ライオンやドラゴンダンスを "これでもか!" と鑑賞できるまたとないチャンス!祭り好きならぜひ一度体験してください。
こんにちは、香港ナビです。
今日は、年に1度行われる「譚公誕」の様子をお伝えします!
~「譚公誕」ってなあに?~「譚公誕」というのは海の守護神・譚公(タムクン)の誕生日で、毎年旧暦4月8日です。
譚公(タムクン)は漁師たちや沿岸地域の住民の守護神であり、ここ香港だけで信仰されていると言われています。
元王朝時代(1206-1368年)に広東省・恵州で誕生した譚公は、幼い頃より天候の予想や病気治癒の力がありました。その為 地元の漁師より崇められる存在になったと言われています。
香港では香港島・東部にある筲箕湾(サウケイワン)に譚公を祭る譚公廟があり、譚公の誕生日には筲箕湾の街をあげて祝いとその1年の幸せを願うパレードが行われます。
さっそくパレードを見ていきましょう!
2018年の旧暦4月8日は、5月22日でした。この日は長洲饅頭節という別の有名な祭りもあり、まさに香港中がお祝いムードでいっぱいになります。
長洲饅頭節は日本人もよく知っている非常に有名な祭りで、どちらかと言うと長洲饅頭節ばかりピックアップされがちですが、ナビとしてはこの「譚公誕」は穴場的存在で見ごたえもあり、非常におススメ!
祭りの当日、筲箕湾(サウケイワン)の譚公廟へ向けて、祝いのパレードが街を練り歩きます。譚公廟は1905年に建設されたとても歴史のある廟です。(2002年に当初の設計を保持しながら改修されました。)
祭りの日は、多くの信者や団体が着飾り、供え物を運び、 ライオンや龍と共に 譚公廟へ向けてパレードします。
この譚公誕パレードのおススメ・ポイントは、なんと言っても沿道の観衆とパレードの距離が近いところ。パレードの列に入り込み邪魔にならないように近くで写真を撮るという事もできてしまいます。
また、パレードをしている人びととの距離が近い分、香港の地元の人が楽しんでパレードをしている様子が伝わってきて、観衆とパレードが一体化しながら祭りを祝うことができます。
それでは、パレードのメインルートとなる 「東大街」 の様子を写真でご覧ください!
こちらはパレードが行われる東大街の中ほどにある、「天后廟」。 譚公廟と同様に、海の神様を祭っている有名な廟です。
パレードは東大街を通り、途中の「天后廟」や東大街を抜けた所にある「譚公廟」の前で立ち止まります。
そして、そこで守護神に祈りの舞いを捧げてます。
ゆっくりライオンダンスやパレードを見たい人は、それぞれの廟の前で待っていれば より珍しいパフォーマンスを見られるかもしれませんよ。