隔離がなくなった香港の入境の現状を紹介します

新型コロナウイルスで厳しい入境制限があった香港ですが、隔離制限がなくなりました。入境のプロセスをお伝えします。

みなさんこんにちは、香港ナビです。新型コロナウイルスが世界で猛威を振るったとき、世界で最も厳しい防疫対策を取ったところの1つが香港で、観光客などは香港観光をすることができなくなっていました。しかし、2022年9月26日から隔離なしで香港に入ることができるようになりました。香港に入境するにはどのような状況なのか、リポートしたいと思います。

日本発の航空券は価格プラス3万円強

その一方で、日本の国境も外国人観光客に対して隔離なしになったので、香港発日本行きの航空券が品薄になり、価格が高騰しました。幸いにも日本発の香港行きはそれほどではありません。ただ燃料のサーチャージが原油価格高騰で高額になっています。施設使用料などその他の手数料が加算されるので、香港往復の料金は航空券プラス3万円強が現在の価格となっていると考えてください。

渡航前にすること

健康及検疫資訊申報表

健康及検疫資訊申報表

香港に入るにはワクチン接種を終えていること(ワクチンにより接種回数が異なりますが、日本政府が基本的に認めているいるファイザー、モデルナの場合は2回)、最後の接種から14日を経過していることです。また、渡航24時間以内の抗原検査の結果が陰性であることが求められています(検査結果は、キットに名前、日付、時間を書いて、スマートフォンで写真をとり保存しておくといいでしょう)。

また、「健康及検疫資訊申報表(Health & Quarantine Information Declaration)」というものがあり、事前に登録する必要があります。これには、名前、生年月日、滞在先などを登録する必要があります。それが終わると緑色の専用のQRコードが送られ来ます。これは入境手続きの際に空港内にある各チェックポイントで見せなければなりません。また、「安心出行(LeaveHomeSafe)」というアプリも事前にインストールしておくと、後に楽になります。

日本の空港のチェックインでは、ほぼ通常通りですが、衛生署健康申報表の手続きが終わっているかどうかの確認が行われます。今回、ナビが搭乗した便の搭乗率は5割ぐらいでしょうか。
香港行きはまだ空いていました

香港行きはまだ空いていました

機内食

機内食

香港国際空港到着後の入境手続き

入境手続きに向かいます

入境手続きに向かいます

香港国際空港に到着し、飛行機から降りた後、道中になる標識に従って出口に向かって歩いていきまs。まずは、最初のチェックポイントで衛生署健康申報表が緑色のQRコードの提示を求められました。OKであれば次に向かうことができます。OKでなければ職員の指示に従います。次のチェックポイントでは番号が書かれた首からかける札をもらいます。それをかけて先に進むとPCR検査の会場に行きます。係員の指示に従ってPCR検査(鼻と口に綿棒を入れる)を受けます。その後、空港内を移動する列車に乗り込みます。飛行機を降りてからここまでの所要時間は約20分ぐらいです。

電車を降りた後、もう一度チェックポイントがあり、そこで札についているバーコードをスキャンされ、かつ返却します。そして、税関の手続きを行い、その後、手荷物の受取場所にでます。ここまでで、さらに10分ほどかかります。最後に出てきた荷物を受け取って、晴れて香港に入境となります。

簡単に言えば、空港ではコロナ前の入境手続きに加えてPCR検査が行われると思ってください。それをスムーズにするのが緑のQRコードとなります。あとは、バス、タクシー、機場快線(Airport Express)という列車に乗って滞在先に移動します。バスはかなり通常運行に戻りましたが、まだ間引き運転しているので待ち時間が長くなることがあるかもしれません。

香港国際空港到着後の入境手続き

標識に沿って進みます

標識に沿って進みます

空港の列車内のようす

空港の列車内のようす

手荷物の受取エリア

手荷物の受取エリア

到着エリアのようす

到着エリアのようす

正面は列車、左はタクシー、右はバス

正面は列車、左はタクシー、右はバス

バスは昔より頻度が上がりましたが、まだ間引き運転中でした

バスは昔より頻度が上がりましたが、まだ間引き運転中でした

2日目にPCR検査を受ける

PCR検査の予約サイトの画面

PCR検査の予約サイトの画面

香港の場合、入境した翌日から防疫対策について1日目とカウントします。入境後、3日間は飲食店、バー・パブに入ることができません。ただし、スーパーマーケットやコンビニ、テイクアウトは可能ですし、「Foodpanda」、「Deliverloo」といったフードデリバリーも充実しているので食事で困ることはありません。

また、入境後、2日目に香港内のあちらこちらにある「社区検測中心(Community Testing Centre)」というところでPCR検査を受ける必要があります。専用サイトから予約するか、安心出行からも専用サイトにアクセスできるようにリンクされているので、こちらから予約してください。検査結果は大体24時間以内でショートメッセージで携帯電話に送られてきます。そして1週間たてば、正式に検疫機関が終了となります。
安心出行のホーム画面

安心出行のホーム画面

最初の3日間は飲食店に入ろうとしても安心出行で赤が出るので入ることができません

最初の3日間は飲食店に入ろうとしても安心出行で赤が出るので入ることができません

3日後には自動的に青になるので飲食店に入ることができます

3日後には自動的に青になるので飲食店に入ることができます

PCR検査を受ける場所

PCR検査を受ける場所

指示に沿って並びましたが、待ち時間は5分くらいでした

指示に沿って並びましたが、待ち時間は5分くらいでした

店に入るときに利用する安心出行

店に入るときに利用する安心出行


いかがでしたか? 香港もようやく通常の観光ができるようになりました。コロナで香港に長らく行けなかった人も少なくないと思いますので、なつかしの香港を楽しんでください。以上、香港ナビがお伝えしました。






関連タグ:香港入境隔離なしPCR検査

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2022-11-27

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