香港フードコート案内~香港島編

「何を食べよう?」と迷った時に便利なのが、いろいろなレストランがそろっているフードコート。今回は香港島編!

こんにちは、香港ナビです。日本でもそうだと思いますが、ランチやディナーで「今日は何を食べようかな?」と迷うことはありませんか? そんな時、1つの場所でいろいろな国の料理の中から選べるフードコートはとっても便利。また、ちょっと忙しい時に簡単に1人でも気軽に行けるというのもありがたい存在です。今回は香港島にあるフードコートを紹介したいと思います。香港は外食産業が発達していていろいろなレストランがあるから必要ないと言われそうですが、そんなことを言わずに香港のフードコートをのぞいてみましょう。

日本人学生も使うフードコート -太古-



最初は、日本人が多く住む街、太古(タイクー)にあるフードコートから。太古城中心1期(タイクーシン・プラザ1)にある大食代(フード・リパブリック)は、香港にあるフードコートとしてはトップクラスの大きさを誇ります。入口が狭いのと、レイアウトが良くないため大きく感じないのですが、中に入るとかなり奥までレストランとテーブルが並んでいるのがわかります。

★チェックポイント1 料理のバラエティは?
選べる料理は、日本食(刺身とラーメン)、鉄板焼き、タイ、上海、火鍋、韓国、ステーキ、台湾、ベトナム、ベーカリー、フルーツジュース、デザート、海南鶏飯専門店、麺とお粥、丼物など、毎日通っても2週間以上かかるほどのお店があります。それにしても鉄板焼き店があることには驚かされます。

★チェックポイント2 予算は?
価格帯は、通常の店ではHK$20~40位とリーズナブルな価格設定となっています。もちろん鉄板焼きを食べようとすればHK$100を超えてしまいますが。

★チェックポイント3 客層や雰囲気は?
ランチタイムになるとオフィスワーカーが来て突然、列ができてにぎやかになりますが、それ以外は学生の利用が多く(その中には日本人生徒の声が聞こえてくることも)、勉強したり、トランプをしたりして遊んでいます。会計は店ごとに支払うシステムなっています。
店の中はきれいで、座席数もかなりあるので、食べる場所を探してウロウロするということはあまりありません。食事時に近くを訪れる機会があれば、足を運ぶ価値はあると思います。
日本食も食べられます。

日本食も食べられます。

逆にこちらは、いかにも中華料理。

逆にこちらは、いかにも中華料理。

鉄板焼きの店がフードコートというのは珍しいですね。

鉄板焼きの店がフードコートというのは珍しいですね。

ビジネスマンのみならず、学生の利用も多いです。

ビジネスマンのみならず、学生の利用も多いです。

基本情報
住所(中国語):太古城太古城道18号太古城中心3楼308
住所(英語) :No. 308, 3/F., City Plaza, 18 Taikoo Shing Road, Taikoo Shing, Island East
電話:2907 0521
営業時間:10:30~22:30
クレジットカード:VISA、Masterが一部の店で可能
日本語メニュー:なし

行き方・交通
MTR港島線太古駅から徒歩3分

比較的、本場の料理に近いものが食べられる -コーズウェイベイ-



太古とともに日本人に一番おなじみのフードコートといえば、シティ・スーパーのフードコート「cookedDeli」ではないでしょうか? 銅鑼湾(コーズウェイベイ)の時代広場(タイムズスクエア)にあるフードコートはいつも人でにぎわっています。
★チェックポイント1 料理のバラエティは?
昔、シティ・スーパーの担当の人が、「当店ものは担当者が一度試して、その上で会社として厳選したものを選んでいます」と話していたので、ここのフードコートもシティ・スーパーが自信を持って客にすすめている店になろうかと思います。彼らのお眼鏡にかなったのが、元八ラーメン、大阪王将、広島お好み焼き、Curry-in-a-Hurry、満記甜品、Triple O’s、中国湯(Chinese Soup)、泰繕、梨花園韓国料理などのレストラン。当たり前ですが、バラエティに富んでいますね。お好み焼きの中でも広島風が食べられたり、食事だけでなくデザートも食べられたりする…しかも西貢(サイクン)が本店で、ドリアンケーキとマンゴー・パンケーキで有名なデザート店、満記。普通のフードコートではあまりお目にかかれない店を揃えて差別化を図ろうという意図が見られます。

★チェックポイント2 予算は?
値段はおおざっぱにいってHK$40~60と太古城より高いですが、味はどこの店もそれなりもちゃんとした料理を食べられます。

チェックポイント3 客層や雰囲気は?
タイムズスクエアという場所なのか外国人の数も少なくありません。面積は大きいというほどではないので、食事時は座席を確保するのに苦労しますので相席は覚悟した方がいいでしょう。会計はお店ごとではなく、食べたいお店で、希望の料理を伝えて注文票をもらいそれを持ってフードコート中央にあるレジで支払いをします。レシートをもらって、それをお店の人に渡すステムになっています。
お好み焼きと餃子。日本人サラリーマンが多くいたように感じたのは気のせいでしょうか?

