廟街（テンプルストリート）文鳥占い初体験！

こんにちは、香港ナビです。夜になるとなんとも怪しげな雰囲気で賑わう廟街（テンプルストリート）。ナイトマーケットで有名な男人街に並び、占いでも有名な通りです。通りには夕方6時頃から次々とテーブルが並び、占い師が現れます。カードを使うタロット占い、人相占いや手相占いなど、様々な占い師が現れます。その中でも香港らしいのが文鳥占い。文鳥と言えば、鳥かごの中で飼われているイメージしかありませんでしたが、香港では占いでも有名です。今回は文鳥占いを体験してきました。

文鳥とは

文鳥の原産地はインドネシアで、日本には江戸時代に輸入されたとのこと。ペットとして飼われることの多い日本では、文鳥はとてもかわいくて観賞する鳥という印象が強いですよね。しかし、原産地のインドネシアでは害鳥と考えられ、感情の激しい喧嘩好きな鳥、霊力のある鳥としても知られています。小さな体から強い感情を表すことで何か不思議な力を出していると考えられ占いに使われるようになったようです。

実際に文鳥に占ってもらいました

今回は文鳥占い師、謝さんに占ってもらいました。謝さんはナビが恐る恐る近づいていくと積極的に招いてくれたので、早速ナビも心を決め占いに挑みました。正直言って、自分の将来のことなどを占ってもらうのが好きではないのですがなんだか文鳥占いという未知の世界に興味を持ち、わくわくしてきました。

まずは数あるメニューの中から自分が占ってもらいたい項目を選んで希望を伝えます。初心者のナビは「Good News By Fortune Bird」という、占いの良い結果のみを教えてくれるものを選びました。謝さんから「何を聞きたいか」との質問に、まずは無難にLove and Marriage（恋愛と結婚について）を選びました。

さぁ、実際に文鳥占いの始まりです。まずは３羽いる文鳥の中から謝さんが選んだ文鳥の籠の小さなドアが開けられ、その前に占いの結果の書いてあるカードが並べられます。そしてその先には文鳥を招きだすための「餌」も置かれます。これを見て餌に釣られて文鳥が籠から出てくるのではという疑いの気持ちを持ってしまったナビですが、文鳥はナビの期待を裏切ることなく占いのためだけにただ一心に１枚のカードをしっかり選んでくれました。カードの内容は１枚ずつそれぞれ、中国の歴史上の人物の話が書かれていて、その内容から謝さんが占いの結果を説明してくれます。

ドキドキの占い結果

それではナビの占い結果をご紹介します。まずは唐伯虎点秋香という中国の歴史上有名な人物の名前が一行目にあります。これは、唐伯虎という才子と点秋香という佳人が結ばれる有名なお話だそう。香港映画でも周星馳（チャウ・シンチー）と鞏俐（コン・リー）が主演し、現代でも広く受け継がれているお話です。さて、才子と美人が結ばれるお話と聞いて一気に気分が良くなってしまったナビです。ナビが美人であるかどうかは別として、この後の説明でもどうやら結婚運が良いとのこと。結婚する時期をはっきりと言い当てることはできないが、その時期が来れば満足できる結婚ができ、さらに金運まで思いのままになるとのこと。つまりはナビの結果は大吉なのでした。

廟街の占い屋台の行き方

MTR荃灣線・観塘線、油麻地駅C出口より文明里に出て、鴉打街（Arthur street）を左に曲がります。すぐ左手に保仔飯の人気店が見え、その先方には紅茶館の看板が大きく見えます。紅茶館の手前の道を右に入ります。その道を進むと廟街に出ます。廟街をさらに進み、眾坊街（Public square street）を渡り、お土産屋さんの屋台を歩いて行くと市街（Market Street）に出ます。この通りから甘粛街（Kansu Street）にかけて占い屋台が並んでいます。

いかがでしたか？香港の文鳥占い。人生初の文鳥占いとなった記念すべきこの日。占いの結果が事実になるのかそうでないかはわかりませんが、なんとなく未来に希望を持って生きられそうな気がします。みなさんも信じるか信じないかは別としてぜひ香港で文鳥占いを試してみてください。

人気のある占い師の屋台には行列ができています。お客さんの多さで占い師を選ぶのも良いでしょう。今回は残念ながら取材には応じてもらえませんでしたが日本語の話せる占い師もいます。また英語を話せる占い師もいますので、英語で話しかけてみて反応を見て占い師を選んでください。以上、香港ナビがお伝えしました。