にかからない歩き方までご紹介します。
『飲茶』やっぱり、食い倒れ?!
まずは、王道からのご紹介です。香港を語る上でこれは外せません。そう『飲茶』です。お昼ご飯に訪れるのではなく、早朝です。飲茶のあるレストランは朝7時頃から営業が始まります。季節によっては、うっすら白みがかる朝焼けが入るレストランで、地元の方と地元民気取りでこれができると、香港通!客層は、グンと高齢になります。いつも同じテーブルに座り、新聞を開きながら何を話す訳でもなく、いつものメンバーと飲茶をするおじいちゃん、おばあちゃん。日本にはないこの光景を是非体験してみてください。
『ペニンシュラで朝食』高級感たっぷり!
飲茶は、行き飽きちゃったと言う方もリピーターには多いはず。しかも、観光ツアーには、必ずと言っていいほどお昼の飲茶がもりこまれているものす。そんな方には、ここ。そう言わずと知れた『ペニンシュラホテル』。こちらの『ザ・ロビー』はアフタヌーンティーの行列でお馴染ですが、なにもアファタヌーティーに行くだけがペニンシュラではありません。朝7:00-11:00も勿論営業しています、終日あるアラカルトメニューもよし、ドリンクだけでも、ここで朝食を楽しんでみましょう。さらにグレードアップなら中央の階段を1つ上がった2階にある『ザ・ベランダ』での朝食バイキングがHK$350アップもやはりお薦め。夕食のお値段にびくびくしなくても、バイキングなら安心です。アフタヌーンティーで長蛇の列もごめんと言う方には必見です。
『太極拳』見てるだけでも楽しい!
食べ歩きばかりを二つ紹介しましたが、中国・香港の朝と言えば『太極拳』。拳と言うくらいですので、れっきとした武術ですが、東洋哲学の太極思想を取り入れて、健康・長寿に良いとされているため、格闘技や護身術としてだけではなく健康法として習う人も多くいます。ここ香港でも市民が朝の九龍公園、ビクトリ公園などに集まって練習する光景が見られます。気血の流れをよくし、五臓六腑全体の機能を高め、体内バランスを理想的な状態に保ち、 肩こり・腰痛・ストレス解消・集中力アップなどに大きな力を発揮することから、朝行われることが多いようです。覚えてしまえば、いつでもどこでもひとりでできる太極拳。まずは、公園デビューからが香港流。ゆったりとした動きは、忙しい日常から解放してくれ、カラダの芯からリラックス、新たなエネルギーを与えてくれます。見ているだけでも、良い気が巡ってくる感じ。
『街市』マーケット歩き!
『街市』とは、屋外にあるフレッシュマーケットです。政府経営の屋内マーケットも存在していますが、朝のフレッシュな空気の中で新鮮な野菜や、魚を見て歩くのがお薦め。食にうるさい香港人は、素材からかなりのこだわり。しかも、やはり新鮮に限るということで、朝の『街市』は、そんな素材を求めた主婦やお手伝いさんで賑わいます。綺麗に並べられた野菜・見た事もない色鮮やかな魚・むき出しで吊るされたお肉。その活気とビジュアルに度肝を向かれます。フルーツなら観光で訪れている方も手が出る商品、買ったその場で、ぱくぱく食べちゃってもいいかもしれません。ただ、路面が水でベタベタってことの多い『街市』です、お出かけの時は、滑らないように気をつけて。ワンチャイは、屋内・屋外とも楽しめる距離にあるのでお薦めです。
『散歩』プロムナードを歩こう!
最後に二つご紹介するのはまさしく『歩く』です。景色や雰囲気を楽しむ為にただ『歩く』『散歩』していただける場所をご紹介。香港は多くの島で構成された街です。海に面した所が多く、政府は開発時に、海に面した公園や遊歩道(プロムナード)を建設しています。今日は、主要な2カ所を御紹介しましょう。朝の出勤前にジョギングをする人、犬の散歩をする人、太極拳をする人に遭遇できるかも?ちがった香港に出会える事でしょう。