港珠澳大橋(Hong Kong-Zhuhai-Macao Bridge)をつかって香港からマカオに渡ってみよう!! (パート2)
前回はシャトルバスを利用したコースをご案内しましたが、今回は香港市内からマカオのホテルまで直接行く越境(クロス・バウンダリー)バスを利用しました!
2018年10月23日に開通した、香港とマカオ・珠海を結ぶ『港珠澳大橋(Hong Kong-Zhuhai-Macao Bridge)』。前回ナビではこの橋を通るシャトルバスの特集をしました(香港側の人工島からマカオ側の人工島まで行くシャトルバス)。今回は、香港市内からマカオ市内の目的地まで直行で行く越境(クロス・バウンダリー)バスを利用してみました。
現在、越境(クロス・バウンダリー)バスは2つの会社によって運営されています。1つはワン・バス香港マカオ(One Bus Hong Kong Macau Limited)、もう1社は香港マカオ・エクスプレス(Hong Kong Macau Express)です。
ワン・バス香港マカオ(One Bus Hong Kong Macau Limited)は香港の佐敦(ジョーダン)からマカオ側のサンズマカオ、ベネチアンマカオ、そしてパリジャンマカオを結んでいます。 また、香港マカオ・エクスプレス(Hong Kong Macau Express)は香港側はエレメンツまたはプリンスエドワード(上海街)発、マカオ側はスターワールドホテル、ギャラクシーホテル、ベネチアンマカオ、MGMコタイマカオ、サンズマカオ、MGMマカオ、グランドリスボアなどへ向かいます。
越境(クロス・バウンダリー)バスの乗り方
今回は、越境(クロス・バウンダリー)バスの一つであるワン・バス香港マカオ(One Bus Hong Kong Macau Limited)を利用してみました。写真で順を追いながら乗車体験をご覧ください。
現在のバススケジュールは、香港からマカオへの移動は1日に8便(午前9時以降、1時間ごとの出発で最終便は18時発)。マカオから香港への便は、パリジャン→ベネチアン→サンズ経由となり、パリジャン発が昼の12時から15時まで1時間で4本、午後18時から21時まで1時間ごとに4本、合計8便が運行されています。(スケジュール2019年4月現在のものです。今後変わる可能性がありますので、下記に貼り付けてある公式ホームページより確認をしてください。)
ナビが乗車をしたのは土曜日の午後12時発のものでしたが、なんと満席でした。どの便も混雑が予想されますので、事前にホームページからチケットを購入しましょう。
【チケット購入 及び バス乗車までの流れ】
1.公式ホームページよりオンラインで乗車をしたい日付のバスルートのチケットを購入
2.乗車時間前までに佐敦のオフィスへ行き、オリジナルチケット及びシールを貰う
3.シールを体に張り、バス乗車のレーンで待つ
4.バスはフリーシートになっています。乗車が始まったら、好きな席につきます。
こちらは佐敦にあるワン・バス香港マカオ(One Bus Hong Kong Macau Limited)の事務所です。住所:Shop B, G/F, The Lodge, 535 Canton Road, Jordan, Kowloon(08:30~18:30)
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チケットとシールが配られますので、シールは体に貼り付けましょう。
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チケットとシールの準備ができたら、事務所の直ぐ近くにあるバス停(バスの出発場所)に並びます。特に座席は指定されていませんので、早く乗った人ほど良い席を確保できます。なるべく早く行って列に並ぶことをお勧めいたします。
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こちらは車内の様子。土曜日12時香港発のバスに乗車をしましたが、この通りほぼ満席です。
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バスは出発時刻になると香港側の人工島に向けて出発します。佐敦からランタオ島の空港近くの人工島までは約30分程度。バスでの旅をお楽しみください。
30分ほどバスに乗ると、香港側のイミグレーションが設置されている港珠澳大橋香港口岸旅検大楼にバスが到着します。バスを降りる際、運転手が『荷物は必ず全て持って降りること』と『イミグレーションを抜けた後にバスが待っているバスレーンの番号』をアナウンスします。広東語でアナウンスがあった場合、降りるときに英語で聞き直せば、簡単な英語で答えてくれるはずです。特にバス・レーン番号は必ず聞き、そして万が一に備えてバスのナンバープレート番号を覚えておくと便利です。
建物の中は広く、巨大です。入り口を入ると直ぐにイミグレーション(出国審査)があります。
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建物内部とイミグレーションの様子。
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この日は土曜日のお昼頃でしたが、イミグレーションは全く混雑しておらず10分程度で通りぬけることができました。イミグレーション手前にお手洗いがありますので、用を済ませておくとこの先良いと思います。
イミグレーションを通りぬけると、バスが待っているバス停まで歩いていきますが、そこに行くまでの間には、シャトルバスを利用する人のチケット購入マシーンなどが設置されていました。
また、建物を出る際は『マカオ行きか、珠海行きか』、また『シャトルバスか、越境(クロス・バウンダリー)バスか』を看板で確認しながら行動をすると、無駄なく動くことができます。
建物を出る手前で、珠海行きか、マカオ行きかで行き先が分かれますので、確認をしながら進みます。
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マカオ行きの出口の様子。
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イミグレーションの建物を出ると、今度はシャトルバス方面か越境(クロス・バウンダリー)バス方面かで行き先が異なります。
越境(クロス・バウンダリー)バス方面へ進むと、バスの停車レーンが記載されているボードが出てきます。ここで、先ほどバスの運転手から案内があったレーンで間違いがないか、確認をしてください。ちなみにナビが佐敦から乗車をしてきたバスは17番レーンに停車をしています。
バスに再乗車をする際はチケットを見せて乗るようになります。尚、バスは20分以上待ってくれません。何らかの理由でミグレーションで時間がかかってしまい間に合わなかった人は、バスは待ってくれませんので、以降の移動は自身で行うようになります。そんな事にならないように、なるべく空いているイミグレーションに並んで、なるべく早くバスへ戻るようにしましょう。