きっちゃんのアンディ・ラウ(劉徳華)コンサート速報!

お正月休みにアンディが香港でコンサートを開催中と聞き、早速行ってまいりました。
名前 : きっちゃん /出身地 : 日本の西のほう /趣味 : そりゃアーロン・クォックのお姿を見つめること!でしょ。アンディは2番目に好きな人 /コメント : 年に4回は香港に来てます。

こんにちは、きっちゃんです。いつもはアーロンのおっかけをしていますが、今回は2番目に大好きなアンディ・ラウのコンサートに行ってきました。その時の様子を皆さんにレポートしたいと思います。

稲妻がアンディを貫く?!

コンサート開始時刻となり、会場が暗くなり、唯一明るいステージに登場したのは宇宙人のようなかぶりものをしたダンサー達・・・某有名映画のヨーダもどき、と言えばピンとくるかと思います。彼らがステージ中心を囲むように立つと、下からいよいよアンディの登場です。アンディも宇宙服のような衣装です。一曲目は「天比高」、途中まで歌ったところでアンディはヘルメットのようなものを被り、さらにステージの上には何やら装置が登場します。「何だ?何だ?」と思っているうちにビビビっと音がなり、装置からアンディの指先へ、アンディの指先から、ダンサーズが持っている剣へ稲妻が発生しています。コンサート会場で稲妻を発生させるなんて!最初から驚きの、まさに香港らしいコンサートのスタートです。
電気が体を通っていることになるので、それなりに危険なようで、電気が体を流れる時間には制限もあります。さらに、汗をかくのもあまりよくないようなので、アンディは開演15分前には衣装を着て、汗をかかないような状況で開演を待つとのこと。この衣装は絶縁金属で出来ており、今回の衣装の中で一番高いものだそうです。

ファンが最も喜ぶアンディの肉体美

次に「花花世界」で登場したアンディは素肌にオーバーオールのようなズボンとジャケット。素肌に着ているということは、もちろん途中で上のジャケットは脱ぎます。
下がオーバーオールのようなズボンなので、それほど素肌が露になるわけではないのですが、脱いだ時の歓声がすごいのです。
曲もアップテンポなものが多く、コンサートは始まったばかりだというのに、既に観客はかなりの興奮状態です。この衣装、白の日が多かったのですが、黒の日もありました。白も良いけれど、個人的には黒のほうが好みです。

20年前のアンディの写真も大画面に映し出され、アンディは「20年前は太っていたけど、今は痩せてかっこよくなりました」とか「太っていてもファンになってくれた?」とか話していましたが・・・20年前の写真も今に比べれば丸いですが、普通に見れば太ってなんかいないと思うのですが。

女性ダンサーとの絡み、うらやましい!

お次は何やら、少しばかり戦時中のようなムードで、士官のようなスーツを着たアンディは愛する人に見送られて旅立ちます・・・。でもそれは戦いの旅ではなくて、恋愛の旅だったようです。ここではアンディのコンサートではお馴染みのシェリーさんを含めた3人の女性ダンサーと熱烈な(?)ダンスを繰り広げます。女性ダンサーさんもプロだからそんな意識はないのでしょうが、ファンならきっと「アンディとそんなに顔を近づけて、羨ましい~」って思うぐらいに接近しています。
ソファーをダンサー達が上下左右にくるくる回しながらのダンスでは、よくソファーがここまでくるくる回るなぁと感心していたのですが、よく見ればコマがついていました。アンディがソファーを利用して一回転する時の歓声が大きかったのですが、私はソファーの上で反り返った姿勢をしばらくキープしていた時のほうがすごいなと思ってしまいました。動きとしては地味なのですが、あの姿勢でしばらく止まっていることができるのはかなり腹筋と背筋を鍛えている証拠でしょう。最後に再び愛する人のもとへ戻ってきたアンディ。ここでは女性にひっぱたかれているのであろうシーンもダンスで表現。その振り付けが可笑しいのか、かなりの笑い声がありました。2人がだんだん仲直りしていく様子がダンスだけで上手く表現されていました。ここのシーンのスーツ姿、アンディはこんな格好をさせると本当に似合いますね。

20年前の悪あがき

次は一転して、ステージにはコミカルなピエロたちが登場。
アンディもピエロの赤鼻をつけて登場、歩き方もちゃんとピエロになっています。最初の曲は「笨小孩」、歌い終わると「20年前の悪がきです」と挨拶していました。ここでの目玉はマジックです、登場した女性へアンディが筒状の布のかけてあげると、シルバーから赤の衣装に変わり、アンディが銀色の紙ふぶきをかけてあげると、赤から白の衣装へと変化します。単純なトリックなのですが、けっこうあざやかにやってくれるので、大きな歓声に包まれます。

