あじさいの香港はじめてのひとり旅

香港ナビ読者「あじさいさん」が香港に初めて旅行された時の日記。2泊3日という限られた時間で押さえるべきスポットを完全制覇。ひとり旅を考えている方必見です。

1日目
関西空港10時05分発キャセイ → 香港13時05分着 → バスで+MTRでホテルへ →
銅鑼灣(コーズウェイベイ)・タイムズスクエア→上環(ションワン) →摩羅上街(キャットストリート)→荷李活道(ハリウッドロード) → 文武廟 → ヒルサイドエスカレーター → 中環(セントラル) →バスでピークトラム山麓駅へ(が、断念)→中環(セントラル) →灣仔(ワンチャイ) →ビクトリアパーク → 銅鑼灣(コーズウェイベイ) → ホテルへ

2日目
ホテル付近の粥屋 → トラムで金鐘(アドミラルティ) → ピークトラム山麓駅 →ビクトリアピーク香港公園ホテル灣仔(ワンチャイ) スターフェリーで尖沙咀(チムサーチョイ) → アベニューオブスターズ → 太子(プリンスエドワード) → 金魚街→女人街→ネイザンロード→天后廟→カントンロード→九龍公園→尖沙咀(チムサーチョイ) → シンフォニーオブライツ → ホテル

3日目

エアポートエクスプレスで空港へ → 香港10時05分発キャセイ → 関空14時45分着

香港はじめてのひとり旅1日目

ワクワクの初めての香港旅行。さらに一人旅でドキドキ。香港国際空港はとても綺麗で、エアポートエクスプレスも乗り入れていてバスもたくさんあって便利。私はできるだけ安く行こうと思い、バスで東涌まで行き、MRTに乗ることに。ホテルは灣仔近くなので東涌線で香港まで行きそこから1度乗り換えれば行けたけれど、間違えてツェン湾線に乗ってしまい、2時間ほどかかってしまった・・・。おそらく本来なら半分くらいで行けたはず。料金は30ドルほど。

私が泊まったのは利景酒店(チャーターハウス)。灣仔からも銅鑼灣からも徒歩10分くらいで
少し遠いといえば遠いけれど、どちらにも行けるので便利。設備は最小限で部屋もベッドも狭いけれど清潔で香港では珍しく安いので一日中出歩く人にはいいと思います。
ホテルから銅鑼灣に向かう途中、市場の並ぶ通りを通った。市場は活気があり、香港はダイナミック。特に肉屋が目を惹いた。もう、そのまま肉。日本では見かけない光景。
銅鑼灣のタイムズスクエアで昼食を。「翡翠拉麺小龍包」というお店にて、ワンタンメンを。一般的な香港麺とは違い、うどんを蕎麦くらいにしたような、白くてつるつるした麺にあっさりスープ。肉の詰まったワンタンも勿論プリプリ。
MTRに乗って上環へ。下町風の素朴な雰囲気で坂が多い。映画に出てきそうな階段もある。
ガラクタ通りと呼ばれるキャットストリートは仏像みたいなものから、毛沢東、天然石など、本当に色々な物が並んでいる。キョロキョロしながら隣のハリウッドロードへ。こちらは骨董品屋さんが立ち並ぶ。真っ直ぐ進むと文武廟に突き当たる。渦を巻くたくさんの線香や、クリスマスのような電飾をまとった像は、日本のお寺とは違った雰囲気で面白い。
1本隣の必列者士街(Bridge St.)を通って(ローカルな雰囲気過ぎて少し不安になりつつ)士丹頓街(Stauton St.)を通り、ヒルサイドエスカレーターへ。大好きな映画「恋する惑星」にも登場する世界一長いエスカレーター。嬉しくなってずんずん登っていく。両サイドにはローカルから洋風なものまで色々な店が並ぶ。そしてふと気付く。登りはあるけれど、下りのエスカレーターは無い。と言うわけで、ひたすら歩いて中環まで降りる。でも、上からの景色は、歩いて見るのとはまた違ってたくさんの看板や、人の往来は見ているだけでも楽しく、疲れを感じさせない。

