香港フュージョン イタリア人もびっくり~!パスタは香港で生まれ変わる?!牛肉入り黒胡椒風味炒めスパゲティ
こんにちは!5月に入りすっかり夏モードの香港です。このゴールデンウイークにも、たくさんの方が香港を訪れたことでしょう。香港は何度来ても色あせない魅力に満ちている場所です。何度も通わなければ食べ尽くすことが出来ない豊富な食の世界。それを楽しみに来られる方もきっと多いことでしょう。
さて、今回は香港の西式と呼ばれる香港風西洋料理のメニューをご紹介します。といっても、茶餐廳やローカルなお店でおなじみのメニューで、香港のイタリアンレストランへ行ってもまずこのメニューはありませんから、ご注意ください(笑)。私が香港で暮らし始めて、しばらくしてから気づいたのは「香港のパスタ料理」の不思議でした。 アルデンテという言葉すら存在を全く無視されたその茹で加減。初めて食べた時はそれがパスタだと信じることが出来なくて「蒸しうどんかな?」と思ったほどでした。茹ですぎの上、茹で汁を充分にたっぷり吸ったその麺はどう見てもパスタには見えません。食べてもふにゃふにゃな食感はパスタだと気づきません。香港在住日本人の間でも、よく話題になるのが「どうして香港のパスタは柔らかいのか?」ということ。雲呑麺のコシのあるアルデンテには非常にこだわるのに、何故?香港人の友人に聞いてみると、パスタは太いし、硬いので、消化に悪いから、柔らかく茹でて消化をよくするためだとか・・・・。
数年前ですが、香港で発行されている料理本を見て、さらに驚きました。そこにはパスタの茹で方指南が出ていたのですが、充分に茹でた後、麺をざるに取り、水で洗い、湯で暖めると書いてありました。パスタを茹でた後、洗って暖め直す??こういう方法も最近は随分正されてきているようですが、もともと中華麺はかんすいを含む麺なので、茹でた後、洗うという習慣があるためだと思われます。それをパスタに当てはめたのですね。
今日ご紹介する「干炒?椒牛肉意粉」は、香港パスタの中で私がもっとも好きなメニューのひとつです。香港とイタリアのフュージョン料理?!中華風でありながら、でもパスタ。意外な組み合わせのようなこのメニュー、黒胡椒が程よく効いたクセになる美味しさです。 “あーこんな食べ方もあったのか”と新しい見方で、どうぞ召し上がれ!
今月の食材の紹介
バラのお酒(玫瑰露酒)rose essence wine
よっぱらいえびに使われるお酒として有名です。アルコール度数が54-55度と大変高く、このままストレートに飲むのには適しません。香港では紹興酒に並ぶ、調理酒としてよく用いられます。原材料は米、バラの花、クリスタルシュガー等。ロマンティックな花の香りが強いお酒です。スーパーなどで購入することが出来ます。
作り方
2. たっぷりの湯を沸かし、塩を加え、スパゲティを茹でる
4. フライパンに油(分量外:小さじ1)をいれ、加熱し、牛肉を加えて色が変わるまで炒め、取り出しておく
『スイート・スイーツ香港』がいよいよ出版されました!
香港のスイーツ店ガイドから
おうちで作る香港スイーツのレシピまで
旅行でもおうちでも活用出来るもりだくさんの内容です。
出版社: 白夜書房
著者: 櫻井景子
◆読者プレゼント◆
香港ナビ会員の中から2名様に
『スイート・スイーツ香港』をプレゼント!
ご応募はこちらからどうぞ
応募期間:2008年5月13日~6月1日
関連タグ:
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2008-05-13