香港ディズニーランド　『イッツ・ア・スモールワールド』開幕式！

こんにちは、香港ナビです。2005年にオープンした香港ディズニーランドは、開幕以来様々なイベントやアトラクションで注目を集めています。そして、カリフォルニア、フロリダ、東京、パリに続いて、香港でもついに、“イッツ・ア・スモールワールド（小小世界　It’s a small world）”が4月28日にオープンしました。他のディズニーランドに比べて「小さい、小さい」と言われている香港のディズニーランドですが、このイッツ・ア・スモールワールドは、他のディズニーランドにない新しい国のセクションが多く、アジア・セクションにおいては最大規模なんですよ。しかも、38個のディズニーキャラクターが含まれているのは香港が初めて。早速、4月27日に行われた開幕式の模様と共に香港版イッツ・ア・スモールワールドをご紹介しましょう。

開幕準備中！？

4月27日は、イッツ・ア・スモールワールドの前にビッグスクリーンが設置され、この新しいアトラクションに関する様々な内容のビデオが放送されていました。園内のお客さんも興味津々。

ゲート前の広場では、床のコンクリートに記念の絵を描いていました。遊びに来ていた子供たちも一緒に参加して楽しそう。

ゲートの上には、イッツ・ア・スモールワールドのロゴをかたどった大きなマークが掲げてあります。

イッツ・ア・スモールワールドの全景です。高さ24メートル、幅107メートルの規模をほこり、パリのエッフェル塔、ロンドンのビッグベン、ピサの斜塔など世界の有名な建築物を盛り込んだデザインになっています。中央の時計台では、世界の子供たちの人形18体が、15分毎に出てきてパレードを繰り広げます。なんと、人形たちはチャイニーズオペラのキャラクターに扮しているんです。これは香港オリジナルの演出です！

The Disney Children's Fund

この日は、イッツ・ア・スモールワールドのオープンにちなんで、ウォルトディズニーカンパニーが世界で初めて設立した『迪士尼兒童基金（The Disney Childrens Fund）』を受理する香港の団体、機関を発表しました。初年度の2008年は、100万香港ドルが援助を必要とする香港の子供たちのために寄付されます。発表には、ウォルトディズニーパーク＆リゾート代表ジェイ・ラソロ氏、ウォルトディズニーパーク＆リゾートアジア地区の代表ビル・アーネット氏、香港ディズニーリゾート代表デーブ・ヴァーミュレン氏が揃いました。

最後には、子供たちとミッキー＆ミニーも集まって、この基金が香港の子供たちのために役立って行くことを祈って合唱。

イッツ・ア・スモールワールドへ出発！

１．北極（North Pole）
まずは、北極からスタート。左右に広がる世界にいきなりきょろきょろしてしまうナビでした。北極熊やエスキモーの姿がみえます。初めのディズニーキャラクター、バンビ＆うさぎのとんすけが登場。今回初めて38個のディズニーキャラクターが人形の中に混じっています。さて、いくつ探せるか？

２．欧州（Europe）
続いては、ヨーロッパの国々です。イギリス、スコットランド、デンマーク、フランス、イタリア、オランダ、スイスなどなど、それぞれの国の特色をうまく表現しています。

このゴンドラをみれば、どこだかすぐわかりますね。イタリアのベニスを過ぎると、ピノキオが待っています。

イギリスの兵隊です。ロンドンタワーの近くには、ピーターパン、ウェンディ、ティンカーベルがいますよ。

フレンチカンカンを踊る可愛い人形の近くには、マリーちゃんが！そして、その奥にはシンデレラと王子もいます。

風車といえばオランダ。ヨーロッパはここが最後の国です。

３．中東（Middle East）
世界のディズニーランドで初めて、中東諸国が加わりました。エジプト、イスラエル、ヨルダン、トルコなど。アラジンの国、アグラバ王国もあります。

もちろん、ここではアラジンのキャラクター、アラジン、ジャスミンが魔法のカーペットに乗って登場します。アラジンのランプの中には、ジニーの姿も！側にはもちろんアブーも一緒です。

４．非州（Africa）
続いては、緑豊かなセクション。やっぱりアフリカは建物が少ないですよねーアフリカと言えば、もうこのキャラクターしかいません。シンバ、プンバ、ティモにムファカ。見つけられますか？

