車をレンタルして縦横無尽に香港を駆け抜けよう!観光客は知らないマル秘夜景スポットや海鮮の穴場な街をご紹介。
みなさん、こんにちは。香港ナビです。香港ドライブ体験記2回目の今回は九龍側のドライブルートです。
布袋澳~西貢~飛鵝山を回る九龍穴場ドライブ編
まずは、九龍の東側を「攻めて」見ましょう。出発は、九龍で最も南にある布袋澳です。この布袋澳は、知る人ぞ知る海鮮レストランがある場所。近くにゴルフ場があるのでゴルファーには有名みたいです。ここには、駐車スペースがあまりないので、早いもの勝ちです。歩いて民家を抜けていくと、海鮮レストランがいくつか現れます。どのレストランも西貢よりも近くに海がある…といいますか、眼下に海があるという最高の景色の中で料理を味わいます。値段は、1テーブルあたり2000ドルは見ておいたほうがいいです。
民家を抜けていきます
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海鮮レストランの1つ、
「発記海鮮酒家」です
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に、ちょっと「天后古廟」に行ってみましょう。布袋澳村路を突き当たると右側が西貢方面へ。左はゴルフクラブの入り口のゲートが見えます。ゴルフ場のものです。ちょっとした抜け道を抜けるとすばらしい海の景観とともに天后古廟が見えます。こんな大きな廟があるとは思いもしませんでした。
おじ様、おば様も集まる クリアウォーターベイのビーチ
古廟を見終えたら、北上を始めます。この道は大拗門道(Tai Au Mun Rd.)という名称で、急な坂道ばかりですが、なぜか西洋人がジョギングしている姿が見えます。10分も走らないうちに、右手に清水湾(クリアウォーターベイ)の第2ビーチがあります。大きな駐車場があるので人目でわかります。週末は家族連れやカップル、友人が、平日、特に朝方はお年寄りがかなり集まるところです。
北上を続けると清水湾道(Clear Water Bay Rd.)に出ます。このあたりから、小さな住宅地=小さな村、集落やその入口が道の両脇に点在するのがわかります。歩みを進めていきますと、銀線湾広場(Silverstrand Mart)という小さなショッピングモールがあります。ここは無料の駐車場がありパークンショップがあるので、ドリンクやお菓子などのドライブの仕込みをするにはもってこいの場所です。
大拗門道を走ります
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大拗門道から見た清水湾の第2ビーチ
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西貢へ走る途中といいますか、新界などにはいっぱいあるのがロータリーです。日本ではあまりありませんが、香港ではいたるところにあります。ぐるぐる走りたくなるのが人情でしょうが、あまりぐるぐるしすぎないように。清水湾道の最後にもロータリーがあり、香港科技大学にアクセスできます。といっても学生ではないので、車では許可がないと入ることはできませんが…。
淡々と運転を続けます
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ショッピングモールなのに駐車料金が取られない珍しい銀線湾広場
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やっぱり西貢でお食事?
