香港ナビの香港完全攻略法【100ドル香港一日観光】 

たった100ドルを握り締めて『見る、食べる、遊ぶ、買う』一日でいったいどこまでできるのか?香港チープ旅行の限界に挑戦!


こんにちは、香港ナビ三姉妹です!香港に来る目的は十人十色。予算も十人十色。五つ星ホテルに泊まって、最高級の広東料理を食べ、高級スパで癒されて、高級ブランドでショッピング、なんて風に、お金をぱっ~と使っちゃう人もいれば、ゲストハウスに泊まってB級グルメ三昧、いかによいものを安く手に入れるか!おいしいものを安く食べるか!ということに全力を注いでいる人もいるはず。今回から3回に分けてお送りする特集は、チープコスメ比べに登場しているナビ三姉妹が、それぞれHK$100、HK$150、HK$200のお小遣いを手に、香港を縦横無尽に駆け抜けて、安い!おいしい!お得!そんな旅のプランを皆さんに提案していきたいと思います。

一日たったの100ドルで何が出来るか?!

さあトップバッターは三女!三姉妹の中で一番若い三女が、20代のヤングたち、特にこれから卒業旅行を控えている学生の皆さんに送る、100ドル香港の過ごし方。(最近の学生は社会人よりむしろ金を持っている、というツッコミはあえて無視)最近は円高なので昔は100ドルといえば1500円の価値があったものが、今では1300円ほど。たったの1300円で一日観光することができるのか?!
スタートに際して、三女に自信のほどを聞いてみましょう。

☆100ドル1日ツアー スケジュール☆

こんなに盛りだくさんのスケジュールですが、本当に三女は100ドルだけで帰ってこれるのでしょうか??

10:00 尖沙咀のペニンシュラホテル前

ホテルペニンシュラの前で記念撮影♪よーいスタート!

費用:HK$0
残高:HK$100

10:30 セブンイレブンにて朝食

尖沙咀あたりでいろいろ安い食べ物屋さんを探してみましたが、茶餐廳での港式朝食は大体20ドル前後。朝食に20ドルって100ドルしか持っていないナビ三女にはとても負担できない値段です。香港のマクドナルドって、世界でもかなり安いほうだけど、ブレックファーストメニューでも20ドルはします。そこで、漢口道(Hankow Road)で香港のB級グルメが食べられるスナックスタンドつきのセブンイレブンを見っけ!どこのセブンイレブンでもあるというわけではありませんが、香港内の半分くらいの店にはスナックスタンドがありますよ。
メニュー一覧の中から、どれにしようかな~とかなり悩んでしまいます。結局、香港人がよく朝食に食べる、腸粉とシュウマイに飲み物がついたセットにしました。チンする点心でも14.4ドルもするのに、このセットはお得感がいっぱいです。量は女の子にはぴったりサイズじゃないかな?腸粉の上には醤油やピーナッツソース(花生醤)、赤ミソみたいな甘いソース(甜醤)などいろんなソースをつけてもらえます。シュウマイは飲茶で食べるものとは一味違って、豚肉の替わりに魚のすり身を使用しています。安いしおいしいのでかなり満足☆
腸粉+シュウマイ+ホットチョコレート=HK$10
7-11
住所:尖沙咀漢口道57号地下A舗
営業時間:24時間

費用:HK$10
残高:HK$90

11:00 免税店DFS

食事を終えてショッピングへ。北京道にあるDFSへ行って、ブランド物や化粧品の研究。予算100ドルだから、ブランド物なんて買う余裕はまったくないけど、ここで最新のアイテムと値段をチェック。後でディスカウントコスメ店『沙沙SASA』や『卓悦ボンジュール』に行って、似たようなものを探す予定。


費用:HK$0
残高:HK$90

11:30 重慶マンション

ネイザンロード沿いに立つ怪しい建物に潜入してみました。入り口には、両替ショップがずらりと並んでいます。インド人やアフリカ人など様々な国の人が行き交う雑居ビルの中に、インターネットカフェがありました。15ドル/1時間。今回はお金と時間がないから入らなかったけど、急にメールをチェックしたくなったり、ナビの情報を旅先でチェックしたくなったら、ホテルのビジネスセンターに行くより断然お得。


