【2010年】1月2月の香港

香港の年末と新年はこれから!旧正月とバレンタインデーが重なって、毎年恒例のお正月イベントも、いつもよりロマンティックに!?

こんにちは、香港ナビです。日本では、終わりゆく2009年への名残り惜しさを抱えながら、新しい2010年の幕開けを迎えて慌ただしい時間を過ごしている皆さんが多いはず。それに比べて香港は、ショッピングモールやホテルのデコレーション、高層ビルのイルミネーションも、クリスマスのサンタクロースから2010年新年の主役、虎へと衣替えし、まだまだこれから師走を迎えるところなのです。1月から2月初めは、旧正月へ向けての準備や関連行事で忙しくすぎ、開けて2月下旬は、1ヶ月間行われる香港アートフェスティバルなどの毎年恒例の大きなイベントが続きます。早速、香港のこれからの2か月をご紹介していきましょう!

1月2月の香港の祝日・暦

元旦 1月1日(祝日)
香港はまだお正月ではありませんが、新しい年を祝ってお休みです。街の至る所で、カウントダウンのイベントが催されますので、街は夜通し大勢の人でにぎわいます。

旧正月(元日) 2月14日(祝日)
2010年の元日は、バレンタインデーと重なりました。それだけに、恋人やご夫婦で旅行へ出かけたり、自宅でゆっくり過ごす人も多いかもしれません。また、ショップやレストランも三が日は休むところが多いようです。夜には、花車のパレードも催されます。

二日 2月15日(祝日)
香港では正月2日に、友人や親せき宅を回る『拜年(バーイニン)=正月のあいさつ』に出かける人が多いです。また、夜には毎年恒例の花火大会が行われます。
三日 2月16日(祝日)
正月も3日目ともなれば、たいていのショップがオープンし始めます。『利事(レイシ)』と呼ばれるお年玉をもらってホクホクの独身者(香港では子供に限らず、独身であればいくつになってももらえます。但し、既婚者はいくら若くてもあげなければなりません)が、ショッピングに街へ繰り出します。でも翌日が仕事始めの人も多いので、街の夜はちょっと静かかも?

元宵節 2月28日
旧暦1月15日、新年最初の十五夜は、中国の“情人節”=バレンタインデーと呼ばれています。2010年はちょうどバレンタインデーの2週間後に当ります。またこの日は、香港のいたるところで美しい燈篭(ランタン)が飾られることから、『ランタンフェスティバル』としても有名です。

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1月2月の気候

温暖化の影響でしょうか、2009年のクリスマスは22年ぶりの暖冬で23度まで気温が上がりました。続く1月は、旧正月を迎える一番寒い時期なのですが(本来なら!?)、それでも気温が10度を下回ることはまれ。寒波が襲っても2、3日ほどで、すぐまた暖かさは回復します。2月の香港の気候は冬。気温は最低で12度くらい、日中は日が差せば20度を超えることもあります。寒い日と暖かい日があり、気温は少し不安定です。気温が10度を下回ることはほとんどありませんが、暖房設備がなく、室内はどこでも冷房が入っているため体感温度は更に低くなります。また比較的乾燥していて雨はほとんど降りません。ただ、MTR各線、電車、バスなどの交通機関やホテル、ショッピングモール、レストランなど室内は常に冷房が入っていますので室内での寒さ対策は万全にしてください。その上暖房設備のあるところがほとんどありませんので、寒さが苦手な方はやはりコートやジャケットをお忘れなく。

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香港新春節慶2010(Chinese New Year Celebrations)

期間 2010年2月8日~21日まで
場所 香港各地
毎年旧正月に開催されるイベントやパフォーマンスは、もう香港の風物詩としてこの季節には欠かせないものになっています。ショッピングや食事、観光スポットも新年の雰囲気を盛り上げる特典をたくさん準備しています。1年中で旧正月にしか見られない、味わえない、体験できない、そんな香港を満喫してください!!
また、イベントや詳しい情報は、香港政府観光局WEBサイトをチェック!