科技大学を過ぎると、朝方の対向車側は西貢から彩虹(チョイホン)に向かう車で渋滞する西貢公路(Hirams Highway)に入ります。西貢へはここからすぐです。西貢は有名な観光スポットのせいか、駐車場が充実しています。2時間止められる公共の駐車場があちらこちらにあります。ここに止めて、海鮮レストランでお腹いっぱいになるもよし、デザートで有名な満記で一休みもよし、海岸沿いのプロムナードでゆっくりするのもいいでしょう。
デートコースでもある飛鵝山に
西貢で一息ついたら、同じ道を引き返します。途中の左手に駐車場があります。ここからは白沙湾(パクシャワン)の景色が望めます。その後は、九龍方面に向かう清水湾道(Clear Water Bay Rd.)になります。この九龍への道は高速道路のようになっていて、スピードを出す車ばかりです。
右手にガソリンスタンドのエッソが見えたら、飛鵝山の標識が見えるので、右折しましょう。数百メートル走ると信号があり、そこも右折します。飛鵝山道(Fei Ngo Shan Rd.)という道になります。ここは、高く、長い壁が続き、玄関には監視カメラがあるような豪邸ぞろいです。まるでアメリカにでもきた感じです。ここはかなりリッチな人が住む場所だというのが容易にわかります。
上り坂を進んでいくと、突如、道が狭い山道に変わります。ちょっとひるむかもしれませんが、かまわず進みましょう。この道は、本当に細く、曲がりくねっています。しかも一方通行ですので、本当に運転に自信がない人は行くのをやめておくのが賢明です。
道をどんどん進んでいくと、いずれ頂上に到達します。ここから見る香港の景色と夜景は香港島の山頂(ピーク)とはまた違う景色です。人によってはこちらのほうが好きという人もいるくらいです。そのせいかデートコースとしても有名です。夜は夜景をみながらロマンチックにというカップルの車がかなりいます。ちなみに景色は、手前に九龍城(カオルーンベイ)、右側奥が葵涌(クワイチョン)、左奥が香港島という感じです。下って、山の中腹からも景色を見ることができます。
山菜取りや散歩をする 歩行
者に結構、すれ違います
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ここを下りるとこの
ドライブルートは終了です
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香港国際空港~東涌(トンチョン)~尖沙咀(チムサーチョイ)編
これは“西側”を攻めるコースです。香港国際空港でレンタカーを借りて、香港の大動脈を通り、九龍最大の繁華街、尖沙咀(チムサーチョイ)まで向かいます。
出発は、空港横にあるリーガルエアポート・ホテルです。ここから東涌(トンチョン)方面に車を向けます。ここは、有名ブランドのアウトレットモール Citygateがあるので、ぜひ寄りたいところです。ショッピング好きなら時間はあっという間にすぎることでしょう。
ホテル前を出発です。香港に向かいましょう!
いきなり買い物で気持ちが満たされたら、香港へ向けアクセルを踏みましょう。青衣(チンイー)までは完全に高速道路なので飛ばしすぎに気をつけて。
香港ディズニーランドへの分かれ道もありますので、ディズニーランドへ、という方は、標識にしたがって左車線へどうぞ。青衣の手前には、つり橋の青馬大橋があります。レインボーブリッジのように特にライトアップされたりということはありませんが、その大きさには驚かされます。
東涌は左車線へ
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アウトレットモールはブランドがこれでもかというほど店が連なっています
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高速道路はいたって単調
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ディズニーランドの標識がみえました
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晴れた日には荃湾の街が一望できます
青馬大橋を抜けると通常なら、ハンドルを右に切ると九龍に早くつけるのですが、ここはハンドルを左に回転させて青衣の北側を走ります。すると海を挟んで左手に荃湾(チュンワン)の高層ビル群が姿を現します。そして、荃湾の中心街へ向かう道になります。徳士古道(Texaco Rd.)、青山公路―葵涌段(Castle Peak Rd.-Kwai Chung)、葵涌道(Kwai Chung Rd.)を通って九龍にばく進しましょう。葵芳(クワイフォン)を通貨すると高速道路への合流が見えてきますが、それは香港の景色を楽しめないことになるので、下の道を選びましょう。標識としては旺角(モンコック)をターゲットにすればバッチリです。
香港で最も有名な通りです
深水ポーを過ぎれば、もう香港で最も有名な道路、彌敦道(ネイザンロード)に入っていきます。歩道からの眺めではなく、車でこの道路を走る感慨はなかなかのものです。太子(プリンスエドワード)、旺角、油麻地(ヤウマテイ)、佐敦(ジョーダン)とMTRに乗車しているかのように南下していきます。そして、ついに終点の尖沙咀です。 弥敦道は、もちろん看板が道路の上にせり出していて、香港を感じさせてくれます。また、バスがとにかく多く走っているので、ここが大幹線であることを痛感させてくれます。前方に香港太空館が見えたら、ユーラシア大陸の末端です。右折すれば右手に九龍のシンボル、ペニンシュラホテルがそびえ立っています。
いかがでしたか?2回に分けてレポートした香港ドライブ体験記。運転テクニックに自信のある方は、ぜひトライしてみてください!以上、香港ナビがお伝えしました。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2007-10-29