今年の旧正月は2月8～10日。土日を含めると5連休になります。
恭喜發財！香港ナビです。
2月の香港は冬真っ只中。とはいえ、日本のようにどこに行っても暖房がかかってヌクヌク・・・なんてことはまったくないので、ある意味とても辛い季節。しかしそこは食の街・香港のこと。火鍋や釜飯、そしてヘビ料理（！）など、体の中からポカポカ温まるような食べ物で暖を取るなどして、香港人たちは積極的にこの寒い季節を楽しんでいるようです。たくましいですね～。
そんな賑わいも8日から始まる旧正月あたりからはひと段落。普段からは想像できないほど静かな香港に変身します。しかしながら近年は旧正月中でもオープンしているショップやレストランも多いので、少なくとも買い物や食事に困るという事態はほとんどないのでご安心あれ。
それでは早速2月の香港をご紹介しましょう。
●祝祭日
2月8日（月） 農歴正月1日
2月9日（火） 農暦正月2日
2月10日（水） 農暦正月3日
香港のお正月です。以前と比べてこの時期もオープンしているお店やレストランなどが増えていますが、それ以外は旧正 月前から休みになったり、祝日が過ぎてもしばらく休みになるほか、営業日や営業時間が変更になる場合もあります。また旧正月前の土日を含め、一般のオフィスのほとんどは5連休になるのでご注意ください。この時期香港旅行を計画している人は、事前に行きたいお店の情報を確認しておくことをおすすめします。
なお、旧正月三が日は日本と同じように初詣に出かける香港人も多く、特に黄大仙が有名です。そのほか、パワースポットと言われるランタオ島の大仏なども人気の場所で、毎年多くの人たちが訪れます。
●伝統行事
■車公誕（チェーコン・フェスティバル）
日時：2月9日（火)
場所：車公廟（大圍)幸せをもたらす神様・車公の誕生日を祝います。この日、車公廟には多くの人が訪れ、新年の幸運を祈って風車のような鋳物の輪を回し、太鼓を叩きます。 あなたも1年の幸運を願って、風車を買ってみてはいかがですか？
■元宵節
期日：2月22日（月）「香港のバレンタインデー」としても親しまれている元宵節は旧暦の1月15日。香港では女性から男性にチョコレートを贈る習慣はありませんが、多くの男性が女性に花束を贈る光景が見られます。また尖沙咀の香港文化中心前をはじめとして、香港の公園や公共広場などの随所に色鮮やかなランタンが飾られ、幸せ気分をさらに盛り上げてくれること間違いなし。
●お天気、服装
例年であれば、いちばん気温が下がるのが1月の中旬から2月の中旬頃にかけて。朝は10度前後、日中でも20度を切るだけでなく、天気もぐずつき気味なので実際の気温よりも寒く感じることが多いでしょう。とはいえ、本当に寒いのはこのうちの1週間程度なので、それさえ過ぎてしまえばあとはひと段落。時たま寒くなることはあっても、極端に気温が下がることはほとんどありません。
いくら寒くても日本の冬ほど着込む必要はありませんが、海沿いなどは風が思いのほか冷たいのでマフラーや手袋はあったほうがいいでしょう。コンビニやドラッグストアなどではインスタントカイロも簡単に手に入ります。
なお香港では基本的に暖房設備がありません。ホテルの部屋の空調の温度を最高にしても温風は出てこないため、保温性の高い室内着を用意しておくと防寒対策になります。それでもまだ寒いようであれば、ホテルからヒーターを借りるか、追加の毛布を頼んでください。
■2月の月間平均気温と総雨量、平均湿度
最低 15.0°C
最高 18.9°C
雨量 54.4 mm
湿度 80％
＜参考： 東京の1月の月間平均気温と総雨量、平均湿度＞
最低 1.7°C
最高 10.4°C
雨量 56.1mm
湿度 59％
●主なイベント
■春節花市
日時：2月2日(火）～8日（月）
場所：ビクトリア公園（銅鑼湾)ほか旧正月にお供えする縁起のいい花や木を買い求める多くの人で夜遅くまで賑わいます。花以外にもさまざまな物を売る屋台がずらりと並び、ちょっとしたお祭り気分。この時期香港を訪れるなら、ぜひとも足を運んでみてください。
●九龍側の会場 界限街花墟公園、長沙灣遊樂場、樂富摩士公園3號、觀塘觀塘遊樂場
■國泰航空新春國際匯演之夜（新春ナイトパレード）日時：2月8日（月)
時間：19：00～20：30
場所：チムサーチョイ（廣東道⇒海防道⇒彌敦道)
料金：無料。ただし観覧席での鑑賞は有料。毎年、旧正月初日に開催されるナイトパレードです。スポンサーのキャセイパシフィック航空をはじめ、ディズニーランドやオーシャンパークなど、数々のきらびやかなフロート（山車）の合間には、世界各国からやってくる楽しく、珍しいショーが花を添えてくれます。開催から20回目を迎えた昨年は、約15万人がパレードを鑑賞したとか。今回も多くの人で賑わうこと間違いなし。
