週末に香港市内からちょっと郊外へ足を延ばして、のんびり蚤の市巡り。のどかな休日を過ごしてみませんか?
こんにちは、香港ナビです。香港市内でも『女人街』『廟街』といったエリアや、市民の生活になくてはならない青空マーケットなど、露店でショッピングを体験する機会はあります。でも、欧米などでよくみられるような週末や祭日だけのフリーマーケットを定期的に行うところが香港にはありませんでした。今回ご紹介するのは、市内からちょっと離れた郊外に新しく誕生した『跳蚤市場(蚤の市)』です。MTR西鉄線は、九龍市内と新界(ニューテリトリー)の元朗(Yuen Long)、屯門(Tuen Mun)といった郊外のニュータウンとして発展しているエリアを結んでいます。ローカルの足としては利用度が高いのですが、観光や在香港の日本人にとっては、あまり利用する機会がないかもしれません。今回はそんな西鉄線に乗って、出かけてみました。
西鉄にはどこから乗るの?
深水埗の近く、MTR東涌線との乗り継ぎ駅南昌駅から、荃灣線との乗り継ぎ駅美孚駅を経由して終着の屯門までは、8駅で約30分かかります。今回は、美孚駅での乗り継ぎで出かけてみました。地下からそのまま繋がっていますから、表示に沿って歩いて行きましょう。
MTR西鉄美孚駅の外には、『荔枝角公園』があります。美孚周辺も、古くから住宅が密集するベッドタウンとして知られているところ。ローカルの生活をちょっと垣間見たかったら住宅地内を歩いてみるのもいいかも?
まだ新しいこともあって、駅へ続くエスカレーターや切符売り場周辺も広々として明るくとても清潔な感じです。
跳蚤市場(蚤の市)を散策してみよう!
場所はどこ??なんて探さなくても、駅から足を一歩踏み出せばすぐ正面にあります。迷うことなんてありませんよ~
およそ1700平方メートルの広場に、160個ほどの小さい店舗が連なっています。青、赤、黄、オレンジなど1軒1軒繋がった小さい店舗は、色とりどりで店舗を眺めているだけでワクワクしてきました!
懐かしい駄菓子屋さん風
キャンディーやチョコレートなどかわいい駄菓子が並んでいます。その他にも、台の下を押すと動く仕掛けになっているかわいい動物の人形が目につきました。あるある、こーゆーの!
果物や野菜のピクルスは自家製です。店主の手作りや、自家製の野菜など素朴な商品も蚤の市ならでは。
やっぱり、駄菓子屋さんの隣には、アイスキャンディーやジュースはつきものです。
小物や雑貨であふれた店内
衣料や小物雑貨など、狭い店舗にたくさん溢れんばかりのディスプレイが楽しいです。何かいいものを見つけたいな~という購買意欲をそそりますね。でもよく見ると、どこにでもあるようなものが多いんですけどね。場所が変わると違って見えるものです。
日用品も盛りだくさん
ローカルのお客さんがほとんどなので、日常生活に欠かせない、食器類、絨毯、寝具などのショップもあります。近所ならばこそ、お持ち帰りOKなものですから。
香港でもオーガニックはブームです。市内にも有機野菜や製品を専門に売るショップが増えてきています。この蚤の市でも、有機野菜や食品を販売するショップが多いようです。
伝統的なお菓子
街のスーパーにはあまり置いていないような中国の伝統的なお菓子がありました。これは、観光客にもおみやげにいいですよね。ちょっと買い食い好きのナビにも魅力的!?
おっと、こちらでは実演中!なにやら、大きな塊をガンガンたたき割っているのですが…。これは『叮叮糖(ディンディントーン)』といって、割っている音が叮叮(ディンディン)と聞こえるということから名付けられたジンジャーキャンディー。『龍鬚糖(ロウソントン)』『糯米糍(ロウマイチッ)』など、伝統的な技術の元に作られる懐かしいお菓子類もナビにとっては、古新しいもの。HK$6の値段もうれしいです。ゲット!!
ゲームコーナー
夏休みの縁日や夜店を思い出させるゲームコーナー。今や何でもコンピューター時代、ちょっと子供っぽいけど、家族や友達といっしょになって遊ぶのはこんな簡単な遊びがちょうどいいような気がします。
ファミリーで楽しめる
休日の午後ということもあって、家族連れが多いですね。スペースも広いし、青空のもと遊びも買い物もできて、冷房全開の大型ショッピングモールより健康的ですよね。
Coco 寵物飯堂
錦上路駅跳蚤市場C28号舗 電話9636-7743
ちょっと、他とは違ったショップを発見!おしゃれなケーキショップかな??
『Coco 寵物飯堂(ココペット食堂)』といいます。なんか美味しそうなケーキやクッキーでいっぱいなんですが…。オーナーのココさん手作りのペット用のお菓子屋さんだったのです。もともと料理を勉強していたココさん、彼女のペットが病気になり、餌を手作りして病気が快復したのをきっかけに、ペットの健康を考えたお菓子作りが始まりました。今では、ペットショップに卸したり、オーダーメードを受け付けたりしています。ということは、ここが本店!?
クッキーもとてもペット用とは思えないくらい美味しそうです。心がこもってますよねー防腐剤、化学調味料、色素、香辛料など一切使用していません。また、塩、砂糖、バター、クリームなども使っていないんですよ。
思わず、食べたくなってしまうこのケーキ。別に飼い主だって一緒に食べてもいいんですよ。ただ、甘くはないですけどね…。新鮮な材料を使用しているから、体にはいいはず。
端午節(旧暦5月5日、今年は6月8日)に合わせて、ちまきまでありました。ペットといえば家族ですからね。記念ごとも一緒にお祝いしたいですよね。
いかがでしたか?香港市内の人も建物も密集した都会の空間と違って、素朴でゆったりとした時間が過ごせました。ゆっくり2時間くらい過ごしたら、ちょっと足を延ばして元朗などへ行ってみるのもいいですよ。以上、香港ナビがお伝えいたしました。
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記事登録日:2008-06-03