費用:HK$0
残高:HK$90

11:35 SASA

重慶マンションの中にSASAがありました。尖沙咀エリアにはSASAがセブンイレブン並みにたくさんありますよね。ブランド化粧品や香水などが他の店より安いのですが、100ドルの予算では何も買えません(汗)! 10ドルセールのコーナーで、通常価格39.9ドルがなんと9.9ドルまで安くなっているリップを見つけ、即買い。あまりに安いからちょっと欲張って、『チープコスメ大比較 美白パック編』で安くて評価が高かった漢方マスク(霊芝[子包]子)と(中華薬膜)の2つも買っちゃいました。

リップHK$9+マスクHK$6+マスクHK$5=HK$20.9

費用:HK$20.9
残高:HK$69.1

12:00 スターフェリーで湾仔へ

香港で一番安い乗り物のひとつ、スターフェリー。九龍半島から香港島へ移動するとバス、MTRどちらを使っても10ドル以上かかるけど、フェリーなら2ドルほどで渡ることができちゃいます。ビクトリアハーバー両岸の景色を思う存分楽しめるし、記念撮影もキレイに撮れそうです。

スターフェリー運賃=HK$2.2

費用:HK$2.2
残高:HK$66.9

12:15 湾仔ウォーターフロント散策

金紫荊廣場ゴールデン・バウヒニア・スクエア / 香港コンベンション&エキシビションセンター/グランドハイアットホテル
湾仔フェリーターミナルのすぐ隣に見えるのが、香港コンベンション&エキシビションセンター。ここはジャッキー・チェン主演の映画「香港国際警察 NEW POLICE STORY」のラストシーンで登場した場所。ダニエル・ウーが銃に撃たれたのはこの建物の屋上です。いつも遠目に見ている慣れ親しんだコンベンションセンターも近くで見るとその大きさにちょっと感動…。ちなみにこの建物、水の上で泳いでいる亀を表現しているらしいですよ。風水的にいいそうです。ついでに、1997年中国返還時に中国中央政府から寄贈されたゴールデン・バウヒニアの前で記念撮影。ここは中国人にとって香港観光のメッカです。
その後、憧れのグランドハイアットホテルにも行きました。ロビーで記念撮影をして、トイレもちょっと拝借…。

費用:HK$0
残高:HK$66.9

14:30 大快活でランチ兼下午茶

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湾仔駅まで伸びる連絡橋を使用して、湾仔の中心部まで歩きます。ちょうど午後2時半になりました。香港の飲食店では平日の2時半から下午茶(ティーセット)を出すところがほとんど。その中でも大快活の下午茶は他の店より15分早く始まるため特に人気があります。さあ、何を食べようかな~♪叉焼瀬とホットミルクティーで18.5ドル。これにしよう。叉焼瀬は米線に似たつるつるとした麺にチャーシューがのったもの。あくまでティーセットなので量は多くありませんが、安くておいしいのでOK!

大快活
住所:湾仔道128-150号明豊大廈1楼A舗
営業時間:07:00~22:00
電話番号:2575-0417

叉焼瀬+ミルクティーセット=HK$18.5

費用:HK$18.5
残高:HK$48.4

15:00 砵仔皇でおやつ

ティーセットだけじゃちょっと物足りないかな~。ということで、食後のおやつを探すべく湾仔をぶらぶら。お!こないだナビで紹介されていた香港の駄菓子屋さん砵仔皇がありました。一番有名な砵仔糕とおなかがいっぱいになりそうな白糖糕を1つずつお買い上げ。遅くに行くと、名物の砵仔糕がなくなることもあるらしいので、夜の7時までに行ったほうがいいですよ。

砵仔糕HK$4+白砂糕HK$4=HK$8

費用:HK$8.0
残高:HK$40.4

15:30 トラムで中環へ~中環エリア散策

ヒルサイドエスカレーター / SOHOエリア / ifc / フォーシーズンホテル
おなかもいっぱいになったところで、湾仔からトラムに乗ってセントラルへ向かいます。セントラルといえば、トニー・レオンとフェイ・ウォン主演の映画「恋する惑星」のロケ地として有名なヒルサイドエスカレーターですね。セントラルの適当なところでトラムを降りて、エスカレーターに乗りSOHOエリアを散策。ここにはチョコレートレインやモーンクリエーションなどローカルファッションブランド店がいっぱい。
SOHOを歩いた後は、香港駅にある大型ショッピングモールifcに入って、ウィンドウショッピングの続きを。ついでに、香港で最も新しい5つ星ホテルフォーシーズンズホテルにて窓の外に広がるハーバービューにしばしため息。