バスでビクトリアピークへ向かうことに。運良く、オープントップの2階建てバス。風に吹かれながら暗くなってきてネオンの輝く街を走る。気持ちいい。

ピークトラム乗り場に到着するが、余りの人の多さに(皆同様に夜景が目当て)、中秋節のイベントを見たかったので、今回は一端戻って明日の朝出直すことに。
中環に戻りネオン輝く辺りをブラブラしてから途中許留山でジュースを買ってホテルへ戻る。たっぷりマンゴーが美味しい。日本にもこんな店があればいいのに!
ビクトリアパークへ中秋節の特別イベント、ランタン・ワンダーランドを見に行く。途中、乗りたかったトラムに(わざわざ)乗って、パークへ到着。カラフルで幻想的なランタンが公園一杯に広がる。伝統的なモチーフのものから、現代アート的な幻想的なものまで、光の海のよう。こんな時期に丁度来れてとてもラッキー!この日は天気も良く、まあるい月も綺麗。
銅鑼灣をウロウロしながら帰ることに。行きたかった牛さんマークの義順牛[女及]公司へ。
濃厚で素朴な牛乳プリンはホッとする味。ホロホロ崩れるような柔らかさ。人気店で、相席でどんどん人が入れ替わる。

満足して店を出ると、トラム道を挟んだ向かいには量り売りのドライフルーツのお店発見。マンゴー、イチジク、話梅(干し梅)を土産も兼ねてたっぷり買ってこの日は終了。

香港はじめてのひとり旅2日目

前日の疲れで少し眠いが、MTVを見つつ朝食へ。近くにあったお粥屋さん。ここのお粥はぐつぐつ煮えたぎる土鍋に。魚団子とレタスのお粥。柚子とごま油の風味。
トラムに乗って(運良く2階に!)金鐘へ。ピークトラム乗り場まで歩いて今度こそビクトリア・ピークへ。朝なのでそれほど人も多くなく丁度良い。
ピークトラムは予想以上に急勾配!登っていくにつれて、期待も高まる。
ピークからの景色は、まさにテレビで見た景色!乱立するビルの群れ、それとは対照的な山や海。全てが一望できる、香港ならではの景色。

モールにはたくさんのお土産屋さんや飲食店そして、マダムタッソー蝋人形館まで(笑)。
ピークから降りて、香港公園に寄ることに。茶具文物館に併設された樂茶軒で一休み。?瑰普?茶とと点心2品。ふんわりとした?瑰の香りが?茶のクセを和らげてさっぱりしていておいしい。
金鐘をうろうろして、HMVでCDを物色しつつ一端ホテルへ。