動物も人（人形ですが）も一体になった楽しい世界、それがこのイッツ・ア・スモールワールドの象徴でもあります。

５．美州（America）
今回初めて、コロンビア、ペルー、ボリビア、メキシコなどの南アメリカ地区が加わりました。インディアンである、ポカホンタスや、フリット、ミーコのキャラクターもここにいます。

トイ・ストーリーのウッディ＆ジェシー、ブルズアイは、映画のワンシーンと同じくすっかりこの光景に溶け込んでいます。

メキシコの風景の中には、ドナルド・ダック、パンチート、ホセ・キャリオカがいます。映画『三人の騎士』のキャラクターです。

６．亜州（Asia）
さあお待ちかね、一番大きなアジア・セクションです。今回新たにカンボジア、フィリピン、そして香港も加わりました。フィリピンのタガログ語バージョンの主題歌も、今回初登場です。

日本人形にお雛様、さくら色の着物で和風のオンパレード。

エキゾチックな東南アジアに入ってきました。インドには、ジャングルブックのモーグリと熊のバルーがいます。

こちら、韓国。韓国語バージョンの主題歌も、今回初登場です。

さすが中国。派手ですね。雑技団、獅子舞、万里の長城、そしてパンダ。ムーランとムーシューがわかりますか？中国の皇帝ルックの人形も目立ちました。さてその奥には…。

ありました！ビクトリアハーバーからの眺めに、帆船やドラゴン…まさに、香港です。ここで、広東語バージョン＆北京語バージョンの歌も初めて聴けますよ。

７．群島（Islands）
諸島といえば、海。輝くマーメード、アリエルと友人たちが迎えてくれます。周りにはニモ、ドリー、ピーチが泳いでいます。

タヒチ、フィジー、ニューギニア、ニュージーランド、そしてオーストラリアと日本人にもなじみのある観光地が登場。

ハワイでは、リロとスティッチの戯れる姿がかわいいですよ。さあ、ディズニーキャラクターはここまでで38種類です。全部探すことができたら、合格！

８．雨林（Rainforest）
熱帯雨林のセクションでは、UVライトと蛍光色を使って、ちょっと薄暗くじめじめした雰囲気の中にも不思議な動物たちの世界が演出されています。鳥の鳴き声も主題歌に交じって聞こえてきます。

９．結幕（Finale）
ラストは、世界中の子供たちがみんな一つになって集まる様子が描かれています。夢のような平和で楽しい世界ですね！


世界の民族衣装をまとったり、フレンチカンカンを踊る人形が見られます。

さすが、アジア・セッションに力を注いでいることもあり、日本、中国の人形が続いて、最後は、今回初登場の中東の人形がお見送りでした。ここには、241体の人形と220個の人形以外のおもちゃ類、42個の動く小道具と、英語、スペイン語。スウェーデン語、イタリア語、日本語、そして今回初の広東語、北京語、韓国語、タガログ語の9カ国語のバージョンの主題歌が使用されています。

関連グッズもいっぱい揃っています。いつもとは違った子供バージョンで描かれたかわいいキャラクターをゲットしたいですね。

開幕式

陽が落ちてからの外観も、100万ドルの夜景の香港に相応しいライトアップの美しさ！

記念すべき、オープニングセレモニーの挨拶は、ウォルトディズニーパーク＆リゾート代表ジェイ・ラソロ氏と、香港特別行政区財政司司長曾俊華（ジョン・チャン）氏が揃って行いました。香港政府も、ディズニーランドには観光効果としての期待を寄せています。

マレーシアの、光良（マイケル・ウォン）、フィリピンのニッキー・ジル、タイのトゥー、そして香港の楊千【女華】（ミリアム・ヨン）の東南アジアの国を代表する歌手が、それぞれの言葉で『世界真細小（It’s a small world）』を合唱しました。

歌とともにたくさんの子供たちやキャラクターがステージに登場すると、会場の雰囲気は一気に盛り上がり、さらに花火も上がってコーフン度も最高潮！！

開幕式に参加したゲストやたくさんのスタッフも、喜びを隠しきれない様子。

ハイ・スクール・ミュージカル

さて、もうひとつナビでまだご紹介していなかったディズニーランドの新しいエンターテイメントがありました。映画で人気沸騰の『HIGH SCHOOL MUSICAL（ハイ・スクール・ミュージカル）』です。それだけに、ティーンエイジャーのファンの姿もみられました。
（公演の時間帯は日によって違いますので、当日園内でご確認ください。）