街中がクリスマスのデコレーションやイルミネーションで溢れ、1年の中でいちばん香港がキラキラ輝いている月です♪
ネイホウ!香港ナビです。
中国に返還されて20周年を迎えた香港ですが、それでもイギリス植民地時代の祝祭日は今でもしっかりと残っています。そのひとつが、そう「クリスマス」!既に先月の後半からビクトリア湾周辺のビルにはイルミネーションが輝き、あちこちのショッピングモールではきらびやかなデコレーションが設置されるなど、街のあちこちが美しく飾られています!そしてその1週間後にやってくるのは大晦日。賑やかなカウントダウンに続き、新しい1年の幕開けには盛大な花火も打ち上げられます。
そして忘れてはいけないのが、ギネスにも載っている光と音のページェント「シンフォニー・オブ・ライツ」が今月からニューバージョーンで登場。さらにスケールアップした香港最大のショーに乞うご期待!
このように、12月の香港はまさにお祭りモード全開。心なしか、香港を歩く人たちの足取りも軽快です。もちろん、さまざまなイベントや最大規模のセールも見逃せませんよ♪ そんなワクワクしっぱなしの12月の香港を、早速ご紹介します。
●祝祭日
12月25日(月) クリスマス
12月26日(火) ボクシングデーキリスト降誕を記念する日です。香港でもクリスマスは賑やかにお祝いします。ショッピングモールやメインストリートなどはクリスマスのデコレーションで飾られ、またビクトリア湾に面したビルの壁一面にも電飾が施されます。
●伝統行事
■冬至期日:12月22日(金)1年でいちばん夜の長い日です。また香港人にとっては家族と一緒に食事をする、1年の締めくくりとして大切な日でもあるため、早めに仕事が終わる会社も多いようです。そのためレストランは非常に混雑するので、お目当てのレストランがある人は早めに予約をしておくほうがいいでしょう。またこの日は、もち米で作った団子の入った甘いスープの湯圓を食べる習慣もあります。
●お天気、服装
先月は最低気温が15度まで下がった香港。本格的な寒さが訪れるのはまだ少し先ですが、それでも月のうち何日かは思い切り寒い日が訪れます。日本ほどの本格的な冬装備とまではいかななくても、朝晩はかなり冷え込むのでセーターやコートを準備しておいたほうがいいかもしれません。とはいえ、晴れた日の日中は長袖でも少し暑く感じることもあり、多少肌寒いものの半袖でもOKなことも。また12月は強い季節風が吹くことが多々あるので、風を通しにくい上着が役に立ちます。クリスマスイルミネーション見物などで夜遅くまで外出する場合は、暖かい服装でお出かけください。
もうひとつ忘れてはいけないのは、12月であっても建物や乗り物の中では空調が効いています。また香港のホテルの部屋は基本的に暖房設定がないため、室内にいても寒く感じることがあります。ホテルによってはヒーターの貸し出しを行なっていますが、数に限りがありますので、寒がりの人は追加の毛布をお願いするなり、厚手の部屋着を持って行くといでしょう。
■12月の月間平均気温と総雨量、平均湿度
最低 15.9°C
最高 20.2°C
雨量 26.8 mm
湿度 69%
<参考: 東京の12月の月間平均気温と総雨量、平均湿度>
最低 3.5°C
最高 11.9°C
雨量 51mm
湿度 57%
●テーマパークのクリスマス特別イベント
【ア・ディズニー・クリスマス】 期間:~2017年1月1日(日) 料金:$589 / 子供(3~11歲) $419 / シニア(65歲以上) $100 ※詳細はホームページでご確認ください。
パーク中がキラキラ光る夢の世界に大変身!お馴染みのキャラクターたちがクリスマスのコスチュームに身を包み、イベントを盛り上げてくれます。このほかにも巨大クリスマス・ツリー、特別メニュー、そして期間限定グッズなどもお楽しみに。
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【オーシャンパーク・聖誕全城HO HO HO】 期間:~2017年1月1日(日) 料金:$438 / 子供(3~11歲) $219 ※詳細はホームページでご確認ください。
イベントでは定評のあるオーシャンパーク。園内の大きなクリスマスツリーが気分を一層盛り上げてくれます。ネプチューン・レストランで提供されるクリスマス特別メニュー(ランチおよびディナー)では七面鳥の前妻が楽しめます。
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●主なイベント
■シンフォニー・オブ・ライツ(新バージョン)
期間:12月1日(金)~
時間:20:00~
場所:香港島&九龍のビクトリア湾近くの主要ビル
料金:無料2003年に開始以来、香港を代表する夜の一大イベントとして世界中の観光客を楽しませてきている光と音のショーが、新しいバージョンになって登場します。新しいバージョンでは、ビクトリア・ハーバー沿いのビルの壁面にインタラクティブ画像やメッセージがLED映像で映し出されるほか、音楽は香港フィルハーモニー管弦楽団が演奏します。