迫力の演技で「俳優・アンディ」にもあえます

なぜか今回のコンサートはトークの時間になるとやたらと「靚仔でしょ」を連発していました。みんなが写真を撮っていると、わざわざ止まって「はい、どんどん写真撮って!スクリーンセーバーでも、携帯の待ちうけでも何でも使って」と、言ってポーズを決めていました。最終日近くになるとファンの子達もそのあたりをよくわかっていて、アンディが話し始めるとどこからともなく「靚仔」コールが湧き上がり、アンディが「話を聞いて」と言ってもぜんぜんやまない靚仔コール、最後にはアンディは履いている靴を脱いで投げつけようとします(もちろん冗談です)が、なかなか収まりません。こんなファンとのフレンドリーな会話もアンディならではないかと思います。
コミカルなピエロから今度は蛍光色の花や亀や孔雀が登場し、とてもファンタジックなステージになりました。コンサートなのに、ここではミュージカルを見ているような気分なれます、すべてのシーンにおいて布がとても効果的に使われていました。
最初に登場したのは数人の女性ダンサー、その中の1人とアンディは恋におちるのですが、どこからともなくやってきた敵に引き裂かれる2人。
アンディはあっけなくつかまりますが、彼女はなかなかに抵抗します。敵の投げてくる武器をポンポンと器用にけり返す彼女、武器を四方から投げられて、また武器を投げた人のほうへけり返さなくてはいけないので、けっこう複雑なことをやっていて拍手ものなのですが・・・きっと多くの目線は捕らえられたアンディのほうへ向いているんだろうなぁと思うと少し可哀想です。アンディが逃げろというのに逃げない彼女、アンディが上へ吊り上げられても必死で手をつないでいるのですが、結局最後は下に落ちて行ってしまいます。
どうなるのかと、アンディに目を奪われている間に、ステージの四方の隅の1つに巨大な仏像が登場していました。いつの間にこんな仏像が!?と思うのですが、よくよく確認してみれば一瞬の間に空気をいれて、ステージ上に登場させているのです。仏像の後ろ側の客席はステージがまったく見えないと思うのですが、香港の人達はそんなことで不満を言ったりはしないのかな、と気になりました。

盛り上がりは最高潮、握手タイム

いよいよコンサートも最終部分に突入です。
「超人」を歌いながら、かなり動きまわるアンディの後は・・・。ファンの皆さんがお待ちかねの握手タイムです。誰のコンサートでもこの握手タイムはすごい混雑なのですが、アンディは特にすごいような気がします。本当に老若男女みんながアンディと握手したがっています。また、他の歌手ならここまで無防備にファンに抱きつかれたりしないようにしていると思うのですが、アンディはかなり無防備にファンに近寄っているように思えます。警備員がファンの子に怒ると、「僕のファンなのだから」と反対に警備員をたしなめるところはさすがファン思いのアンディです。ファンに対してずっと「気をつけて」と言っているのですが、見ているこっちは「気をつけないといけないのはアンディの方やわ」と何度心の中でつっこんだことか。

Andoxと黒仔と一緒に無間道

戦場の握手タイムが終わるとAndoxと黒仔の登場です。アンディ考案のキャラクターなのですが、まさかこんな風にコンサートにまで登場するとは!

けっこう大きな2人なのですが、とにかく可愛いのです。ダンスをするかと聞かれれば「やってみる!」とかなりの腕前を披露し、ダンスが終わった後は、一緒に踊ったダンサー達に「君たちはもう必要ないから、帰っていいよ」と言ったり、「僕のファンはどこ?」と会場を歩き回ったりして、とてもお茶目な2人です。この2人とアンディが一緒に歌う歌は、なんと「無間道」。3人のスリーショットはかなり笑えるのですが、アンディは真面目~に歌います。Andoxと黒仔の声はボイスチェンジャーを利用しているような声で、この声で大真面目に歌い、「我係差人」などの映画のセリフまで飛び出すのは本当に面白いです。
歌い終わった後には転んでしまう黒仔、それを見ていたAndoxも自らわざと倒れてアンディに「どっちを先に助ける?」と聞いたりもします。

転んだ時に落としたマイクを手が床に届かない為に拾えない黒仔に、「僕がマイクを拾ってあげる」と、言いつつ拾うふりをしてマイクを再び遠くへ蹴ってしまうAndox。この2人が出ている間は笑いが絶えませんでしたが、最後には「ずっとアンディを応援してね」と、言うような一面もあり、何とも愛すべきキャラクターです。この2人、アンディのことを「ママ」と呼んでいるのです、まぁ確かにアンディは生みの親なのですが・・・。

毎日見ても飽きないコンサート

ここから数曲は日によって、違う曲を歌っていました。
最後は天使の羽をつけ「没有翅膀的天使」を歌いながら、何段かのケーキのようなステージの上に立ちます。かなり上まで上がっていったのですが、最後はロープにぶら下がって降りてきて、ステージに着地。最後の最後まで見せてくれました。
約3時間のコンサートなのですが、盛りだくさんでバラエティに富んだ内容で毎日毎日見ても飽きない、楽しいコンサートでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-01-11

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