離島に泊まる!長洲島編

夏を迎えるこれからの香港にぴったりな離島の旅。ついでに『渡暇屋』で宿泊すれば市内のホテルよりずっとリーズナブル!

こんにちは、香港ナビです。香港は九龍半島、香港島の他にたくさんの小さい島々で構成されているのは、もう皆さんご存知ですよね。ほとんどの島が市内からフェリーで1時間以内で行くことができるため、観光で訪れる皆さんでも気軽に遊びに行くことができます。離島??何それ!?っていう方はまず離島めぐりの記事をご覧ください♪
これからやってくる夏にはローカルの人たちも、週末のキャンプや海鮮料理を食べるために離島へ出かけることが多くなってきます。今回はナビも、先日行われた長洲の饅頭祭りなど、昔からの風習が色濃く残る長洲島で1泊してみました。宿泊施設も市内のホテルよりずっとリーズナブルだし、ゆっくり時間をかけてなんだか懐かしい街並みを散策してみるのもおすすめですよ!

宿泊施設を探すには?

事前に予約をしなくても行き当たりばったりでもお部屋は探せるんです。特に平日ならまず問題なし。長洲島のフェリー乗り場周辺には『渡暇屋(ドーガーオッ)』と呼ばれる簡単な宿泊施設(民宿のような感じ)のブースが色鮮やかなパラソルの下に並んでいます。実は、ここでその日の宿を予約できるのです。日本で言ったら、温泉場の駅にいる温泉宿の客引きみたいな感じ??週末や連休には、学生のグループや家族連れで、フェリー乗り場付近は一段とにぎやかになります。
ブースを適当に選んで、まずは部屋の状態や値段を確認してみましょう。キャンプ場やビーチ沿いの安いロッジといったところがほとんどですから、ホテル並みの要求はもちろんしないでくださいよ!ちなみに一部屋HK$150~くらいからあります。写真を見て気に入らなければ、いろんなブースを見てみるのもいいですよ。
気に入った部屋があったら、すぐそこで部屋代を払い、(たいてい、部屋代にプラスしてデポジットとしてHK$100払います。このデポジットは、チェックアウト日に部屋の鍵を返した時点で戻ってきます。)部屋の鍵と、地図をもらいます。ナビは、HK$350の部屋を選びました。
最近は、ちょっとしゃれたヨーロッパでよく見られるB&B(Bed & Breakfast)もあります。お値段は平日のスタンダードでHK$390~と、一般の渡暇屋に比べると少し高めですが、市内でこの値段だったらゲストハウスに泊まれるかどうかの値段ですから、そう考えれば安いですよね。
長洲島にホテルは『長洲華威酒店(Warwick Hotel)』1軒のみです。

渡暇屋ってどんな感じ?

鍵をもらった瞬間からチェックインが可能です。チェックアウトは翌日の12時。早速地図を見ながら、海辺に近い宿泊施設に向かいました。
宿泊施設はまさにビーチ沿いにあり、『渡暇村』という白いアパートのような建物が続いています。同じような建物ですが、それぞれ部屋によってオーナーが異なります。海の家という感じでしょうかねー。
ナビのお部屋はこの3階になります。民宿というか…、普通の家みたいですよね。
友達のアパートに泊めてもらうという気分ですが…まあ、小奇麗っちゃあ小奇麗かなあ…。テレビにミニ冷蔵庫、小さい台所がついています。長めに夏休みを取って、ゆっくりと過ごしたりする人もいるそうです。お部屋が気に入らない場合は、変えてもらうこともOK。実はナビは最初ケチってHK$250の部屋にしたんですが、ちょっとあまりにも…、だったので、HK$100アップしてこの部屋に。また、ホテルとは違いますからアメニティー類は何もついていません。
でも、部屋の小さなバルコニーからの眺めは爽快でしたよ~。 でも、部屋の小さなバルコニーからの眺めは爽快でしたよ~。

でも、部屋の小さなバルコニーからの眺めは爽快でしたよ~。

ビーチは目の前!部屋から水着で出かけていっても大丈夫です。 ビーチは目の前!部屋から水着で出かけていっても大丈夫です。

ビーチは目の前!部屋から水着で出かけていっても大丈夫です。

海辺で食事や休憩もできます。

のどかな長洲島を散策しました!

