マンゴーが美味しい季節に作ろう!香港式マンゴークレープ。
今年の夏は特に暑い香港!朝のニュースの天気予報では毎日のように“酷暑”という言葉を使っています。こんなに毎日暑いと夏バテしている人も多いのではないでしょうか?そういう私も6月ごろから夏バテ状態続行中です。早く秋にならないかしら?と思ってしまう今日このごろです。
さて、今月は美味しいマンゴーの季節に是非作りたい香港式のマンゴークレープをご紹介します。広東語では“芒果班戟”(もんごぉーぱーんけっ)“と呼びます。日本ですとパンケーキというと、ホットケーキの少し薄い感じのものを想像しますよね。でも香港ではクレープをパンケーキと呼ぶのです。この“芒果班戟”は、比較的新しい香港スイーツですが、大人から子供まで大変人気で、新しい香港スイーツを売るお店には必ずメニューにあります。
今日は具になるものはマンゴーですが、香港ではこの“芒果班戟”に並んで人気があるのが、なんとあのドリアンパンケーキ“榴連班戟”(らうりんぱーんけっ)。それはそれは強烈な香りを放ちます。好きな人にはたまらない美味しさだそうですが、苦手な人には耐えられない匂いです。もしお好きな方は是非、香港に来た時、“榴連班戟”をお試しあれ!他にはバナナやいちごなどもありますので、お好みのフルーツでいろいろアレンジしてくださいね。
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石塘咀(せっとんちょい)
トラムかミニバスで行くちょっと不便なところにあるデザートのお店ですが、どのデザートも丁寧に作られていてとても美味しいです。特に “芒果班戟”は1つのパンケーキにマンゴー半分が包まれているという贅沢なものです。今日はこの石塘咀の“芒果班戟”を目指して作ってみましょう!
石塘咀
住所 香港西環皇后大道西425S號永華大厦地下
電話 2548-3778
営業時間 14:00-24:00
では、まず材料の説明から
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マンゴーは最近、日本でも随分、求めやすい価格になってきましたね。またフィリピンマンゴーだけではなく、世界のマンゴーも入ってくるようになったようです。香港ではデザートに使われるマンゴーはほとんどフィリピンマンゴーが主ですが、手に入るお好みのマンゴーで作ってみてください。ちなみに香港では、フィリピン、台湾、タイ、海南島、インド、オーストラリアなどさまざまな場所から輸入されるマンゴーが楽しめます。
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マンゴーを買う時、枝から切り落とされた部分を見て、蜜がしたたっているようなものを選びましょう。また香りを嗅いでいい香りかどうか確かめましょう。外観がまだ青っぽかったり、硬さがまだある場合は2-3日常温においてから、香りが出てきて、指で軽く押して、柔らかくなってから食べましょう。マンゴーのデザートを作る時はよく熟した甘い美味しいマンゴーを使うのが成功の秘訣です。美味しいマンゴーを手に入れたらどんなデザートも美味しく作れます!
生クリーム
香港には残念ながらフレッシュ生クリームは売られていません。すべてフランスかイギリスからの輸入品で長期保存(UHT)のものです。お料理などに使う場合は大きな問題はありませんが、お菓子作りなどでは、多少てこずるかもしれません。例えば、ホイップする場合もかなり時間がかかります。
カスタードパウダー
コーンスターチに卵黄を添加したもの。香港のスーパー(パークンショップやウエルカム)で販売されています。香港ではお菓子だけではなく、お料理にも結構よく使われます。
では、作ってみましょう!
材料(8枚分)*22cmフライパン
薄力粉 75g
カスタードパウダー15g
牛乳 250ml
グラニュー糖 35g
たまご 2個
バター 15g
マンゴー 4個
生クリーム 200ml
アイシングシュガー
(粉糖) 大さじ2-3
2. ボールにたまご、グラニュー糖を入れよく混ぜます
3. 続いて牛乳を加え、
振るった薄力粉、カスタードパウダー数回に分けてを加え、
よく混ぜてクレープ液を作ります。
4. 最後にバターを加えて混ぜます。
** 生地にバターを入れるとしっとりしてパサつきのないクレープが焼けます。
5. フライパンを熱し、薄く油を引き
6. 生クリームに粉糖を加えてホイップします。
ちょっと固めに立てます。
** 香港のUHT生クリームの場合はホイップの時間がかかりますので、根気よく!
電動ミキサーがおすすめです。
7. マンゴーは3枚にカットし、種をとり、スプーンで実を取り出します。
** 皮はナイフで剥くよりスプーンの方が簡単にキレイに果肉が取れます。
8. クレープが冷めたら、生クリームをのせ、マンゴーをのせ包みます。
9. 冷蔵庫で1-2時間よく冷やしてからお召し上がりください!
銅鑼湾加寧街5-7號加寧大厦地下B舗 電話番号 : 2882-3737
上環西港城地下4−8号舗 電話番号 : 2851-2606
美味しいマンゴーが手に入ったら、是非作ってみてくださいね!今日の下午茶(アフタヌーンティ)は香港式でお楽しみください。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2007-08-16