香港の朝の定番チャーシューと目玉焼きのせマカロニスープのレシピです。
こんにちは!10月も後半、朝夕は涼しくなったもののまだまだ蒸し暑さの残る香港です。先月の薑葱撈麺には思わぬ反響が多く、かなりの隠れファンがいる1品でした。
ということで、今月もかなり香港らしいローカルなメニューをご紹介いたします!
さて、香港に来たら“やっぱり朝食はおかゆ!”と思っている日本人の方も多いと思いますが、実はおかゆを食べる香港人はそれほど多くなく、おかゆよりも更に国民的な朝食メニューが香港にはあるのです。それが今回ご紹介するマカロニスープ!このマカロニスープ、今から30数年前に朝食として登場してから今ではすっかり香港の朝食の顔になっています。その火付け役はやはり茶餐廳。茶餐廳が香港人の朝食を変えたといっても過言ではないでしょう。
この茶餐廳はだいたいどこでも朝食セットを用意し、そのセットの中にはこのマカロニスープが必ずといってよいほど組み込まれています。
トースト、目玉焼き または スクランブルエッグ
マカロニスープ
コーヒー または 紅茶
というのがその基本のセットです。
卵焼きにはハムかソーセージがつくこともありますし、マカロニスープの具はハム、チャーシュー、または目玉焼きなど、店によって変わります。
茶餐廳は西洋と中華がミックスされた独特の食文化を創ってきたので、このマカロニスープもチャイニーズチキンスープでマカロニを組み合わせるという当時はきっとハイカラなメニューだったのでしょうね。
このマカロニスープの最大の特徴は、なんといってもあのふにゃふにゃに茹でられたマカロニの食感。日本人にしてみると香港のパスタ全体に言えることですが、完全に茹ですぎ!アルデンテなどという言葉など存在しないかのような・・・・
でも、これが香港式なのです。
スーパーへ行けばこのようにインスタントマカロニスープが売られており、これを家で作って食べる人も多いようです。なんと3分で出来てしまうので、急ぐ朝にはぴったり。そう、香港人は朝食にインスタントラーメンを食べる人も結構います。朝からラーメンなんて・・・・しかも外食でこのインスタントラーメンを出す店もとても多いのです。
では、早速材料の準備から
マカロニ
通常このような腰の曲がったマカロニが一般的です。
チキンスープ
香港には缶や紙パックに入ったチキンスープが売られており大変便利です。
入手出来ない時はチキンスープ顆粒などを溶いて使ってください。
チャーシュー
今日の具はチャーシューですが、ハムを線切りにしてのせてもいいですし、お好みでどうぞ!
おすすめのチャーシュー
ジャッキーチェンも大のお気に入りというチャーシューの美味しい店で有名なのが
銅鑼湾にある西苑です。香港のチャーシューは日本の煮て作るチャーシューとは違いチャーシューたれに漬け込んだ肉を吊るして作ります。焼き上げに甘いはちみつベースのたれを塗るのが特徴です。このまま食べてるだけではなく、刻んでチャーハンに入れたり、野菜やたまごと一緒に炒めたりしても美味しいです。
材料(2人分)
マカロニ 120g
チキンスープ 1缶(450ml)
チャーシュー 100g
たまご 2個 *お好みで
水 適量 *塩加減をみて
作り方
食べる時にこしょうを多めにふって食べるのが香港式です
是非試してみてね。
いかがでしたか?
今回はあまりにも簡単でしたでしょう?香港人の愛する朝食・マカロニスープで明日の朝は香港らしい朝を迎えてみましょうか??
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2006-10-25