■香港パルス3Dライトショー
期間:12月1日(金)~12月28日(木)
時間:20:10、20:40、21:00、21:20、21:40
場所:香港文化中心
料金:無料香港政府観光局主催の各イベントに合わせて開催されるエンターテイメントショーで、今回は12月から開催される「ウィンター・フェスタ」にちなんだテーマ。香港文化中心や時計台に映し出されるプロジェクションマッピングが、魅惑的な映像と音に世界に夜に導いてくれます。期間中は1日5回上映されますが、最初の回はシンフォニー・オブ・ライツの終了直後なので、続けて鑑賞したい人は、香港文化中心の近くに場所を取っておくと便利です。ゆっくり見たい場合は、後半の回がおすすめ。
■フォーミュラEチャンピオンシップ
期日:12月2日(土)~3日(日)
場所:中環特設サーキット
料金: $2880/$2380/$1440/$1190; 週末 $4,780/$4,280/$2,390/$2,140※座席料金はタマール広場、中環で異なる。詳細はホームページをご覧ください。
電気駆動のフォーミュラカーであるフォーミュラEによるカーレースが初めて香港で開催されます。龍和道の人民解放軍本部前近くをスタート/ゴール地点とした全長2キロのコースを、スパーク・レーシング・テクノロジー社がデザインと製造を手掛けた最長5メートル、幅1.8メートル、高さ1.25メートルのマシンたちが最高速度225キロのスピードで競い合います。今回参戦する日本の小林可夢偉の活躍にも要注目!
■香港バレエ団『くるみ割り人形』
期日:12月15日(金)~26日(火)
時間:19:30~(23~26日は14:30~もあり)
場所:香港文化中心
料金:$1,000 / $680 / $480 / $320 / $180
ご存知、チャイコスフキーの3大バレエのひとつであり、クリスマス時期の定番中の定番的演目。耳になじみのある音楽とスリリングでファンタスティックな内容に加え、目を見張るような豪華な舞台装置と衣装で、子供から大人まで楽しめる作品になっています。
■グレート・ヨーロピアン・カーニバル(欧陸嘉年華)
期日:12月21日(木)~2018年2月25日(日)※2月12日休園
場所:セントラル・ハーバーフロント・イベントスペース
時間:11:00~23:00
料金:大人$130($100分トークン込)/子供$90($70分トークン込)/入場のみ$40香港の新たな冬の恒例イベントとなりつつある「グレート・ヨーロピアン・カーニバル」が今年も開催されます。広い敷地内には小さい子供や家族揃って楽しめる乗り物から絶叫マシーンなどの乗り物のほか、ぬいぐるみなどがゲットできる各種ゲーム屋台、イベント、世界の味が楽しめるフードコートなどもあります。そのほかサーカスや海外からやって来たパフォーマーたちの楽しいショーも見もの。詳細はホームページをご覧ください。
■第15回香港フードフェスティバル(香港冬日美食節 第15屆)
期間:12月24日(日)~28日(木)
時間:10:00~21:00(28日~19:00)
場所: 香港コンベンション&エキシビジョンセンター
料金:$20世界各地の味が楽しめるクリスマス恒例の食の祭典です!毎年何百、何千もの食に関する企業が一堂に会し、自慢の味を提供します。気に入ったものがあれば買うこともでき、ブースによっては試食もOK。香港にいながらにして、世界一周グルメ旅行も可能?!恒例の1ドル均一をはじめ、会場内で行なわれるさまざまなイベントも注目。
■ニューイヤー・カウントダウン
期間:12月31日(日)
場所:ビクトリア湾、タイムズスクエア、ランカイフォン、大型ショッピングセンターなど
料金:無料
カウントダウンのイベントは、ショッピングセンターやホテル、レストラン、バーなどさまざまな場所で開催されますが、最大の目玉は12時を迎えたのと同時に打ち上げられる盛大な打ち上げ花火!まさに新しい1年の幕開けにふさわしいイベントです。会場はビクトリア湾ですが、例年であればワンチャイのコンベンションセンターにカウントダウンが表示されるので、九龍サイドから見るのがおすすめです。なお花火の様子はテレビ(TVB)でも生中継されます。
いかがでしたか?
当初はあまりの規模の大きさと美しさで感動すら覚えたシンフォニー・オブ・ライツ。何度見ても美しいとは思う反面で、14年も経つと以前ほど目新しさ感がないのもまた事実。そんな中、返還から20周年というこの節目の年に新バージョンに変わるのは、何だか感慨深いものがあります。見た目にも、そして耳にも新しく生まれ変わったシンフォニー・オブ・ライツは、引き続き観光の目玉として、香港が初めての人はもちろん、リピーターにとってもうれしいニュースです。ぜひこの新バージョンを見に、香港に遊びに来てくださいね。
以上、香港ナビがお伝えしました。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2017-11-30