ホテルから歩いて灣仔のフェリー乗り場へ。中環の乗り場よりも観光客は少なくてローカル。お金は直接改札機に入れるか窓口で払う。こざっぱりと広い待合室も徐々に人で埋まっていく。
フェリーは少し揺れるが10分程なので問題なく、普段乗る事の無い乗り物にワクワクしてしまう。盆地で育った私には、やっぱり海は魅力的。船から見るビル群も新鮮で、違った迫力がある。
船員さんたちはドナルドダックみたいな可愛いセーラー服姿。おじさんばっかりだけど(笑)
向かい側の尖沙咀に到着。プロムナード、星光大道を歩く。のんびりと景色を眺める人、結婚写真を撮る人、皆それぞれ楽しんでいて気持ち良い。
ここにはハリウッドのような香港映画関係者の手形や銅像が建てられている。ジャッキー・チェン、ブルースリーなどなど。勿論、トニー・レオンの手形にタッチ!
MTRに乗ろうと駅を探すけれど、ショッピングモールだらけで迷子に。うろうろ。そこへ程よく、時間を尋ねてきたシンガポール人が駅まで連れて行ってくれることに。ラッキー!
MTRで尖沙咀から太子まで金魚街へ。この通りは金魚や熱帯魚なんかのお店が連なる。ビニール袋に入れてたくさん吊るされている。日本では無い景色で、なんだか綺麗。日本人の感覚からすると、金魚ばかり売っていて商売になるのかな?なんて思ってしまうけれど、こういう国によった文化の違いが面白い。
途中エッグタルトを買い食いしつつ女人街へ。服やアクセサリー、時計などの店がたくさん。細い通りなのに隙間もないくらいびっしり。特に何を買う訳でもないけれど雰囲気が楽しい。女人街が突き当たりに来た所でネイザンロードへ。
ネイザンロードは、まさにテレビで見る香港。大きな道に飛び出した看板、ネオン。香港人に言わせると、何故観光客が喜ぶのか?と思うらしいが、やっぱりワクワクするものがある。天后廟に寄るが、時間のせいか中には入れず。廟街(男人街)も時間が少し早かったのでまだ開店準備中で残念。
再びネイザンロードに出て、果物屋さん発見。濃厚でおいしいパパイヤミルクを飲みながら歩く。
ブラブラとお店を覗きつつ歩き、九龍公園へ。こちらも中秋節のイベントで、たくさんのランタンが。ちょうど暗くなってきて、明かりが綺麗に見える。プールの上にはイルカが飛び跳ねるランタン!ここのランタンはより可愛く遊び心があるモチーフ。

そろそろお腹も減ったし何か食べたいと思いながらウロウロするが、イマイチ決められず、途中奇華餅家というお菓子屋さんへ。杏仁クッキーと生姜クッキーをお土産に購入。帰国してから食べてみると、どちらも美味!ホロホロとした杏仁クッキーと、生姜が程よく効いた大人のクッキー。また食べたい・・・。

夜のシンフォニーオブライツまで時間がないので、尖沙咀付近でさっと食事を済ませようと、マクドナルドに入ってみることに。こちらではライスバーガーが売り出し中のようで頼んでみることに。炊き込みご飯(?)に、レタスとチキンなどをサンド。おいしいけど、白ご飯の方がチキンに合うんじゃ?!
マクドナルドを出て海辺へ行くと丁度5分前。音楽と共にビル群が輝きだし、船からは花火が!普段はないらしいけれど中秋節で特別に花火がプラスされている。すごく華やかで、ディズニーランドのショーみたい!街を挙げて、一般の企業のビルが参加して毎日こんなショーをするなんて、香港の大きさと香港を愛する気持ちが伝わる。
しばし夜景を眺めた後、マンゴージュースを買いホテルへ戻り、家族や友達に絵葉書を書く。明日の朝には帰国か・・・。

香港はじめてののひとり旅最後日

午前発の飛行機だったので、起きたらすぐ空港へ直行。帰りはエアポートエクスプレスに乗ることに。綺麗で乗り心地も良い(但し値段は高い)。終点の駅を出るとすぐ出国フロアでかなり便利。

待ち時間に親戚のちびっ子へパンダ2匹を買って、さようなら、香港!短い時間だったけれど、ギュッと詰めこんで、楽しい旅行でした。山、海、都会、下町、全てがあって、色んな国の人がひしめき合って、色んな言葉が飛び交う。よく旅行のパンフレットにあるけれど、“ワンダーランド”な街、また行って見たいなと思わせる面白い街でした。

その他情報

名前:あじさい/出身地:三重県(今は大阪府)/コメント:海と山、下町と都会、東洋と西洋など相反する物が混ざり合って独特の魅力を作り出していました。また、ある香港映画では広東語と北京語が普通に入り混じっていましたが、それも嘘では無いほど、様々な言語や人種の人が行きかっていました。日本に住む私からするとすごく不思議な街という印象でそれもまた魅惑的でした。初めての香港一人旅で、着く前は緊張しましたが、帰る頃には離れがたくなっていました。また近いうちに遊びに行きたいです!皆さんも是非参考に楽しい旅行をしてください

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-06-18

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