1年に1度、中秋節になると香港島の大坑(タイハン)ではファイヤードラゴンダンス(中秋・舞火龍)が3日3晩開かれます。
2018年のファイヤードラゴンダンス(中秋・舞火龍)は、9月23日から25日の夜に行われました。
このファイヤードラゴンダンスの起源は100年以上昔に遡ります。
当時、大坑は客家村で農業や漁業が盛んな村でした。しかしある年、村は台風被害があり、またその後疫病が流行りました。多くの災害に頭を悩ませているとき、ある村人が「中秋節の間3晩、龍の舞いを続けるように」というお告げを受け、その通り火を纏った龍の舞を3晩続けたところ、村に平和が戻ったそうです。
以来、大坑では中秋節の3晩は火龍の舞いを踊り続けており、大坑(タイハン)がかつての漁村ではなく、洒落た店が立ち並ぶようになった現在でも多くの人が参加をする中秋節の一大イベントとなっています。