旧正月の香港はお菓子パラダイス!お金や健康にまつわる伝統の中華菓子がいっぱいです。
みなさんこんにちは!香港はいよいよ旧正月を前にして、大変にぎやかになってきました。これからが本当に年末、新年を迎えるという雰囲気で盛り上がっています。香港の旧正月はどんな感じかな?と興味を持っている方も多いと思います。旧正月は西暦の新年よりも重んじられていて、香港人にとって大切な日であり、大変おめでたい日であると思います。
旧正月が近づくとローカルマーケット(街市)で盛大に売られ始める飴や干菓子。干種子は香港人の新年にかかせないアイテムです。旧正月に香港人のお宅にお邪魔することがあれば、これらのお菓子が必ずテーブルにあると思います。
こちらは蔗糖年糕という旧正月に食べられているさとうきびのおもちです。マーケットで売られているものは、ほとんが香港のおばあさんが手作りしたもの
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金色のコインチョコは“今年1年お金がたくさん溜まるように”という願いを賭けた縁起チョコ
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こちらは瓜子という瓜科の種を煎って味つけしたもの。瓜子がコインを象徴しているとかで、このようにざっくりお金がつかめるようにという願いがあるそう…。しかし、香港はなんでもお金にまつわるものが多いですね~
煎堆というごま付ドーナッツのようなもの。これは旧正月用のお供え用です
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なぜかロングセラーの人気ミルクキャンデー“大白兎”。去年はニセモノまで出回り問題になったことも…。しかし、不動の人気です
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れんこんの砂糖漬け
これは美味しそう!
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そして、
とうがんの砂糖漬け
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これらの他にも、まだまだご紹介しきれないお菓子がマーケットに行けばたくさんあります。今日はその中でも古くから香港人に親しまれている花生軟糖の作り方をご紹介します。
まずは材料の説明から
花生(ピーナッツ) 香港では生ピーナッツはお料理やスープ、デザートに大活躍の食材。そのため、ローストも味つけもしていない生のピーナッツが売られています。小粒なものと大粒なものがあります。大粒は炒め物やお菓子作りなどに合い、小粒の方は茹でたり、スープ、煮込みに合います。ピーナッツはとても優れた健康食品。昔から、ピーナッツは肌を潤し養顔にいいと言われています。
麦芽糖 昔懐かしい~などと言うと年齢がバレそうですが、私が子供のころはいつも家にあった記憶があります。トウモロコシなどの澱粉から作られる糖アルコールの一種で、 砂糖などに比べカロリーが少なく、ブドウ糖に分解されないため腸で吸収されないので、ダイエットや血糖値の急激な上昇を防ぐため甘いものが食べたい、でも血糖値が気になる人にもおすすめの甘味料です。香港ではスーパーで売られています。
白ごま
生ピーナッツ同様、生ごま(洗いゴマ)の状態で売られているのが一般的で、煎りごまは自分で煎って作ります。
では早速作ってみましょう!
材料(仕上がり 625g)
生ピーナッツ 200g
白ごま 100g
麦芽糖 80g
上白糖(綿花糖) 40g
水 40ml
塩 小さじ1/4
*コーンスターチ 小さじ1
*水 小さじ1
植物油 小さじ1
作り方
9. 完全に冷えて固まったら、食べやすい大きさに切って出来上がり!
今日はピーナッツで作りましたが、アーモンドやカシューナッツ、くるみ、かぼちゃの種などでも同じように作ることができます。添加物のない自然な材料だけで作る素朴でヘルシーなお菓子です。市販のものとは違って、手作りはピーナッツと白ごまの香りがとっても香ばしいので、止まらなくなる美味しさ!是非お試しあれ~。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2008-02-04