香港でびっくりした!こんなコトあんなコト、前編

一歩街に繰り出したとたん、「?」や「!」のショーゲキが容赦なく襲いかかる街、香港。街全体が「ネタ」の宝庫、そんな迷宮に迷い込んでみませんか?

こんにちは、香港ナビ、初の記事を担当させていただきましたもきです。どうぞよろしくお願いします。さて今回は、実際に私が経験した、数々のびっくりした出来事を、いくつか箇条書きにして取り上げてみたいと思います。

誤植パラダイス

香港の街中にあふれる看板。マッサージ店やレストランなどでは、日本語で書いてあるものもよく見られます。で、色々とベタな間違いの日本語もたくさん。間違い探しの気分になってきます。たまに、誤植のニオイがただよう看板で、誤植が一つもなかったりすると、何故かちょっぴり悔しい気分にさせられます。
ベタな間違い第一弾。コツトバス十足、って何でしょう。「チケット」は正しいのに、他のところでは「ツ」。日本語を正しく表記する気ゼロ。

ベタな間違い第一弾。コツトバス十足、って何でしょう。「チケット」は正しいのに、他のところでは「ツ」。日本語を正しく表記する気ゼロ。

最も多い違いと思われる、「マツサーヅ」。カタカナって、難しい。

最も多い違いと思われる、「マツサーヅ」。カタカナって、難しい。

耳あ口まわりーにそぐ。誤植が多ければ多いほど、日本人は敬遠するということを、早く学んで欲しいものです。

看板 VS バス

香港の街でいやでも目につく大きな看板。自分ばかりは目立とうと、道にかなり張り出し、自己主張の強い香港人丸出しのやり方です。ぎりぎりバスの高さを計算しているのも、計算高い香港人をよく表していますね。以前、看板に、バスが正面からぶつかって、バスの屋根が剥ぎ取れている事故現場の映像をテレビで見ましたが、看板はびくともしていませんでした。どれだけ頑丈に作れば気が済むのでしょうか。看板の方がバスの車体に勝つなんて。
華奢に見えて実は頑丈な看板と、頑丈に見えて実はそうでもないバス。香港目立つNo.1路上編の闘いは終わりません。

華奢に見えて実は頑丈な看板と、頑丈に見えて実はそうでもないバス。香港目立つNo.1路上編の闘いは終わりません。

地上から見てもハラハラしますが、バスの二階の最前列に座って見る眺めは迫力満点です。

地上から見てもハラハラしますが、バスの二階の最前列に座って見る眺めは迫力満点です。

アマさん大集合

香港では一般家庭でも住み込みで家政婦さん(アマさん)を雇うのですが(主にフィリピン、マレーシア、インドネシアからの女性)、日曜日は、アマさんのお休みの日。そこでアマさんたちは、中環(セントラル)などに、仲良しグループ単位で集まり、朝から晩まで世間話に花が咲くのです。明るく元気なアマさんが、香港の家庭を支えてくれているのです。
こんなステージもやっています。バックの文字、もはや英語ぢゃないし。
何かの集会があるわけではありません。ものすごい人数ですね。さりげなく私が混じって座っても誰も気づかなそうです(んなこたない)。 何かの集会があるわけではありません。ものすごい人数ですね。さりげなく私が混じって座っても誰も気づかなそうです(んなこたない)。

何かの集会があるわけではありません。ものすごい人数ですね。さりげなく私が混じって座っても誰も気づかなそうです(んなこたない)。

人との距離が近い

狭い香港だからでしょうか。人と人との距離がかなり近くても平気。駅のホームでも、スーパーのレジ待ちでも、あなたのすぐ真後ろに、背後霊のように、香港人がぴたぴたとくっつくぐらいの距離で並びます。私は、カフェで、ウエイトレスに注文を言おうと、振り返ったら、ウエイトレスの顔があまりに近くて、うっかりキスしてしまうところでした。私はびっくり、でもウエイトレスは平然としてたなぁ。近いんだよ・・・
ちかいちかいちかいちかいちかい

ちかいちかいちかいちかいちかい

人口密度の多い場所では、まっすぐ歩くことも困難です。

人口密度の多い場所では、まっすぐ歩くことも困難です。

先を急ぐ人たち

信号のある交差点でも、信号がない道路でも、車が通っていなければ、渡ってしまうのは日本も同じですが、渡る人数もこれだけ増えれば目立ちます。アグレッシブなスピードの車たちの行った隙に、ひょいと渡る。香港では、歩行者よりも車が優先されるので、人が渡っていようと、猛スピードで突っ込んできます。香港の街をスリリングに楽しみたい人にはぴったりです。赤信号で渡る人も知らん顔。信号の後ろで立っている警察官も知らん顔。こんな街、どうよ。
さあ、車が行った隙に・・・うまく渡れるかな?

