海鮮料理を極める！

■ 「鮮蝦餃（シィンハーガウ）」
点心でもっとも人気があるのがこれ。蝦の入った蒸し餃子。点心のメニューの中ではかなり初期からあったとされています。ひだがたくさん入った薄い皮の中にある、新鮮な蝦のプリプリ感がたまりません。

■ 「カニシュウマイ」
彩りも鮮やかなカニがトッピングされたシュウマイ。豚肉のジューシーなうまみが閉じ込められています。こちらも点心の代表的なメニュー。

■ 「フカヒレシュウマイ」
高級食材の代表格フカヒレがトッピングされたシュウマイ。なんとも豪華な一品です。最高食材に敬意を表してか、上には金粉が飾られています。

■ 「ホタテシュウマイ」
蝦シュウマイの上にホタテがトッピングされています。小さな点心からたくさんの海鮮を味わうことができます。

■ 「アワビシュウマイ」
贅沢にアワビがトッピングされています。中にはしっかり蝦も入っています。アワビのやわらかさにうっとり。

■ 「オコゼのシュウマイ」
珍しい点心の一つですが、ぜひトライして欲しいもの。オレンジ色の飾り、まさにこれ、オコゼの顔になっていますよね。食べてしまうのがかわいそう・・・

■ 「蟹ミソ入り小籠包」
おなじみ小籠包に、カニが入った究極の一品。皮を破ってあふれ出てくる熱々でジューシーなスープの中に、カニミソの濃厚な旨みがジュワ～と口いっぱいに広がり、とろけていきます。まさに幸せの絶頂という瞬間が味わえます。醤油に生姜の千切りの入ったタレでいただくとおいしさが倍増します。

■ 「白灼蝦（パクチョハー・塩茹で蝦）」
香港式海鮮の定番メニューと言えばこれ。蝦を塩茹でしただけのシンプルな調理法ですが、茹でたての蝦の殻をはずして、唐辛子入りの醤油ダレにつけて食べるその味は、まさに、香港に来てよかった～、と実感するはず。豪快に手でパクリといただくこの料理、誰もが夢中になって食べてしまうおいしさです。おいしさの秘密は、直前まで生きていた新鮮な蝦をさっとゆでることにあります。新鮮なものはシンプルにその素材の味を楽しむものなのですね。これは、前菜的な位置づけですので、最初にオーダーするのがベスト。手を使って食べるため、小さなボウルにお茶を入れた、フィンガーボールをもらって手を洗うことができます。また他に蝦をニンニクでさっと揚げたメニューもあります。

■ 「ホタテの春雨蒸し」
ホタテの上に春雨とニンニクのみじん切りがたっぷりかかったこちらも定番メニュー。春雨にはホタテのエキスがたっぷりと染み渡り、やや濃い目の味付けに。この組み合わせ、誰が考えたのかしら、と思うほど、それぞれの素材がお互いの旨みを高め合っている一品です。

■ 「シャコ唐揚げニンニク風味」
シャコの料理というのは、あまり馴染みがないかもしれません。シャコと言えばおすし屋さんで見かける、茹でたシャコを連想しがちですが、こちらは、シャコを丸ごと唐揚げにしたもの。シャコの上にたっぷりとかけられたニンニクと唐辛子、山椒の風味がシャコの味を引き立てています。この際、ニンニクの臭いなど気にせず、ガブリと豪快にいただきたいものです。このカラッと揚げたニンニクの辛さにはまってしまう人も多く、それだけでもビールのおつまみとして箸が進みます。

■ 「大蟹揚げ」
ベトナム産の青ガニを、唐辛子、ニンニクのみじん切りで炒めたピリ辛料理。このスパイシーなおいしさが後を引きます。

■ 「蟹ミソたっぷりの蟹のお粥」
こんな贅沢に蟹ミソが味わえるメニューもあります。たっぷり入った蟹ミソととろとろのお粥の相性はばっちり。

■ 「穴子のフリッター」
海鮮にはこのような塩、コショウのみのシンプルな味つけのものも多く見られます。素材そのものを味わえる、ビールのおつまみにピッタリのメニューです。

■ 「花彫雞油蒸蟹（花蟹の紹興酒蒸し）」
また、海鮮料理で、必ず出てくるものの一つとして、こちらの花蟹を丸ごと紹興酒で蒸した、見た目にも華やかで美しい料理があります。紹興酒の香りがふわっと広がるこの一品は、テーブルに置かれただけで、酔い心地になってしまいます。カニをこのクリームソースにつけて食べた後、このソースでニラとシンプルに合えた麺を最後にいただきます。

■ 貝類の料理・・・また海鮮料理には、貝類も豊富に使われています。アサリを唐辛子で炒めたものや、バイ貝の辛味酒蒸しといったものなど、香港近郊で取れる様々な貝を味わうことができます。

■ 「乾アワビのステーキ」　
贅沢にアワビを丸ごと使ったステーキ。アワビってこんなに大きいのですね。長時間かけてじっくりと煮込んだ、やわらかいアワビの旨みに体がとろけてしまいそうです。

■ 「伊勢海老のクリーム煮」
ワクワクしながら、サクサクのパイ生地を開けると、中からはとろ～りとしたホワイトソースとともに伊勢海老が出てきます。あつあつのクリームとともに味わうしっかりと身の引き締まった海老の存在感がたまりません。もう中華料理の域を超えて、フランス料理の世界に入ってきています。