費用:HK$2
残高:HK$38.4

18:00 フェリーで尖沙咀へ~尖沙咀エリア散策

文化センター / プロムナード / アベニューオブスターズ / シンフォニーオブライツ
新しくなった中環フェリーターミナルからスターフェリー(二等席)に乗って尖沙咀に戻ってきました。ウォーターフロントを散策、記念写真撮影をしながら、毎日夜8時から始まるシンフォニーオブライツを鑑賞。15分間の光のショーが終わると、夜ご飯を食べるべく旺角に移動♪

スターフェリー運賃=HK$1.7

費用:HK$1.7
残高:HK$36.7

20:30 バスで旺角へ

九龍公園前のバス停で佐敦、油麻地、旺角方面のバス(九巴1番)を待ちます。香港のバスって、冷房付と冷房なしのバスの料金が違うって知っていました??冷房なしのバスは少しだけ運賃が安いんですよ。窓を開けて外からの風を受けながら走るのです。今回は節約のため、あえて冷房なしのバスを利用。

費用:HK$3.5
残高:HK$33.2

旺角で夜ごはん

花園街街市で下車、その周辺で安い麺屋を探しながら歩いていると、お粥や麺などが食べられるお店を見っけ!定番ですがワンタン麺を注文。値段は12ドルと激安。お粥も10ドルで食べられます。でもそれはまた今度。
徳園粥麺食館
住所:旺角花園街1号

ワンタン麺=HK$12

費用:HK$12
残高:HK$21.2

女人街

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夜ご飯の後は、旺角の観光地、女人街へ。ご覧の通り人がいっぱいでした。ここで彼氏へのおみやげ探しをしよう。最初は皮のブレスレット(ニコラス・ツェーが持っているものと同じスタイルと書いてあります)にしたかったけど、39ドル…。35ドルまで値切ったけどもやっぱり予算オーバー。結局香港の白と黒の道路標識のマグネットを買うことに。たったの10ドルです。どの通り名にしようかな?っと悩んでいたら、『我愛里』なんてこじゃれたものがありました!『I LOVE U』という意味ですが、ストリート名らしく見せるために「你」の代わりに同じ発音の「里」を使っているところにユーモアを感じます。「里 Lane」は「小さな通り」という意味です。

道路標識マグネット=HK$12

費用:HK$10
残高:HK$11.2

日本城にてお土産

おっと、危うく忘れるところだった友達へのばらまきおみやげ。それも10人分って難しいなぁ。と、目の前に日用雑貨がリーズナブルな値段で手に入る、日本城をハッケン。お財布を見ると残りたったの11.7ドル…。チープな香港みやげの代表格、Tempoのポケットティッシュ10個入りを10ドルでゲット。ちょうど10人分だしよかった。

日本城
住所:旺角花園街128號A地舖
営業時間:09:30 ~22:15

Tempoティッシュ10個入り=HK$10

費用:HK$10
残高:HK$1.2

22:15 ネイザンロードを散策しながら尖沙咀に戻る

残りのお金1.2ドルのナビ三女。もうバスにも乗れません…。でも三女は若いからゴール地点の尖沙咀まで歩きます。ネオンきらめく看板がひしめき合う夜のネイザンロードはいかにも香港らしい大通り。途中、男人街がある油麻地や佐敦を通って、たったの30分ほどで尖沙咀に着きました。夜でも人通りも多いし、何よりバスがひっきりなしに走っているから安心。

費用:HK$0
残高:HK$1.2

☆結果発表☆

残高 1.2ドル!!大成功おめでとう!
スタート前は100ドルで大丈夫かな?と自信満々の反面少し不安もありましたが、なんとか100ドルで収まりました、どころかまだまだ1.2ドルも残っていますよ☆途中でおなかが空くこともありましたが、貧乏旅行はこんなもの。おみやげもちゃんと人数分買うこともできたし、よくできました!以上、香港ナビ姉妹三女がお伝えしました!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-03-13

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