香港のクリスマス事情

元イギリス統治下で西洋の文化が色濃く残こる香港。食の都であり、世界有数の買い物都市である香港のクリスマスを紹介します。

みなさんこんにちは、香港ナビです。香港は中華系の文化を基本にしながらも長らくイギリスの統治下にあったのでクリスマスは祝日であるなど西洋の文化が今でも色濃く残っています。西洋と東洋が混ざった香港のクリスマスをお届けしたいと思います。

夜景とイルミネーションでロマンチックに

世界に誇る100万ドルの夜景の香港。クリスマスは夜景を見ながらというのは定番です。特別な日にビクトリアピークで美しい夜景を見るのは一味違います。尖沙咀(Tsim Sha Tsui)のプロムナードからの香港島の夜景ももう1つの定番スポット。それに続く尖沙咀東(Tsim Sha Tsui East)のイルミネーションはきれいです。まちがいなくロマンチックなひと時をすごせます。
香港島の夜景

香港島の夜景

尖沙咀東のイルミネーション

尖沙咀東のイルミネーション

昼見ても、夜見ても楽しいデコレーション

クリスマス時期になるとショッピングモールを中心としたクリスマスのデコレーションはまるで誰が一番かであることを競争しているかのようになります。とにかく、ド派手です。香港在住の北米出身の人が「正直、香港の方が自分たちの国のクリスマスデコレーションよりレベルが高いよ」というくらいです。ガイドブックに出ているような主要なショッピングモールはクリスマスデコレーションに力を入れていて、モールが買い物の場所のみならず観光スポットに変身するくらいです。どれも嗜好を凝らしているので、昼に見ても、夜ライトアップされたのをみても、どちらも気分をワクワクさせてくれます。
海港城のデコレーション

海港城のデコレーション

毎年進化しているのはHeritage 1881

毎年進化しているのはHeritage 1881

完成度はかなり高いです

完成度はかなり高いです

各種イベント

クリスマスなので、教会ではしめやかにクリスマスの行事が行われます。こちらは本当にシリアスなので観光気分でいくという感じではありません。しかし、ショッピングモール等ではさまざまなイベントが開催されます。合唱団によるクリスマスソングの披露、オペラ、ジャズのみにコンサートなどクリスマスの雰囲気を存分に味わえることでしょう。
普段は静かな教会も大勢の人が訪れることでしょう

普段は静かな教会も大勢の人が訪れることでしょう

レストランでクリスマスディナー

一度は経験しておきたいクリスマスディナー。欧米ですとクリスマスは祝日で、家族と過ごす大事な時間のためお店が休みというところがたくさんあります。しかし、ここはアジアの香港。祝日ではありますが、この点では日本と同じで普段の日曜日のように街は大勢の人でごった返します。そこで経験しておきたのが、ホテルやレストランで用意されるクリスマスディナーのコース料理です。レストランによりますが1人400ドルくらいからです。夜景が美しいレストランは予約必須でビクトリアピークにある「Café Deco」は予約すら難しく、ナビで紹介したこともある「Watermark」や「Eyebar」も早めに予約しておきたいところです。イブとクリスマスの2日限定という真の期間限定メニューを味わってください。
ウォーターマークの雰囲気

ウォーターマークの雰囲気

こちらはアイバー&南海一号

こちらはアイバー&南海一号

100万ドルの夜景をCAFE DECOの食事と一緒に

100万ドルの夜景をCAFE DECOの食事と一緒に

銅鑼湾にある西洋レストランPenthouse by Harlan Goldstein

銅鑼湾にある西洋レストランPenthouse by Harlan Goldstein

蘭桂坊などで楽しいナイトライフ

レストランでお腹が満たされたら、ナイトライフを楽しむのも一興です。最大の歓楽街、蘭桂坊さ(Lan Kwai Fong)は警察が交通整理をして入場制限がかかるほどの人が集まります。そして近年はクリスマスイブはお正月でもないのにカウントダウンをして盛り上がります。上述のようにクリスマスは祝日ですからイブの夜はそれはそれは長く楽しい夜になることでしょう。尖沙咀にあるナイトスポットの1つ、ナッツフォードテラスでも朝までみんな楽しんでいます。
このように入場制限がかかるときも

このように入場制限がかかるときも

クラブ、バー、レストランがずらりと並びます

クラブ、バー、レストランがずらりと並びます

クリスマスツリーのオーナメント

香港は家が狭いのでクリスマスツリーを飾るのも大変ですが、それでもがんばって飾ろうとする人は少なくありません。雑貨店にいけばもちろんツリーのデコレーショングッズが売っていますし、香港に有名なフラワーマーケットがありますから、デコレーショングッズのみならずツリーも本物のもみの木が購入することができる本格的なものです。クリスマスのオーナメントを見るだけでも明るい気持ちにさせてくれますよ。
まさにクリスマスという感じです

まさにクリスマスという感じです

小さなツリーも売っています

小さなツリーも売っています

よりどりみどりのオーナメント

よりどりみどりのオーナメント

入口からクリスマス

入口からクリスマス

11月の終わりからクリスマスセール

この時期のショッピングは一番楽しいかも知れません。欧米は12月26日のボクシングデーまで商品の割引を待たなければいけませんが、香港はクリスマス商戦にあわせて早ければ11月終わりからクリスマスセールを実施しています。例えば、1000ドル買えば100ドル引き、3つ買えばさらにもう1個、もしくは最初から2割、3割は当たり前。様々な形でセールスが行われており、買い物天国香港の面目躍如問い感じです。もちろん、クリスマス限定の商品もあるのでお土産にも最適かと思われます。
ショーウィンドウにもSALEの文字が

ショーウィンドウにもSALEの文字が

この店では2割引が基本で、さらに3000ドルを超えるとさらに400ドル引き

この店では2割引が基本で、さらに3000ドルを超えるとさらに400ドル引き

スーパーマーケットはお土産の穴場

穴場的な存在なのがスーパーマーケット。市民は七面鳥など買ってクリスマスの準備をするわけですが、それ以外に、クッキーやチョコレートの盛り合わせセットがたくさん売られています。きれいにラッピングされていて、香港人は10何人ものクリスマスパーティーなどに招待されたとき、1人ひとりに買うのは大変ですから、こういったチョコレートをプレゼントとして買っていきます。こちらもお土産にピッタリです。
このように店のほうで準備したセット商品が売られています

このように店のほうで準備したセット商品が売られています

このチョコレートはほんの一部で、まだまだあります

このチョコレートはほんの一部で、まだまだあります


いかがでしたか? ふだんでさえにぎやかで明るい街の香港がさらに楽しい雰囲気に包まれる時期です。イルミネーション、ショッピングを満喫してください。以上、香港ナビがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2014-12-09

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