■旧正月花火
期日：2月9日(火）
時間：未定
場所：ビクトリア湾 日本では花火は夏の風物詩ですが、香港では旧正月の2日目に打ち上げられます。毎年披露される趣向を凝らした仕掛け花火は見逃せません！ビクトリア湾で打ち上げられた花火が周囲の高層ビルにも反射してまるで万華鏡のような美しさです。当日は午後から交通規制が行なわれ、また多くの見物客で込み合います。ベストポジションで見物したい人は、早めに場所を確保することをおすすめします。
■香港3Dパルスライト・ショー（旧正月バージョン）
期日：2月10日（水）～29日（月）
時間：20：30、21：00、21：30、22：00
場所：香港文化中心前広場
料金：無料香港政府観光局主催のイベントに合わせて開催される新しいエンターテイメントショー。音楽やカラフルなライトと共に、香港文化中心や時計台に映し出されるプロジェクションマッピングが刺激に溢れた夜を演出してくれます。シリーズ最後となる今回のテーマは「旧正月」。どんな壮大な内容になるのか乞うご期待！
■マドンナ "Rebel Heart Tour" 香港演唱會 2016
期日：2月17日（水）～18日（木）
時間：20:00～
場所：アジアワールドエキスポ
料金：$2488/ $1888/ $1488/ $688GUCCIのデザイナーによる衣装、修道女のポールダンサー、大掛かりな舞台装置など、昨年9月にカナダのモントリオールで初日を迎えて以来、何かと話題が絶えない今回の「レベル・ハート・ツアー」。10年ぶりの日本公演もさることながら、待望の香港公演が決定したのも大きな話題のひとつ。コンサートではアルバム「レベルハート」からのチョイスが半分ぐらい、マテリアルガール、ライクアバージンなど往年のヒット曲も披露される予定で、往年のマドンナファンでも充分に楽しめる内容になっています。
■香港マスターズ
期日：2月19日（金）～21日（日）
時間：9：00～0：00（19日18:30～、21日～18：00）
場所：アジアワールドエキスポ
料金：$330 / $590 / $720 / $850 / $980 ※いずれも大人料金
香港乗馬総会協賛のこの大会はアジア初の国際馬術障害物競走。馬術マスターズは2010年にEEMワールドで誕生したコンセプトで、アジアで唯一の最高水準CSI5（5ツ星）を獲得した大会。演技の正確さや美しさを競う競技が繰り広げられます。
■C3日本動玩博覽2016
期日：2月19日（金）～21日（日）
時間：12：00～21：00（21日～19：00）
場所：香港コンベンション＆エキシビションセンター
料金：$30 （前売り）/ $35（当日）毎年夏に東京で開催される「キャラホビC3×HOBBY」の香港版ともいえる盛大なアニメキャラクターイベント。毎回多くのアニメファンで賑わいます。今回の目玉は19日に開催されるTRUEと黒崎真音によるアニソンライブや前回に引き続きSKE48の6名によるステージ、20日はKOTOKO × ALTIMAのパフォーマンス、そして21日のガンダム特別ステージ。もちろん恒例のコスプレコンテストも見逃せません。
■第43回香港アートフェスティバル
期日：2月19日（金）～3月20日（日）
場所：香港各所香港内にある大小さまざまな劇場やイベントスペースを使い、約1ヵ月にわたって開催される香港最大の芸術祭です。その演目も演劇やダンス、クラシック音楽、オペラ、ジャズなどさまざまで、香港のみならず世界中からアーティストたちが集結します。中には日本ではめったにお目にかかれない公演もあり、芸術ファンにはたまらないイベントです。人気公演はあっという間にチケットが売り切れてしまうので、お目当ての公演がある場合はお早めに！
いかがでしたか？
旧正月を境に新しい1年が始まるとあって、今月の香港はいつも以上にイベントが目白押し。特に話題なのは、何といってもマドンナのコンサートでしょう。その過激な内容からシンガポールでは年齢制限が付きましたが、果たして香港ではどんなステージになるのか今から楽しみです。それ以外にも新年の幕開けにふさわしい伝統行事や楽しいイベントもたくさんあり、賑やかな2月になりそうです。
以上、香港ナビがお伝えしました。
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記事登録日：2016-01-28
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