オーシャンパークのニューアトラクションで、タイムスリップ??

1950年代から70年代の香港を再現したニューアトラクションがオープン!


こんにちは、香港ナビです。2012年、35周年を迎えたオーシャンパークでは、さまざまな新しい記念イベントやアトラクション、テーマパークなどのオープンを予定しています。その中から今回ご紹介するのは、3月15日に正式オープンした新しいテーマパーク『Old Hong Kong(香港老大街)』です。1950年から70年代の香港の街並を完全に再現!外国人でも、どこか昔懐かしい感覚がよみがえってくるような、とっても面白い不思議な気分が味わえます。また香港人にとっては、おじいちゃん、おばあちゃん、お母さん、お父さんが『あるある』で盛り上がっちゃう楽しさを子供たちも一緒になって楽しめるテーマパークなんです!早速、ご紹介しましょう!

オープニング・セレモニー


注目のオープニングに先立ち、メディアを招待して3月14日にオープニングセレモニーが行われました。香港行政区特首のドナルド・チャンを始め、香港の往年のオールデイズ歌手として人気のジョー・ジュニアや俳優の胡楓、エリック・チャン、モデルのジェニファー・ツェーなどが集まり、当時を彷彿とさせるコスチュームでセレモニーを盛り上げました。また、オーシャンパークのパフォーマーたちが当時の市民たちを再現。本当にタイムスリップしたような気分を演出していました。
行政特首のドナルド・チャンも出席

行政特首のドナルド・チャンも出席

当時の人達に扮したパフォーマーたち

当時の人達に扮したパフォーマーたち

俳優のニコラスの妹で、モデルのジェニファー・ツェー

俳優のニコラスの妹で、モデルのジェニファー・ツェー

80歳になる胡楓(ウー・フォン)は、芸能界の生き字引??

80歳になる胡楓(ウー・フォン)は、芸能界の生き字引??

テーマパークは?


とっても広いオーシャンパーク内は、ケーブルや海洋列車で上っていく山の上に位置する『高峰樂園(The Summit)』と、正面入り口から広がる『海濱樂園(The Waterfront)』の大きく2つのパートに分かれています。この新しいテーマパークは、『海濱樂園(The Waterfront)』にあり、ケーブルカー乗り場のすぐお隣になります。およそ3,720㎡の広さです。ちょうどストリート風に細長く続いており、待ち歩き気分で楽しめます。一歩踏み込んだ時から、時間が逆戻りして別の世界にやってきたようです。派手な乗り物や動物たちはいませんが、まるで映画のセットのような建物が通りにずらっと並んでいて、写真撮影にぴったり!商品がもらえるゲームや、昔ながらの食べ物も魅力的です。お父さん、お母さんが子供に戻って楽しめるのもいいですよね!家族全員でいっしょにはしゃいじゃいましょう。

注目ポイント!

今はこのデザインのバスは見られません

今はこのデザインのバスは見られません


50年代の2階建てバス

香港の交通機関といえば、二階建てバスが特徴です。イギリスの植民地であったため、ロンドンの2階建てバスを模して香港市民の足としてずっと続いていますが、ここでは、50年代当時の古いタイプのバスが見られます。九龍バスが提供した、なんと世界に3台しかないバスの1台なんですよ。赤い色や丸みを帯びたシェイプが、ロンドンのバスによく似ていますね~今とはずいぶん違います。

香港に一台だけ!

香港に一台だけ!


ハンドメイドの復刻版トラム

半世紀前に使用されていた120号のトラムを元に、50年代のトラムをハンドメイドで復元したトラムです。当時と同じように藤の木版で椅子等細部に渡って再現しています。香港でも、ここでしか見ることができません。実際に香港島を走っている現在のトラムに乗ってみてから、ここで昔のトラムに触れてみて、比べてみるのもいいかもしれませんね。


セントラル・フェリーターミナルの時計塔再現

現在は新しいセントラル・フェリーターミナルですが、50年代当初にあったイギリス式建築による時計塔を再現して建築しました。白と緑の建物が、現在のフェリーの色にもまだ残っていて懐かしい感じがします。実際に当時と同じイギリスの著名な時計製造会社に依頼して再現させた時計です。

ずらっと並んだ買い食いのショップ

ずらっと並んだ買い食いのショップ


香港式買い食いストリート

見るだけが楽しみじゃありません。今も香港で親しまれている庶民のB級グルメ『買い食い』おやつや、お土産にもできるお菓子を、当時のようにアレンジして販売しています。今でも街中で販売している、エッグタルトやチャーシューパイ、ピータンパイから、焼きそば、チャーハン、麺類もちょっと昔風にアレンジ。お腹の中も、50年代に!?

『唐楼』の再現

築50年以上のエレベーターのない低い住宅を『唐楼(トンラウ)』と呼びます。現在も香港の下町を歩けばたくさん残っていますが、ここではもうすでに取り壊されてみることのできない当時の建物を再現しています。西洋式の建築に、1階が店舗、2階が住居になった建物で、現在のようなイルミネーションはありませんが、当時の看板もとても派手で目を引くものばかり。床屋さん、雑貨屋さん、籐製品屋さん等、当時よく見られたお店も再現しています。


娯楽の殿堂!?映画館

アジアのハリウッドとも言われ、早くから映画の娯楽文化が盛んだった香港ですから、当時の映画館も人気の場所のひとつ。写真ではなく、絵によって描かれた昔の映画のポスターもたくさん展示されています。また、映画館の前では似顔絵描きも行っていて、当時の風情を感じることができます。映画館の中では、アトラクションも行われていますよ。
周りには、当時の映画のポスターもいっぱい! 周りには、当時の映画のポスターもいっぱい!

周りには、当時の映画のポスターもいっぱい!



ゲームでも懐かしさを体験!

唐楼で再現された昔懐かしい店舗ですが、実は参加して景品がもらえるゲームができるようになっているんです。エッグタルト型のクッションや、バスやトラムをキュートにデザインしたキーホルダーや携帯ストラップ等、記念にもらって帰りたい景品がいっぱいです。がんばって、ゲットしちゃいましょう!


おもしろパフォーマーたち

さらにこの街をリアルに再現しているのが、当時の市民を演じてゲストを楽しませるパフォーマーたちです。お店の店員やおまわりさん、人力車夫、一般市民なども当時のコスチュームをそのままに、よりリアルに表現しています。一緒に写真を撮ったり、遊んだり、気分を盛り上げてくれる、演出です!

その他にも、見どころいっぱい!


『四川奇珍館』オープン

4月2日からは、中国の四川省の国宝級動物『金絲猴(Golden Monkey)』のつがいを、四川省林業廳及成都動物園から借り入れ、オーシャンパークが力を入れている中国の動物保護の大使として公開することになりました。とってもかわいいこの2匹は、パンダと並んで、オーシャンパークで見られる中国の珍しい動物として注目を集めています。

かわいい2匹の金絲猴は、オスが『虎虎(Hu Hu)』メスが『樂樂(Lo Lo)』と名づけられています。孫悟空のモデルとも言われていますから、なんとなく親しみを感じちゃいますね。でも、実際に見ることはなかなかできない貴重な動物なので、この機会にぜひオーシャンパークに会いにきてください。また、この2匹をモチーフにしたキュートなグッズや、アトラクションも用意されています。お楽しみに!


いかがでしたか?普通の遊園地にはなかなか見られない、香港らしさがいっぱいのテーマパークですね。35年間香港市民の行楽の場所として根強い人気を誇るオーシャンパークならではの発想だと感心しました!!ぜひぜひ、足をお運びくださいね。以上香港ナビがお伝えいたしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-05-24

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