お好み焼きと餃子。日本人サラリーマンが多くいたように感じたのは気のせいでしょうか?

Triple O’sはカナダのハンバーガー店。香港ハンバーガー戦争に勝ち残れるでしょうか?

Triple O’sはカナダのハンバーガー店。香港ハンバーガー戦争に勝ち残れるでしょうか?

結構人気の高い韓国料理の店。

結構人気の高い韓国料理の店。

満記のデザート類を見ただけでもお腹がいっぱいになりそうです。

満記のデザート類を見ただけでもお腹がいっぱいになりそうです。

このようにレジの前で並んで、会計を済ませます。

このようにレジの前で並んで、会計を済ませます。

フードコート内は清潔に保たれていて快適です。

フードコート内は清潔に保たれていて快適です。

基本情報
住所(中国語):銅鑼湾時代広場地下1楼
住所(英語) :B1/F., Times Square, Causeway Bay
営業時間:10:00~22:00(日~木曜)、10:30~23:00(金、土曜)
日本語メニュー:一部あり

行き方・交通
MTR銅鑼湾駅から徒歩5分

こんなところにフードコートが -セントラル-

最後は中環(セントラル)です。オフィス街なのでたくさんあってもよさそうですが、おいしい店、高い店から安い店まですべてがそろっているせいかあまり見かけません。そんな中で、中環のど真ん中にある置地広場(ランドマーク)の4階にあるフードコートは貴重な存在です。恵康(ウェルカム)を経営している牛奶国際(デイリーファーム)がオーガニックの食材を中心としたスーパー、Three Sixtyを運営していますが、その1角にあります。裏を返すと、高級ブランド店が集まるこのビルにフードコートが入っていることはある意味不思議でもありますし、何でもありの香港という考え方をすれば、特別なことではない気もします。
★チェックポイント1 料理のバラエティは?
フードコート自体は座席も少なく、大きくありませんが、パスタ、ピザ、バーガー、サンドイッチ、インド料理、中華、サラダ、日本食と土地柄、西洋料理が多めですが、種類は豊富です。西洋人が多いのは事実ですが、お年を召されたおばあちゃん達が喫茶店感覚でいつまでも長話しをしている光景も見られるところでもあります。

★チェックポイント2 予算は?
お店ごとに会計を済ませるので、シティ・スーパーのフードコートのようなちょっと煩雑なシステムではありません。値段はHK$30位のもありますが、HK$50は見ておいた方がいいでしょう。さすが中環、ちょっと高めです。

★チェックポイント3 客層や雰囲気は?
ビジネス街のど真ん中のため、客層は周辺で働くビジネスマンやショッピングを楽しむ女性客が多いようです。ガラス窓が大きいので自然光が店の中に入り明るい感じがいいです。窓際に座ると、いつも渋滞している香港島の大幹線、皇后大道中(クイーンズロード・セントラル)を眼下に食事が楽しめます。
外国人の奥様もここで食事を。

外国人の奥様もここで食事を。

ピザもあります。

ピザもあります。

サンドイッチでHK$40もするのは中環ならでは。

サンドイッチでHK$40もするのは中環ならでは。

食事時以外になると、突然、人がいなくなったようになります。

食事時以外になると、突然、人がいなくなったようになります。

こんな景色を見ながら食事する方が香港らしいかもしれません。

こんな景色を見ながら食事する方が香港らしいかもしれません。

基本情報
住所(中国語):中環置地広場4楼
住所(英語) :4/F., The Landmark, Central
電話: 2111 4480
営業時間:8:00~21:00

行き方・交通
MTR中環駅から徒歩5分

いかがでしたか?実は、もう1つ、上環(ションワン)のフェリーターミナルにあるフードコートを紹介しようと思っていたのですが、今は味千ラーメンとケンタッキーフライドチキンになっており断念しました。フードコートはあまり香港サイドでははやらないようです。しかし、ご安心を!次回は九龍サイドをご紹介しますので、こちらはもっと紹介出来ると思います。以上、香港ナビがお伝えしました。
関連タグ:フードコート

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-06-03

ページTOPへ▲

その他の記事を見る