『レッドクリフPartⅡ―未来への最終決戦―』4月10日より日本公開

ジョン・ウー版三国志ついに完結。絶体絶命の窮地から運命を分ける頭脳戦へ。歴史に残る対戦が決着の時を迎えます。

こんにちは。香港ナビです。たたみかけるような未曾有の迫力映像で三国志「赤壁の戦い」を描く『レッドクリフPartⅡ―未来への最終決戦―』がついに日本公開されます。香港での公開時は当然の事ながら初登場第一位。そして2008年の初日動員記録を大幅に塗り替える記録を打ち立てました。香港、日本、台湾、韓国、アメリカの智力と業を併せ、ハリウッド映画も凌駕する壮大なスケールの戦いがいよいよスクリーンに描き出されます!

ストーリー

疫病の蔓延により戦意を喪失し、連合軍から撤退してしまった劉備軍。十分な食料もなく矢も5万本程度しか残っていなかった。劉備たちが4万本の矢を持って行ったことの責を問われた孔明は、三日で10万本の矢を調達すると周瑜に宣言。一方、周瑜も水上戦に長けた曹操軍の武将・蔡瑁と張允を排除してみせると宣言する。お互いの首をかけた発言に周囲は冷や冷やするが、当の本人たちは涼しい顔をしているのだった。互いの緻密な頭脳戦の成功により、戦意を盛り返した連合軍は、曹操の元へ男装して潜入していた孫権の妹・尚香が持ち帰った配置図をもとに巧妙な策を編み出すのだった。圧倒的な戦力の差を埋めるため戦略会議が続く中、曹操のもうひとつの目的が自分の身であることを知った周瑜の妻・小喬は一艘の舟で曹操のもとへ渡ってしまう…。軍勢で圧倒的な数を誇る曹操軍に追い風は吹くのか。その風を自軍に引き寄せようと知力を尽くす連合軍はどんな奇策を繰り出し、また小喬を無事救い出すことはできるのか!?

みどころ

ジョン・ウーは、一般的に「三国志」として知られる小説「三国志演義」の脚色されたエピソードよりも史実を重視したと語りますが、それでも「三国志演義」のイメージを大切にしているファンや『レッドクリフ』で初めて三国志にふれる人を楽しませたいとド派手な見せ場をいくつも用意しました。「孔明が知略を駆使して10万本の矢を手に入れるシーンと、曹操の船団を火攻めにするシーンは、どちらも最新のCG技術を駆使しています。PartⅡのクライマックスと言えるでしょう」と力説しています。またトニー・レオンは『レッドクリフ』の魅力を「圧倒的な強さだけでなく、ピンチの場面、情感の部分、そして衝突など、多くの要素を盛り込んでいること」と語っています。そして、金城武も、「PartⅡには前作よりもアクション的な場面がたくさんありますから、より盛り上がると思います!特に「孔明が“風を借りる”シーンは、本により解釈が違うこともあり、監督とアイデアを出し合って作り上げたので注目して欲しいです」と熱いコメントを寄せています。

ジョン・ウー=周瑜!?

トニー・レオンが『ラスト・コーション』の撮影で体調を崩したことにより当初予定されていた孔明役を降板。金城武が代わりに孔明役を引き受けて事なきを得たかと思われたが、今度はクランクイン当日に周瑜役のチョウ・ユンファが降板してしまう。当初そんな災難が襲った『レッドクリフ』でしたが、監督の苦況を耳にしたトニー・レオンがジョン・ウーのもとに心配の電話を入れたことにより状況が打破されました。脚本の変更、衣装の作り直しなどを大急ぎで行い、撮影の順番を変えることでトニーの体調回復への猶予期間を作るという業を駆使し、周瑜役として再度『レッドクリフ』の一員として迎えたのでした。
最大限の配慮を受けたトニー・レオンは「周瑜と監督は同じ人物のように思えました。男らしくて、真面目で、友情に厚く、責任感が強い。撮影が終わると奥さんにやさしくしてますし(笑)。おそらく、監督自身の人生観や処世術が周瑜というキャラクターに投影されているんだと思います」と語っています。私財を投入してまで映画の完成の意思をつらぬき、団結することの重要さをスタッフに説いていたジョン・ウーの姿は、周瑜が連合軍に戦意を語る姿とダブっていたのかもしれませんね。

11月のPartⅠ日本公開から5カ月の時を経てついに完結。メインキャストの男らしさが際立つ中、乱世に身を投じるお転婆な尚香を演じるヴィッキー・チャオの明るい笑顔や、姉とともに「江東のニ喬」と称された絶世の美女を演じるリン・チーリンのたおやかさがさらなる華を添えています。これがスクリーンデビューとなったリン・チーリンは、その秀麗さから日本のファンも急増中。間もなく『レッドクリフ』撮影時のオフショット満載の『リン・チーリンビジュアルファンブック』という写真集を発売するそうですよ。男性陣の熱い魅力のみならず、女優陣にも注目してスクリーンを見つめてくださいね!以上、香港ナビがお伝えしました!

『レッドクリフPartⅡ―未来への最終決戦―』(RED CLEF/赤壁 決戰天下)

4月10日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国超拡大ロードショー

■出演
周瑜:トニー・レオン(梁朝偉)
諸葛孔明:金城武
曹操:チャン・フォンイー(張豊毅)
孫権:チャン・チェン(張震)
孫尚香:ヴィッキー・チャオ(趙薇)
趙雲:フー・ジュン(胡軍)
甘興:中村獅童[特別出演]
小喬:リン・チーリン(林志玲)
■監督:ジョン・ウー(呉宇森)
■日本配給:東宝東和/エイベックス・エンタテインメント
■2009年 アメリカ・中国・日本・台湾・韓国 合作
■上映時間:144分
■レッドクリフ PartⅡ公式ウェブサイト:http://redcliff.jp/index.html(音あり)
■Imagine Future:http://if2009.jp/index.html
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-04-03

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