5月の香港 【2012年】

5月の気候・服装

香港は5月中旬まで、暦上は春ですが、気温は夏と同じくらい高くなります。日中の平均気温は25度前後まであがり、湿度も高いので、半袖でちょうど良いくらいです。ただし、バスや電車、建物内に入ると、冷房が効いていて寒いです。カーデガンなどの上着を常に持ち歩くことをおすすめします。

祝祭日＆暦

5月1日(祝日)労働節（Labour Day）
2012年5月の祝日は1日のみ。労働節は祝日となります。政治や経済などの社会問題に興味のある人が多い香港では、様々なデモや集会が行われます。そのため、交通規制や混雑の予想される場所があります。お出かけ前に交通機関のチェックをお忘れなく。

雨の日対策

5月は雨季でもある香港。雨季の香港も悪くないものです。亜熱帯地方独特の雰囲気を味わうことができます。雨に慣れている香港の街では、いつでもどこでも雨の日グッズを手に入れることができるので心配は入りません。セブンイレブンなどのコンビニエンスストアでは簡易用のレインコートや折りたたみ傘が安く売られています。また、香港の有名なコスメティックショップSASAでも、雨の日になると、SASAオリジナルデザインの折りたたみ傘が店頭に並びます。雨の日に敢えて外出し、雨の街を歩きたい方には、レインブーツが必要かもしれません。レインブーツも今やおしゃれアイテムの一つ。香港でも多くのお店でおしゃれなレインブーツが売られています。ひざ丈の長い丈のものから、シューズタイプの短い丈やショートブーツ風のレインブーツなど種類も様々です。

雨を避けて香港を楽しむ

雨に濡れることなく香港を楽しみたい方、大丈夫です。香港はMTR駅直結のショッピングモールも多いので、雨の降っている香港の街を歩かずにお買い物やグルメを楽しむことができます。

ローカル系市場でお買い物

大型ショッピングモールではなく、香港ならではのローカルの市場で買い物をしたい方も大丈夫です。屋根がある市場もあります。

★ジェード･マーケット
翡翠を中心としたアクセサリーや小物を購入できるマーケットです。マーケットには屋根があるため、お買い物中は雨に濡れることなくショッピングを楽しめます。MTR荃湾線佐敦（Jordan）駅から徒歩で10分ほどかかります。雨の日にはホテルなどからタクシーで向かえば雨に濡れる心配もありません。

★ジャーディンズ・クレッセント
MTR港島線、銅鑼灣（コーズウェイ・ベイ）駅F出口を出ると目の前にある露店街です。リーズナブルなお値段の衣類や小物類が所せましと並べられています。周辺にはレストランや大型デパートなどもあるので、一か所でお買い物やお食事を済ませることができます。

美術館・博物館を訪れる

雨季である５月には、芸術鑑賞がおすすめです。この機会に、香港に関係する芸術関係の催し会場に足を運び、まだ知らぬ香港について見分を深めてみましょう。

★烏龍王―漫畫家雷雨田文物選粹
(Woo Lung Wong : Exhibition of Cartoonist Louie Yu Tin’s Collection)
日程：2012年2月22日～2012年6月4日
時間：月・水～土10：00am-18：00pm、日・祝日10：00am-19：00pm
休み：火曜日
場所：香港文化博物館（Hong Kong Heritage Museum）

1940年から1950年にかけて、中国の広州、香港、マカオで人気を得た漫画家、雷雨田（Louie Yu Tin）の作品の展示会です。彼の描いた漫画や執筆した文章などのほとんどが香港文化博物館に寄贈されています。

★香港貨幣展（Hong Kong Currency Exhibition）
日程：2012年3月14日～2012年6月4日
時間：月・水～土10：00am-18：00pm、日・祝日10：00am-19：00pm　
休み：火曜日
場所：香港歴史博物館（Hong Kong Museum of History）

香港の通貨の歴史を時代別に紹介する展示会です。香港で初めて作られた通貨、元から始まり、イギリスに統治され、元がドルに変わるまで、香港人の生活に影響を及ぼした香港の通貨の歴史を知ることができます。

★博、精、深、新 — 林家聲藝術人生
(Virtuosity and Innovation - The Masterful Legacy of Lam Kar Sing)
日程：2011年7月20日～2012年5月14日
時間：月・水～土10：00am-18：00pm、日・祝日10：00am-19：00pm
休み：火曜日
場所：香港文化博物館（Thematic Gallery (1) & (2),Hong Kong Heritage Museum）

2009年にユネスコ無形文化遺産の代表リストに登録された広東オペラ。言葉が広東語であることと、中国の伝統的な地方劇であるため、日本人にとってはなかなか興味の持てるものではないようです。広東オペラを実際に見に行くほどではないが、香港の伝統文化として少し興味があると言う方に、この展示会をおすすめします。広東オペラで有名な林家聲（Lam Kar Sing）の活躍を紹介する展示会です。写真やビデオなどで広東オペラについて学ぶことができます。

いかがでしたか、5月の香港。年に一度の長期休暇、ゴールデンウィークを満喫できるように、しっかり計画を練って香港に遊びにいらしてください。以上、香港ナビがお伝えいたしました。