年宵花市(Flower Market) 

期間:2月8日~13日  
場所:香港銅鑼灣維多利亞公園(ビクトリアパーク) / 
   九龍旺角花墟公園 他
香港のお正月には、花を欠かすことはできません。『桔』『水仙』『桃』など縁起の良い花を飾る習慣がまだ残っているからです。年の瀬が近づくと街中で花を抱えた人を多く見かけます。また、街のあちこちで即席の花屋さんが出現することも。でもやっぱり一番人出が多いのは、『花市』と呼ばれる規模の大きい特設マーケットでしょう。花市という名前ですが、花だけでなくお正月関連の商品やグッズを販売しています。とくにビクトリア公園は、花より他の物を目当てにしている人の方が多いようですね。大晦日に当たる13日の夜は、一家で夕食を済ませてから出かけたり、年越しを花市で過ごす人も多く、明け方までにぎわいます。

國泰航空新春國際匯演之夜(Cathay Pacific International Chinese New Year Night Parade)
期間:2月14日  20:00~21:30  (予定)
場所:香港文化中心広場を出発、梳士巴利道、麼地里道を経由して新世界中心まで
毎年恒例の『花車巡演』のナイトパレードです。主催のキャセイパシフィックを始め、選び抜かれた様々な花車が華やかに新春の夜を彩ります。また、花車と合わせて、世界各国からのパフォーマンスもパレードに参加して、沿道でも見ごたえ十分です。2010年は関西の「関西ゆるキャラ®オールスターズ」と岩手の盛岡「さんさ踊り」が参加します。新しい年のスタートに相応しい活気溢れるイベントとして、香港市民にも観光客にも好評です。沿道での鑑賞の際には、いい場所取りはお早めに!

2010年煙花匯演(Chinese New Year Fireworks Display)
期間:2月15日 20:00
場所:ビクトリア・ハーバー(セントラルと尖沙咀付近)
旧正月二日目の夜は、恒例の花火大会です。日本で花火大会といったら夏の風物詩、冬にはほとんど行われませんよね。でも香港は違います。新年は花火とともに明けるというわけです。観賞スポットは、九龍の尖沙咀(海濱公園、アベニューオブスターズ、スターフェリーピアなど)、香港島の湾仔(香港コンベンション&エキジビジョンセンター周辺)やセントラル(フェリーターミナル、スターフェリーピア周辺)などあります。恒例行事ですので、場所取りにすでに早い時間から大勢の人が集まってきます。大変な混雑ですので、心してご参加ください!?ちなみに、香港ではテレビ放送されます。
                     

農暦新年賽馬日 (Chinese New Year Race day )
期間:2月16日 
場所:新界沙田馬場
新春競馬初レースは、旧正月開けて三日の16日に始まります。競馬場は1年の運気をかけて初レースにやってくる人でにぎわいます。またお正月らしく当日は、おめでたい獅子舞や賭け事には欠かせない神様『財神』などが登場して、さらに気分を盛り上げてくれます。街中にたくさん場外馬券場もありますから、この機会に新年の運気をかけて香港競馬を楽しんでみてはいかがでしょうか?


香港ディズニーランド
『虎虎生福(Year of The Tiger Chinese New Year Celebration 2010)』


期間:2月5~21日
虎が主役の2010年も、ここではチャイニーズニューイヤーを歓迎するキャラクター達みんなが主役のようなかわいらしさです。赤や黄色、金色などの中国の縁起がいい色をまとった、ミッキーやミニーには、香港でしかお目にかかれません。