ちょっと田舎の街を訪れたような、まだまだ古き良き香港の面影いっぱいのお店が目につきます。手作りっぽいお饅頭や量り売りのお菓子など、買い食い大好きなナビは目移りをしてしまいました。買う時のお店の人とのさりげないやりとりも、都会の殺伐としたものとは違ってなごやかです。
そんな中にも、ちょっとおしゃれでエスニックな、ビーチでよく見かける雰囲気のショップもありました。民族風なデザインの涼しげなワンピースやバッグなどは、島の光景によく似合います。
昔の風習がまだ根強く残っている島の生活だけに、大木にも神は宿っているものなんですね。
人も、動物も、のんびり、あくせくせず、ゆっくり、まったり、リラ~ックス!!
お年寄りが、元気!集まっている光景もよく見かけました。

お年寄りが、元気!集まっている光景もよく見かけました。

魚も洗濯物もみんな一緒に干して、日向ぼっこ!?海辺の生活ならではの一コマ。

魚も洗濯物もみんな一緒に干して、日向ぼっこ!?海辺の生活ならではの一コマ。

香港市内では見ることのできない島独特の街並みです。狭い路地や坂の多い民家のようすが興味深いですよ。高層ビルに囲まれて過ごしているからでしょうか、とても新鮮な風景に感じました。生活感が伝わってくる路地です。

やっぱり、ここでは海鮮料理は外せません!

海鮮レストランの集まる一帯では、夕方の時間からもう集まって魚の準備?今夜はここで食べるぞーと決めました。
10軒以上アウトドアのレストランが続いています。地元の人もここに集まってのんびり食事をするようです。
セットメニューが安くて、種類もたくさんあってお得です。これは二人前でHK$168でした。もうお腹いっぱいです。
9時を過ぎると、フェリー乗り場近くの繁華街には屋台がでていました。まだまだ、宵の口!?
翌日の朝食は、マーケットにあったお粥屋さんで。朝から活気があって、香港の街中とは違った朝のひとときを過ごしました。 翌日の朝食は、マーケットにあったお粥屋さんで。朝から活気があって、香港の街中とは違った朝のひとときを過ごしました。

翌日の朝食は、マーケットにあったお粥屋さんで。朝から活気があって、香港の街中とは違った朝のひとときを過ごしました。

旧暦4月8日の前後ならお祭り気分満点!

旧暦4月8日は、『長洲太平清醮』のメインイベントのひとつ、『平安』と書かれたお饅頭を奪い合う『搶包山』の日です。当日は香港中から人が押し寄せて、宿の確保は難しいようですが、少し日付をずらしてもお祭りの雰囲気は十分味わえますよ!
名物のお饅頭をかたどったキーホルダーや携帯ストラップもおみやげにぴったり。本物のお饅頭も売っています!

いかがでしたか?のどかでのんびりした日常は、香港市内とはまるで別世界のようです。小さい島ですが、2,3時間かけて自然の中をハイキングしたり、自転車を借りてサイクリングしたり、ビーチで泳いだり、そして新鮮でお安い海鮮料理に舌鼓を打って…宿泊すれば十分堪能できますね。旅行の1泊を島で過ごすのもこれからの季節にはぜひお薦めです!以上、香港ナビがお伝えいたしました。

宿泊に関する基本情報

■東南(富記)士多度暇屋
住所:長洲東堤小築11号A地下
A G/F, Cheung Chau,
電話:2981-0093/9300-3109

■B&B
住所:長洲東湾路12-14号
12-14,Tung Wan Rd, Cheung Chau
電話:2986-9990
FAX:2986-9980
Web:www.bbcheungchau.com.hk

■長洲華威酒店(Warwick Hotel)
住所:長洲東湾
East Bay, Cheung Cau,
電話:2981-0081
FAX:2981-9673
Web :www.warwickhotel.com.hk

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-05-23

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