長期のビジネス滞在にぴったり。リーズナブルなサービスアパートをご紹介。
こんにちは釜山太郎です。猫の額のような狭い範囲に、繁華街やビジネス街が集中する香港は、世界的に見ても折り紙つきの土地の高さ。マンハッタンの一等地よりも高い場所なんてのもざらなんです。そんな香港だけに、旅の予算でネックになってくるのは宿泊費でしょう。ハイアットやマリオットをはじめとするホテルグループは、どの都市でもある程度価格帯が近いですが、香港の場合、値段は同じでも部屋がひと回り狭いという印象を受けます。土地の高さは、部屋の広さに直接影響してくるということでしょうか。
それでも、2泊3泊のことなら、旅の思い出にそれなりのホテルに泊まるのも十分に考えられる選択肢ですが、ビジネスや語学研修など1ヶ月以上の滞在ともなると、ホテルに泊まり続けるというのはなかなかに大変です。そんなときに利用したいのが、サービスアパートと言われる長期滞在型の賃貸マンション。今日は、釜山太郎が香港でひと月以上過ごしたサービスアパートライフをご紹介しましょう。
銅鑼灣の一等地の中層アパート
釜山太郎がすごしたのはDe Victoriaというサービスアパート。今や本家の日本では廃業してしまった、そごうデパートから徒歩1分、怡和街(Yee Wo St.)道と糖街が交差する交差点の目の前に位置しています。交差点の上を円形の歩道橋が設置されている特殊な場所なので、ご存知の方もいらっしゃるかも。そこに、19階建てのサービスアパートがあります。ここは、いわゆる東京で言えば新宿、大阪なら難波、福岡なら天神という場所なので、とにかく日夜人が多い繁華街。食べるにしても、買うにしてもとにかく便利な立地です。
キャッチコピーに注目
では、こちらのパンフレットに出ているセールス文句に注目してみましょう。
・ フルオプション(TV.エアコン、冷蔵庫、ホットシャワー)
・ 家具完備(ソファ、ダイニングテーブル、ベッド、クローゼット)
・ 24時間管理人常駐
・ ハウスキーピングサービス
・ 無料、無線インターネット
・ 無料利用可(FAX、コピー、ドライヤー、ジム、ランドリー) どうでしょう、何から何まで。釜山太郎も香港に行く前はこの内容を見て、快適に過ごしジムで肉体作りをなんてことを画策しておりましたがその結果やいかに。
お部屋公開
ジャーンと公開しちゃいましょう、これが釜山太郎が香港ライフを満喫した部屋です。なんと広さは3畳ほど。左端に背もたれのないソファが置かれ、右側にはサイドボードとテレビ。家具はしっかりそろっていますが、ベッドがどこにもありません。キョロキョロと探してみると、天井付近にある妙な物体。そう…、まさか、ベッドは普段は電動で上げ下げすることができるのです。土地が高い香港だけに、限られたスペースを生かすための知恵ということですね。
では、ベッドを下げる様子をご覧ください。まずはベッドの足を下ろします。そして、4本すべて完了したら、リモコンを壁にかざして、スイッチオン。
この間、待つこと20秒、あっという間にベッドルームに早代わり。それしても部屋の大半がベッドに占領されてしまいました。まさにベッドを下ろしたら後は寝るだけというわけですね。
続いて、シャワー室。シャワースペースとトイレが区切られているので、水はねもなく快適なスペース。それにしてもトイレ部分はとても狭い。壁にくっついて用を足す感じです。
部屋の設備をさらにチェック
鏡台&ダイニングテーブル
鏡台は台が折りたためて、普段は机兼テーブル代わりに。セールス文句のダイニングテーブルは、どうやらこれのことのようです。
クローゼット
スペース的に十分。新品の針金ハンガーが5本用意されていました。
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金庫
クローゼットの中に設置してある金庫です。自分で番号を設定する方式の簡易金庫ですが、使いやすく気持ち的にも安心。
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ソファ
背もたれのないこちらのソファは、サイドボードに向かってテレビを見るときにも、テーブルに向かうときにも、縦にも横にも使える便利物。深々と腰掛けられないのはつらいところですが、実は蓋を開けるとこの通り、荷物の収納スペースになっています。部屋の他のスペースに入らない、大型のバッグも入るので非常に重宝しました。
エアコン
これは基本ですが、実は暖房機能がありません。12月は外気が10度ほどになったこともあり、結構厳しかったです。でも、聞くところによると香港で暖房があるのは極めて稀なことだそうです。
気になったのは、なぜか屋上にトタンがかぶされて光が入ってこないこと。外の向かいも客室なので、ブラインドを開けておくことはしませんが、朝は光が欲しかった…。
それでは、部屋を出てその他の施設もご紹介してみましょう。
ゴミ捨て場
各フロアの非常階段に設置されたゴミ箱。掃除のおばさんに見られたくないものを捨てるときには重宝します。
ランドリー
8階はランドリーがあり、洗濯機と乾燥機がそれぞれ8台、アイロンセットが2台置かれていて、自由に使えるようになっています。週末は利用者が多いので、注意が必要。ちなみに、釜山太郎はここに洗剤を箱ごと忘れて、1週間後に気づいて見にきたら、しっかりと箱ごと残っていました。洗剤の中身は半分以下に減っていましたが、その間100人以上は利用したと思われるその中で、持って帰られないとは…、そのモラルの高さにびっくり。
ジム
香港に来る前は、設置されているジムで肉体改造を画策していた釜山太郎でしたが、覗いてみるとびっくり。窓のない部屋に3台のランニングマシンと、2台のサイクルマシンが置かれているだけ。換気が悪いせいか汗の臭いも染み付いている感じで、見ただけでギブアップ。肉体改造の夢はもろくも崩れ去りました。
ロビー
24時間体制で入居者をフォローしてくれる管理人さんが常駐しています。皆さん一様に気さくで、毎朝「おはようございます」、そして帰ってくると「おかえりなさい」と声をかけてくれます。このときは12月だったので、クリスマス用のデコレーションがされていました。
郵便受け
各部屋やごとに郵便受けも設置されています。
繁華街のど真ん中にあって、とにかく便利なサービスアパート。釜山太郎の部屋は小さいタイプなので、料金は1ヶ月で$7,500(水道・電気別)、日本円だと約12万円でしょうか。部屋は狭いですが、住めば都。手を伸ばせばすべて届いてしまうのは快適なものです。ホテルに宿泊するよりはかなりおトクなので、長期滞在の際にはぜひ検討してみてはいかがですか?以上、釜山太郎が香港からお送りしました。
その他情報
レポーター: 釜山太郎 年齢: 32 出身地: さいたま 滞在歴: 1ヶ月 趣味: 料理 コメント: 料理大好きなので、香港でも食材をあれこれ買ってお持ち帰りしちゃいました。 シリーズ名: 釜山からはるばる香港にやってきた、われらが釜山太郎。
その他情報
レポーター: 釜山太郎 年齢: 32 出身地: さいたま 滞在歴: 1ヶ月
趣味: 料理 コメント: 料理大好きなので、香港でも食材をあれこれ買ってお持ち帰りしちゃいました。
シリーズ名: 釜山からはるばる香港にやってきた、われらが釜山太郎。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2006-01-04