詳しくは、香港ディズニーランド

他に、海洋公園(オーシャンパーク)昴坪360(ゴンピン360)でも、チャイニーズニューイヤーを祝うイベントが行われます。

1月2月のスペシャルイベント&パフォーマンス


香港網球精英賽Hong Kong Tennis Classic 2010
期間:1月6~9日
場所:ビクトリア公園テニスセンター 

現役トップ女子テニスプレイヤーと往年の男子テニスプレイヤーが夢の競演!12名の選手がロシア、アメリカ、ヨーロッパ、アジア・パシフィックの4つのチームにわかれて4日間にわたる熱戦を繰り広げます。注目は、日本人トッププレーヤー森田あゆみ、今やテニスプレーヤーの枠を超えて人気のマリア・シャラポワ、迫力のプレーで人気のヴィーナス・ウィリアムズ、そして香港では引退後の人気も未だ衰えないマイケル・チャンなど、ファンならずとも見逃せない対戦となりそうです。

詳しくは、香港テニスクラッシック2010公式サイト

乙城節(City Festival)
期間:1月14日から2月12日
場所:Fringe Club他
1999年から、メルボルン、ソウル、バンコク、シンガポール、高雄、上海、珠海、広州などの海外ともネットワークを結び、ローカルのアーティストの育成やサポートを目的に開催されているアートフェスティバル。その内容は、パフォーマンスや展示を超え、ビジュアルアートから、歴史探訪、都市研究、文化交流など多岐に渡っています。

詳しくは、フリンジ・クラブ

第38回香港藝術節(Hong Kong Art Festival)                
期間:2月25日~3月28日
場所:香港文化中心大劇院、香港大會堂他                               
第38回目を迎える恒例のインターナショナルな香港アートフェスティバルは、香港でもっとも歴史があり、1年のうちでもっとも大規模な芸術の祭典です。毎年、世界各国から選りすぐりのアーティストやカンパニーを招いており、香港のみならず、外国からもこのフェスティバルを目当てにやってくるほどの注目度です。2010年も、オーケストラ、オペラ、ジャズ、ダンス、演劇など多種多彩なプログラムが用意され、1ヶ月間に渡って熱いパフォーマンスを繰り広げます。

詳しくは、第38回香港藝術節公式サイト


香港バレエ団 「糊塗爆竹賀新年(Firecracker)」
期間:2月5~7日
場所:香港文化中心劇場

12月はクリスマス恒例の「くるみ割り人形(Nutcracker)」で1年を締めくくった香港バレエ団ですが、新年の幕開けは、爆竹(Firecracker)となりました。振付は、国際的にも有名な香港を代表する振付師ユーリ・ンと、バレエ団の日本人ダンサー江上悠が担当しています。1967年の香港を舞台に、昔懐かしい香港の新年を再現しました。まだ、香港のお正月には街に爆竹の音が鳴り響いていたころの古き良き時代。香港人にはもちろん、日本人にもどこか懐かしさとユーモアを与えてくれる作品になりそうです。クラシックバレエではたしてどんな表現ができるのか?楽しみです。

詳しくは、香港バレエ団

1月2月のコンサート情報

■香港(紅磡)体育館
1月6,7日  縦貫線(Super Band)
1月9,10日 廋澄慶
2月5,6日  孫燕姿
2月12~14日 張敬軒

■亞洲國際博覽館ARENA
1月6日  Green Day
1月24日 The Killer 

詳しくは、快達票 URBTIX

1月2月上映予定の映画

1月7日公開

1月7日公開

1月14日公開

1月14日公開

1月21日公開

1月21日公開

1月21日公開

1月21日公開

2月11日公開

2月11日公開

2月11日公開

2月11日公開



いかがでしたか?さて、この記事が2009年ラストを飾る記事になりました。2009年も香港ナビをご愛顧いただきまして本当にありがとうございました。サイトのデザインを一新したり、記事の掲載サイクルや内容を変更したりと、香港ナビにとって更なる飛躍に向けて試行錯誤の年でもありました。これからも、皆さんにもっともっとナマの香港をタイムリーにお伝えすべく、がんばっていきますので、どうぞ新しい2010年もよろしくお願いいたします!!




上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-12-30

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