香港に来たら日本では食べられない珍しいフルーツを食べてみませんか?
こんにちは、香港ナビです。香港は土地が狭いので、これといった農産物はありませんが、世界的な貿易港であるため、世界各国から色々な食べ物が集まってきます。特にタイ、台湾、フィリピン、中国などの近隣諸国から新鮮な旬のフルーツが入ってきます。日本ではデパートや高級果実専門店でしかお目にかかれないような珍しいフルーツも香港では驚きの安さで簡単に手に入りますから、試してみない手はありません。
ドラゴン・フルーツ
広東語では「火龍果」(フォー・ロン・ゴウ)と呼びます。ショッキング・ピンクとライム・グリーンがキッチュでかわいい外観のドラゴン・フルーツ。ナビがホテルで勤務していた頃、お客さまから「これは何ですか?」と一番よく質問されたのがこのドラゴン・フルーツでした。
たしかに、胡麻の入ったお菓子のようにも見えるこの白い実がショッキング・ピンクの皮につつまれたフルーツの中身だとはちょっと想像がつきにくいですよね。
白地に黒の水玉模様の外見がユニークなので、赤いスイカ、オレンジのパパイヤ、黄色いパイナップルなどと一緒にアクセントとしてフルーツ・サラダに混ざっている場合がよくあります。
では、皮のむき方をご案内しましょう。
いったいどこから手をつけたらいいのか?と思われるかもしれませんが、リンゴやオレンジよりもずっと簡単に皮がむけます。
鼓のような形になったところで、どこか一箇所にたての切れ目を入れます。
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その切れ目からゆっくりと両側にひっぱってはがしていくと上手にいっぺんに皮がはがれます。
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二つに割るとこんな風に黒い種がぎっしりと入っています。キウイ・フルーツの種に似ています。白い身の部分は柔らかく、バナナが少しサクサクしたような食感です。種はプツプツと胡麻のような感じ。
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4等分して更に小口切りにするのが一般的でしょうか。
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さて、味は・・・
かなりあっさりしています。ほんのりとした甘みがありますが、よく熟れていない場合は少しすっぱい場合もあります。できるだけピンク色の濃いものを選ぶのがいいようです。体内の熱気をクールダウンさせる働きがあるので、逆にヒート・アップさせるドリアンなどを食べた後に食べるといいそうです。
ココナッツ
広東語では椰子(イエー・ジー)。まさに天然果汁100%。これほどナチュラルでピュアな飲み物は他にありません。ただし、天然のものなので、殻に穴が開いたり、ひびが入っていることがなきにしもあらず。なので、購入する際には振ってみて果汁がたっぷり入っているのを確かめましょう。スーパーなどで、ひとつ2~3ドル(約40円)で買えます。
では、飲み方をご案内しましょう。
石のように硬いココナッツ。いったいどうやって飲むのでしょう?割ったら果汁が全部流れ出てしまいます。実は、金づちとのみなどなくても簡単に穴を開けてストローをさして飲むことが出来ます。
そのためにはまずココナッツのウイーク・スポットを見つけます。
旅行で来たので、自力で穴をあけて飲むのはちょっと…という方も、ご安心ください。プリンス・エドワードの花園街(ファー・ユン・ガイ)などで立ち飲みできます。
さて、味は・・・
かなりマイルドでやさしい甘み。冷蔵庫でよく冷やして飲みましょう。お家でタイ料理を作ってお客さまを招待する時にこのココナッツ・ジュースを出したら驚いて喜ばれること請け合い。さっぱりした味がタイ・カレーなどの辛さを中和してくれます。
マンゴー
フィリピン産、オーストラリア産、メキシコ産などいろいろな種類があります。色も赤っぽいものや、黄色、緑、など、形も丸いのや長細いの、ミニ・サイズといろいろ。
でも、やっぱりそのままを食べてみたいという方に一般的な食べ方をご紹介します。
更にもう片方を同じく縦にスライスします。
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こうして、3つに分かれます。
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真ん中を押し上げると、このように、ひし形がとび出します。
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とび出した部分をスプーンですくいます。
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残った、真ん中の種の部分は、まだたくさん実がついているように見えて、実はほとんどが毛のような繊維なので、皮をくるっとはずして、そのまま縁の部分を台所で立ち食い(というか、ジュースを吸い取る)することをおすすめします。
いかがでしたか? 次回は・・・
どれにしようかな?まだまだご紹介したい新鮮な南国のフルーツが目白押しの香港からナビがお送りいたしました。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2006-06-05