ニューイヤーパーティや料理の前菜、ビールのお供にいかが?マカオのポルトガル料理を代表する炸馬介休球 馬介休入りポテトコロッケを作っちゃおう!
みなさん、こんにちは!もう街はすっかりニューイヤーモードですね!2008年もあとわずか、名残惜しくも、新年の楽しいイベントでわくわくしている人も多いのではないでしょうか?
さて、今月はニューイヤーパーティにぴったりな1品。マカオのポルトガル料理で有名な「炸馬介休球」馬介休入りポテトコロッケをご紹介します。マカオと言えば、関西空港から直行便が出ているほど、最近、日本人にも人気の観光地。なんと言っても世界遺産に登録されている歴史的建造物が小さなマカオの中に26ケ所もあるのですから、一度の訪問で効率的に回れてとっても便利。香港とはまた違った雰囲気の街並みは小さなヨーロッパを彷彿させ、とてもロマンティックです。また、めざせラスベガス!とばかりにカジノを併設した5つ星ホテルの建設が目白押し。そんなホテルスティは優雅な気分を味わえます。ショッピングも充実し、食の楽しみもあるとなると、マカオに数日滞在してみたい気持ちになりますね。
そんなマカオの食も大変ユニークです。1999年までポルトガルの植民地だったマカオには、ポルトガル料理のレストランも多く、マカオを訪れる旅行者にとってもそれが食の楽しみのひとつになっていることでしょう。ポルトガル料理はマカオの食文化にも色濃く影響を与えており、マカオにはマカオ料理という中華料理とポルトガル料理をミックスした独特の食文化が育っています。
馬介休っていったい何?
ポルトガルの食材である“馬介休“(ポルトガル語名:Bacalhau)と呼ばれる塩漬け魚。香港にも“咸魚”(はむゆぅ)という塩漬け魚がありますが、これはポルトガルの咸魚とも呼ばれています。馬介休(まーがいやう)はポルトガル名の発音を中国語に当てはめた名前のようです。香港の咸魚にはたくさんの魚の種類がありますが、ポルトガルの咸魚 は、主に鱈が一般的のようです。この馬介休は1835年ごろポルトガルで漁民が魚を長く保存させるために発明されたと言われています。ポルトガルが世界で勢力を伸ばしていた時代に長い航海の間、耐えられる食料として、この馬介休は大変重宝がられたようです。マカオで買える馬介休はポルトガルから直輸入されており、マカオの食文化にも大きな影響を与えた食材と言われています。今ではヨーロッパ各国でも同じような塩漬けの鱈が保存食として重宝されています。
「炸馬介休球」はこの馬介休を使うのが特徴で、これにじゃがいものマッシュを混ぜ、軽く揚げた料理です。食事の始まりや、お酒にも合うマカオらしい1品で、食前ワインのお供にとても合いますよ。馬介休は残念ながら香港では購入出来るところがないので、マカオへ足を運んだ時に是非、スーパーなどで見つけてみてくださいね。
前処理
馬介休はかなり塩辛いので、水につけて塩気を抜きます。きれいな水に浸して1日おきます。途中2-3回水を換えてください。
作り方
5. 水分を拭き取った後、馬介休を出来るだけ細かくほぐします
9. できあがり~サラダ用レタス、レモン、オリーブを添えて召し上がれ!
炸馬介休球はどこで食べられるの?
香港ならマカオ式茶餐廳で、マカオならマカオ料理のレストランで必ずあります!
澳門茶餐廳
住所:尖沙咀樂道25-27號
電話:2366-8148
住所:香港謝斐道477-481號肇明大廈地下A舖連一樓
電話:2572-3113
住所:香港上環信?中心2樓 270-275號舖
電話:2857-1933
住所:香港[魚則]魚涌康怡廣場(北)地下G2舖
電話:2569-6820
マカオの美食を是非手作りで味わってみてください!今年一年、香港レシピ教室をご覧いただき、ありがとうございました!また来年もよろしくおねがいいたします!それでは、よいお年を!
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記事登録日:2008-12-29