香港人って、家でいったいどんなものを食べているの?一般香港人家庭にお邪魔して、
普段着の家庭料理をいただいちゃいましょう!
こんにちは、香港ナビです!今月からスタートした新企画。香港の家庭に実際におじゃまして、今夜作るお料理を教えてもらうという楽しい内容です。香港のレストランで食事をすることはあっても、普段香港人が家庭でどんな料理を食べているのかは案外知られていませんよね?そこで香港ナビでは、そんな香港の普段着の家庭料理をレシピと共にご紹介いたします。きっと私たちの食卓でも活躍しそうな簡単でおいしいメニューが登場することでしょう!お楽しみに!
記念すべき第1回目の今日は、香港島・柴湾に住む金さん
今日は74歳になられるおばあちゃま金さん(右)と娘さんの王さん(左)が一緒に料理をしてくれます。金さんは以前、お粥の屋台を営んでいたこともあったとかで、料理の腕は確か!期待が高まりますね!
香港人の台所、街市(市場)へ
まずはおうちに伺う前に街市(市場)で今夜のおかずのお買い物です!
新鮮なきんめだいを2尾買いました
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“このスターフルーツ、
香港産なのよ、とってもおいしいの”
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まずは、王さんが作る2品を紹介
◆今日のメニュー◆
トマトとじゃがいものスープ
きんめだいのスープ煮
いかといんげんのカシューナッツ炒め
これは一度に2品の料理が同時に作れてしまうお助けメニューです!
トマトとじゃがいものスープ と きんめだいのスープ煮
材料(5-6人分) トマト(中サイズ) 4個
じゃがいも(中サイズ)3個
しょうが 10cm
きんめだい 2尾
水 カップ10杯(約1.5リットル)
塩 味をみ
植物油 少々
作り方
1. しょうがの皮を剥いて、軽く叩いてつぶしておきます。
3. トマトはくし切りにします(皮が気に
なる方は湯剥きをしてお使いください)
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4. じゃがいもとトマトを切り終えました。
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5. 魚は内臓とうろこをとり、きれいに洗い、火を通りやすくするために身に切り目を入れておきます。
10. じゃがいもが柔らかくなったら、トマトを加わえ、少し煮崩れるくらいまで強火で加熱します。
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11.トマトが柔らかくなったら、焼いた魚を戻します。
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12. 魚を入れて3-4分加熱したら、塩で味を整えます。
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13. 再び、魚を取り出し、皿に盛り付け、スープも器に盛り付けます
出来上がり!魚は食べる時に少しおしょうゆをかけていただきます。
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試食タイム
感想 : このじゃがいもとトマトのスープは香港の家庭スープの定番で、ほとんどの家庭で日常的に作られているメニューのようです。ですから、作り方や材料も10人いれば10通りあると言われ、ある人は牛肉、ある人は豚肉で作ります。またたまねぎやにんじんを入れる人もいます。香港版おふくろの味といったスープですね。今日は魚を使いましたが、その魚のだしを使ってスープを作り、魚はおかずになってしまうという1度で2品同時に作れる便利な調理方法でした。スープはあんな短時間なのにとってもいいだしが出ていましたし、魚もとても美味しかったです。魚は他の種類でも作れるようですが、生臭さの少ない魚が合うそうです。どちらも中華味という感じではないので、私たちの食卓にもすぐに取り入れられるメニューですね。
お次は、、、おばちゃんがつくります
調理経験豊富なおばあちゃんが作る家庭中華料理の定番
いかといんげんのカシューナッツ炒め
材料(4人分)
いか(中サイズ)4杯
セロリ 2本
きぬさや 75g
辛くない唐辛子(または赤ピーマン)1本
生カシューナッツ 75g
すりおろしにんにく 3粒分
(いかの下味)
しょうがしぼり汁 大さじ1
グラニュー糖 小さじ1/2
片栗粉 小さじ1/2
生抽(しょうゆ) 小さじ1/2
塩 少々
黒糯米酒 少々 *なければ紹興酒で代用
(調味料)
作り方
6. フライパンを熱し、多めの油を暖め、にんにくを入れ、香りが出て来たら、いかを入れよく炒めます
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7. いかに火が通ったら、セロリときぬさやを戻し、炒めます
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9.出来上がり!
感想 : おばあちゃんの手際がとてもよかったです。“しばらく料理していないから、勘も鈍っているし、味見をしていないから、味大丈夫かな?”と心配していましたが、とても美味しくて、テーブルに並んだ皿はあっという間になくなってしまいました。いかの旨みと野菜の甘みと歯応え、カシューナッツのコクがバランスよく、食欲が進むおかずです。これは、ナビも是非作ってみたいと思いました。
さあ、みなさん、いかがでしたか?普段見ることのない香港人の食卓をお楽しみいただけたでしょうか??また次回をお楽しみに!以上、香港ナビがお届けしました。
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記事登録日:2007-12-11