さあ、車が行った隙に・・・うまく渡れるかな?

無事、渡れたようですね。危険ですのでマネはしないでくださいね。

無事、渡れたようですね。危険ですのでマネはしないでくださいね。

「赤信号では横断歩道を渡らない」と、子供にどう教えればいいのでしょう。

話しかけてくる人たち

とにかく話し好きの香港人。街でも電車内でも、至る所で携帯で話す姿をよく見かけますが、人に話しかけるのも好き。フードコートでお昼ご飯を手にしていると、見知らぬ女性「それは何?いくら?」。薬局の店員さん「そのコートどこで買ったの?いくら?」。エスカレーターで、見知らぬおばさん「そのスカートいいわねぇ!」。(うっとおしい時もありますが)ちょっとした会話のやり取りも出来、ほのぼのとした気分になります。
交差点では、道を聞かれるのですが、広東語でも英語でもまともに説明できないと、哀れみの表情で見られます。

交差点では、道を聞かれるのですが、広東語でも英語でもまともに説明できないと、哀れみの表情で見られます。

エスカレーターでも油断は出来ません。相手の言っていることが分からないときは「ソーリー」と愛想笑いするしかありません。

エスカレーターでも油断は出来ません。相手の言っていることが分からないときは「ソーリー」と愛想笑いするしかありません。

意外と日本食在がそろっている

香港生活で困ること・・・の一つに、食生活が挙げられますね。香港の中華もいいけど、やっぱり日本人ですもの、日本食が食べたーい!でも安心。香港には、シティスーパーやジャスコ、ユニー(現在アピタに改装中)といった、日系のスーパーが点在、日本の田舎のちっちゃなスーパーよりもよっぽど充実した日本の食べ物が揃っています。お値段は日本よりもお高めですが・・・背に腹は代えられない!
シティスーパー。高級スーパーとして、外国人によく利用されています。

シティスーパー。高級スーパーとして、外国人によく利用されています。

ジャスコ。トップバリュー商品も取り揃えています。

ジャスコ。トップバリュー商品も取り揃えています。

ユニー。改装後の、他店との差別化が楽しみです。

回転寿司、吉野家が人気

香港人も、さすがに毎日中華は飽きてしまうのでしょう、お寿司や牛丼が人気を呼んでいます。週末はこんなに行列。でも、回っているのは、香港人の好きなサーモンが多い・・・遠くから見ると回転台がオレンジがかって見えます。日本人から見ると、あまり魅力的に見えません。
吉野家も混んでいます。

吉野家も混んでいます。

回転寿司やさんでは、外まで長い行列が。

回転寿司やさんでは、外まで長い行列が。

「待つ」ということを苦に感じないのも、香港人の特徴です。

「待つ」ということを苦に感じないのも、香港人の特徴です。

バブリーな不動産たち

日本と比較すると、びっくりしてしまう香港の不動産事情。家のお値段も、家賃も、ピンからキリまでありますが、特に、普通の高級マンションでは、1300sqft.(約36坪)の3LDKで家賃が月40万円とか50万円、もっと高級住宅では、月100万円を超える家もあります。やはり、世界のお金持ちはケタが違いますね。不動産の広告だってすごいのです。一流ホテルの広告かと見まがうほどの、ゴージャス。ひたすら、リッチなイメージの広告を、トラムの停車駅に出してみたり、果ては、ヘリを飛ばして宣伝。つくづく、ゴージャスです。
トラム駅とその前のビルに広告を載せている高級マンション。

トラム駅とその前のビルに広告を載せている高級マンション。

ヘリで宣伝、ゴージャスですが、空をあまり見ない香港人たちにアピールできるのでしょうか。

ヘリで宣伝、ゴージャスですが、空をあまり見ない香港人たちにアピールできるのでしょうか。

香港でびっくりした!こんなコトあんなコト、前編
いかがでしたか?今回は、私個人が、香港に来て、住んでみて、「こんなところが日本・日本人とは違うよなぁ・・・」と感じたことを、思いつくままに取り上げてみました。他にも、まだまだ、驚くような事柄はいくつもあります。異文化の理解、と一言で言っても、奥が深いのですね。今度はみなさんの目で!知れば知るほどハマっていく香港の魅力にとりつかれてみてください!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-04-16

ページTOPへ▲

その他の記事を見る